ジョンジョン・フローレンス3度目の世界タイトル獲得!18歳のケイティ・シマーズ最年少世界チャンピオンに!2024年WSLファイナル
ライター: WAVAL
Caitlin Simmers, John John Florence Photo Thiago Diz
・18歳のとケイティ・シマーズが最年少世界チャンピオンに
・ジョンジョン・フローレンス 3度目の世界タイトル獲得で世界の頂点に返り咲く
・五輪金メダリストのキャロライン・マークスとイタロ・フェレイラが準優勝
2024年9月6日金曜日)-本日、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)のシーズン最終イベントである「レクサスWSLファイナルズ」で、ケイティ・シマーズ(USA)とジョンジョン・フローレンス(HAW)が2024年ワールド・チャンピオンに輝いた。シマーズとフローレンスは、共に第1シードとしてレクサスWSLファイナルに臨み、カリッサ・ムーア(HAW)とガブリエル・メディーナ(BRA)が優勝した2021年の第1回WSLファイナル以来、初めてその座をキープしたデュオとなった。
男子セミファイナルでイタロがグリフィンとの死闘を制す
セミファイナルでは初戦から勝ち上がってきたイタロ・フェレイラが、大声援の地元 グリフィン・コラピントとの死闘を制しファイナルへ。イタロがリードの最後1分で両者 波に乗るが、僅かにバックアップを上げたイタロが上回り決勝へ駒を進めた。
男子ファイナルでジョンジョン・フローレンスがイタロを破りタイトルを獲得
John John Florence Photo Pat Nolan
ファイナルはラウンド1から勝ち上がってきたブラジルのイタロとツアーランク1位のジョンジョン・フローレンスの対戦。
イタロはフルローテーション・エアリバース1発でバックアップ8pをスコアするなど、波に乗りまくり勢いに乗る。一発の大技を狙いに行くイタロに対し、ジョンは流れの中で軽くエアリバースを入れて繋げてくるサーフィンを披露。
ジョンは冷静に波を見極め、7.17をスコアした後、残り3分でテールハイ・エアリバース、レイバックを入れたコンビネーションをメイク。エクセレント8.33を出し大逆転でH1を勝利した。
H2 もイタロが8.17で先制。しかしすぐにジョンが大歓声が起き上がるほどの、ダイナミックなジョンジョン・シグネイチャー・レイバックハックをメイクしガッツポーズ。9.70をスコアし、今日一番の見せ所をファイナルの大事な場面に持ってくるあたり流石。この後もビッグカーヴィングとテールハイ・エアリバースを入れたコンビネーション8.43をスコアしバックアップを伸ばす。スキル、メンタル、試合運びと全てが噛み合ったジョンジョンが3度目のタイトルを獲得した。
John John Florence Photo Tony Heff
John John Florence vs Italo Ferreira | Lexus WSL Finals 2024 – Title Matches
ジョンジョン・フローレンス、歴史的3度目の世界王座へ世界の頂点に返り咲く
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は若くして将来の世界タイトル候補のレッテルを貼られ、2016年と2017年にその夢を現実にした。怪我に悩まされた7年間を経て、2度オリンピック出場し、そして父親となったフローレンスは、31歳にして歴史的3度目の世界の頂点に返り咲いた。
アドリアーノ・デ・ソウザ(ブラジル)とガブリエル・メディーナ(ブラジル)がそれぞれ2014年と2015年に連覇した後、ジョンは2016年に初の世界タイトルを獲得し、ブラジル旋風にストップをかけた。今回、6年間続いたブラジルの支配に終止符を打ち、フローレンスはメディーナ、アンディ・アイアンズ(HAW)、ミック・ファニング(AUS)、トム・カレン(USA)らと並び、3度目の世界タイトルを獲得した。
ジョンジョン・フローレンス「信じられないよ。この7年間は本当にタフだった。怪我もたくさんあったし、このポジションにいるために戦ってきた。家族、妻、息子、チーム、みんな。ケガで落ち込んだり、ここまでの数年間は本当にいろいろなことがあったから、彼らなしでは成し遂げられなかった。」
「ここまで来るのは本当に大変な道のりだった。世界タイトルを3度獲得した選手たちのリストは、とても素晴らしい人たち。メディーナに追いつくことができて興奮しているよ。」
WSL歴代世界チャンピオン
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ケイティ・シマーズが初の世界タイトルを獲得し、サーフィン界最年少の世界チャンピオンに
Caitlin Simmers Photo Pat Nolan
18歳のケイティー・シマーズ(USA)は2024年を初の世界タイトルで飾った。カリフォルニア、オーシャンサイド出身のシマーズは、タイトルマッチでWSLチャンピオンのキャロライン・マークス(USA)と対戦し、18.37というWSLファイナルで最も高いヒートトータルを記録し、歴史的な偉業を成し遂げた。カリフォルニアにとって40年ぶりの女子世界タイトルとなったシマーズは、親しい友人たちに胴上げされ、家族とオーシャンサイドのファンや仲間たちに囲まれた。またツアー2シーズン目のシマーズは今年、Lexus Pipe Pro、Rip Curl Pro Bells Beach、Vivo Rio ProでCT優勝を果たし、オリンピックデビューも果たした。
ケイティー・シマーズ「タイトル獲得はとても意味のあること。今日はあらゆる感情を経験した。信じられないわ。今日はみんなから沢山の愛を感じたわ。」
女子タイトルマッチ
女子タイトルマッチ1でマークスが勝利した後、ファイナルズ史上2度目の3ヒートまでもつれ込んだ。ヒート1でシマーズはオープニングウェイブで優位に立ち、8.50、8.33という素晴らしいスコアをマークしたが、マークスはファイナルズにおける女子のシングルウェーブの最高スコア9.60というパーフェクトに近いスコアで試合を締めくくった。
それでもシマーズはタイトル・マッチ2のオープニングでパワフルかつプログレッシブなフォームで9.17をマーク。マークスは8.00で応戦したが、シマーズは終始持ち前のセンスとパワーで攻め続け、またもパーフェクトに近い9.20をマークし、会場に集まったオーシャンサイドのファンを沸かせた。
最終の第3試合。シマーズはフォアハンドのアタックで6.33をマークし、マークスはバックハンドで7.17をマーク。しかし、シマーズはグッドウェイブを掴み、パワフルな連続ターンで8.33を叩き出し主導権を握り、初の世界タイトルを獲得した。
Caitlin Simmers vs Caroline Marks | Lexus WSL Finals
・2024年WSLファイナル結果
詳細はWSL公式HPよりチェック。
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WAVAL
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