松岡亜音と小林桂が優勝!QS3000 whitebuffalo OMAEZAKI Pro
ライター: WAVAL
Photo by WSL
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静岡県御前崎市(2024年9月8日日曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)ホワイトバッファロー「OMAEZAKI Pro QS 3000」が開催され、松岡亜音(JPN)と小林慶(USA)が優勝した。御前崎ロングビーチは、2~3フィートのクリーンなピークを提供しQSランキングポイントを争った。男女ともにファイナルでは、グーフィーフッター対レギュラーフッターの戦いが繰り広げられ、グーフィーの松岡が池田未来を、レギュラーフッターの小林が長澤佑磨を下した。松岡と小林はともにキャリア3度目のQS優勝となった。
今シーズン初戦で松岡が勝利
今シーズン初のQSに登場した松岡亜音は、ファイナルを最初の波からコントロールし、開始早々にこのヒートのハイスコアとなる5.75をマーク。18歳の現チャレンジャー・シリーズ(CS)コンペティターである松岡は、アクティブなサーフィンで12本の波を掴み、11本目のライディングで4.50のバックアップ・スコアを獲得した。松岡はパワフルなフォアハンドとバックハンドを生かし、ピークの両サイドを積極的に攻めた。対照的に、池田未来は松岡の半分の本数の波にとどまり、3ポイント台から抜け出せすことができなかった。
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松岡亜音「日本では久々の試合でしたが優勝できて本当にうれしい。エキサイティングなイベントで、1日中かなり緊張していましたが、素晴らしい家族や応援に来てくれた人たちのおかげで、良い波をつかみ、良いサーフィンができました。最高です!」
池田は御前崎で2年連続の準優勝を果たし、アジアQSランキングのリードをさらに広げた。モルディブで開催されたASFアジアン・サーフィン・チャンピオンシップで優勝したばかりの16歳は、2024年のクルイ・プロQS5000でも優勝しており、今シーズンのQSアジア地区で3大会中2大会でファイナル進出を決めた。
小林がキャリア最大の勝利を飾る
男子のファイナルは長澤佑磨(日本)と小林桂(アメリカ)が対戦。長澤は5.50をマークするが、小林はすぐにポジショニングをレフトに変え、6.50と4.50を立て続けにスコア。最後の波では4.90をマークし、2ウェイブの合計を11.40に伸ばし、スコアラインをわずかに伸ばした。長澤は我慢強く波を待ち、合計2本しか波に乗らずスコアを伸ばすことができなかった。対して、25歳の小林が16本もの波に乗り、これまでのキャリアで最大の勝利を手にした。カリフォルニア州サンクレメンテのローカルで、日本国籍も持つ小林は、表彰台のトップに返り咲いたことに感激していた。
小林桂「とても興奮している。日本は素晴らしいところだ。怪我を克服するのは超難しい。QSで優勝するのは久しぶりだし、3000のレースで優勝できたのはとても大きい。応援してくれたみんな、ありがとう」。
またこれは、長澤の短いキャリアの中で最高の結果でもあった。この18歳は、2023年の徳之島町プロジュニアで優勝し、1月にカリフォルニアで開催されたSAMBAZON世界ジュニア選手権への出場権を獲得していたが、QSレベルでは初のファイナル進出となった。
・結果
1位:小林桂(USA)
2位:長澤佑磨(JPN)
3位:仲村拓久未(JPN)、渡辺壱孔(JPN)
ウィメンズ
1位:松岡亜音(JPN)
2位:池田美来(JPN)
3位:野中美波(JPN)、中塩佳那(JPN)
QSアジアランキング
次のアジア地区QSシーズンの日本レッグは、IBK宮崎プロ Presented by RASH QS 3000とIBK宮崎プロジュニア Presented by RASHで、2024年9月11日から14日までウェイティング・ピリオドを持ち、CSと世界ジュニア選手権へのクオリファイを目指すアジア中のサーファーに貴重なポイントを提供する。
https://www.worldsurfleague.com/events/2024/qs
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WAVAL
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