RVCAライダー バロン・マミヤ 独占インタビュー「ジョンジョン・フローレンスやケリー・スレーターとの関係性」
ライター: WAVAL
左:フィルマーのパーカー・デイビス、中:バロン・マミヤ、右:弟のブレイセン・マミヤ
日本人の父を持つ ハワイ出身のCTサファーで、RVCAライダーのバロン・マミヤ(Barron Mamiya)(24歳)。最新フィルム ”INTERLUDE”日本初上映イベントの為、フィルマーのパーカー・デイビス(Parker Davis)、弟のブレイセン・マミヤ(Brycen Mamiya)と共に来日。今回は、来日時に行った独占インタビュー記事となります。
父は沖縄生まれの日本人
バロン・マミヤ「今回で日本に来るのは3回目。これまでQSイベントで千葉に行って、波は小さかったけど、とても楽しめた。イベントに参戦できて良かったよ。」「日本人の父は沖縄生まれたけど、生まれて2週間くらいですぐハワイに移住したんだ。僕は沖縄にはまだ行ったことはないけど、自然は綺麗だと聞くし一度行ってみたいね。」
2024CT第1戦パイプラインで夢の優勝を果たす
「今シーズンの初戦で優勝できたけど、パイプラインで優勝することが夢だったからとても嬉しかったよ!優勝の要因は、自分を信じて楽しめたからかな。でもその後の試合は精神的な準備ができてなくてダメだった。シーズン通しては、全体的には良かったと思うし、とても勉強になったよ。」
その『 CT2024開幕戦 パイプ・プロ』で、バロン・マミヤがファイナルでパーフェクト10をスコアし、ジョンジョンを破り優勝した時の映像がこちら。
バロン・マミヤ「あの10ポイントは信じられないよ。バレルから出てきたのが信じられなかった。ジョンがいなかったら、ジェイミー(オブライエン)がいなかったら、アンクルD(デレク・ホー)がいなかったら、今の自分はない。この人たちのサーフィンをずっと見てきたし、ジョンのサーフィンを見てパイプラインでバレルをゲットすることを学んだ。ファイナルでジョンと戦い、しかも10点台を獲得してて言葉を失ったよ。この日のことは一生忘れることはないよ!」
好きなサーファーはジョンジョン・フローレンスとアンディ・アイアンズ
「好きなサーファーはジョンジョン・フローレンスとアンディ・アイアンズだよ。同郷のジョンジョンは今年、怪我も乗り越えて世界チャンピオンになってとても嬉しかった。彼はいつも自然体でリラックスしているところが好き。アンディは彼のスタイルが兎に角、好きなんだ。」
ケリー・スレーターとの関係性と競争。ジョンジョンは?
「ケリーは凄くいい人だよ。そこまで深い関係を持てているわけではないけど、何度かしゃべったことはある。ケリーと競う時はまた話は変わってくるけどね。みんな知っての通り彼はとても競争心の強い人だから。自分もまだ若いし彼と同じ土俵にいれること自体が凄いことで、子供の頃から見てた彼と競うっていうのは夢の1つだったから。」
「ジョンジョンの場合はケリーとは少し違う。彼自身凄くメローなサファーだし。ヒートに出る時も、彼はただサーフィンがしたいんだと思う。戦略なども考えずただサーフィンを楽しんでいるんだ。」
新作のサーフフィルム”INTERLUDE”について
「今回のフィルムはハワイでずっと撮り溜めていたもの。またインドネシアの波が良くて、フィルマーのパーカーが上手く撮ってくれたから世に出したいなと思ったんだ。」(関連記事:バロン・マミヤが ハワイ・ノースショアーから来日!最新フィルム”INTERLUDE”日本初上映会を開催)
バロン・マミヤの人柄
フィルマーのパーカー・デイビス「バロンは仕事やサーフィンに対してまじめに取り組んでいて、友達としてもビジネスパートナーとしても共感できることが多いよ。」
バロンの弟、ブレイセン・マミヤ「兄は面倒見てくれるし、今日本に連れてきてくれたりと、様々な経験をさせてくるんだ。」
今の課題、目標とファンへのメッセージ
「普段、サーフィン以外にも、ヨガとか筋力トレーニングをやっているよ。他のスポーツは昔スケボーをやっていた時期もあったけど、基本サーフィンしかしてきてないね。大きい波は得意だけど、小さい波に対して課題があるので今向き合っている最中なんだ。目標であるワールドチャンピオンになるために頑張ってるよ。ファンの皆様いつもサポートと私のストーリーについて来てくれてありがとう!」
Barron Mamiya(バロン・マミヤ)
2000年1月27日(24歳?)175cm 62kg。オアフ島ハレイワのノースショアコミュニティで生まれ育ち、3歳でサーフィンを開始し、いつも父親と一緒にパドルアウトしていた。2021年は怪我もありQSで結果が出ず、悩み続けていたバロン。多くの困難を乗り越え2022年ワイルドカードで出場したサンセットプロCT優勝の快挙はサーフィン史に残った。そして2024年CT第1戦パイププロでも奇跡のパーフェクト10ポイントライドで見事に優勝を飾った。
@barronmamiya
Parker Davis(パーカー・デイビス)
ハワイを拠点に世界中の波をくまなく撮影するために飛び回り多くの作品を手掛けていて数年前にバロン・マミヤと出会った。それ以来どこに行くにも親友の一人としてフィルミングに同行していてクリエイティブな方向性も似ているから作品を一緒に作ることが楽しくエキサイティングに感じている。
@parkerndavis
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この記事を書いたライター
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