パリ五輪直前。サーフィン日本代表 松田詩野、五十嵐カノア、稲葉玲王、コナー・オレアリー インタビュー

ライター: WAVAL

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パリ五輪直前。サーフィン日本代表 松田詩野、五十嵐カノア、稲葉玲王、コナー・オレアリー インタビュー

パリ五輪 サーフィン競技開幕まであと3日。サーフィン日本代表の松田詩野、五十嵐カノア、稲葉玲王、コナー・オレアリーのZoom 記者会見によるインタビューが実施された。

■実施日:
2024年7月24日(水) 現地時間 15:30~
2024年7月25日(木) 日本時間 10:30~

1.稲葉玲王

パリ五輪直前。サーフィン日本代表 松田詩野、五十嵐カノア、稲葉玲王、コナー・オレアリー インタビュー

・開幕3日前、今の心境
「まだ実感無いけど徐々に周りのムードも変わってきているので、自分自身も上がってきている。チョープー自体も今年3-4回目くらいで、良いポジションもわかってきて調子良いです。」

・髪型について
「日本人として気合入っている髪型はパンチパーマかなと思ってます。」

・小川直久さんのヘルメット使用の経緯

パリ五輪直前。サーフィン日本代表 松田詩野、五十嵐カノア、稲葉玲王、コナー・オレアリー インタビュー

「自分の方からご家族に持っていきたい旨をお願いしました。ヘルメット自体は自分のサイズで作り、そこに同じペイントをやった人に入れてもらった。デザインはシルバーブレット(銀の弾丸)というもので、世界のビッグウェイバーならみんな知っているものです。」

・チョープーの波、サーフボードについて
「試合当日から上がってくる予報で、はじめの2日間は良い波でできそう。板は厚めで、いつもより2インチほど長い 6”0 – 6”4のを 14本くらい持ってきている。」

「五輪では日本人魂を見せていきたいです!」

2.松田詩野

パリ五輪直前。サーフィン日本代表 松田詩野、五十嵐カノア、稲葉玲王、コナー・オレアリー インタビュー

「ここでの生活はオンオフがあっていい。昨日は波もよく調子も上がってきている。1年前にはじめてタヒチに来て不安もあったけど、割れる場所やテクニックも向上してきた。チョープーの波と自然の素晴らしさを実感している。」

「前回の東京五輪は出場を逃したけど、ここで出れたのは周りのサポートのお陰。色々あったけど全てが自分を強くしてくれた。全部の瞬間を楽しみたい。」

「国内外からコーチが来ていて、誰に聞いても良い答えが帰ってきて素晴らしい。チョープーはパワーが凄いので気を張っているけど、ジャパンハウスに返ってくるとみんないてリラックスしている。オンオフがあって心地良いです。」

・好きなことを見つけて、目標を決めて頑張る
「子供たちに向けて..。好きなことを見つけて、目標を決めてそれに向かって頑張っている時が成長を感じる。私はそれは今だと思っていて、困難なことも全てを楽しむ。成長したことを想像して日々楽しんでやってます。」

3.コナー・オレアリー

パリ五輪直前。サーフィン日本代表 松田詩野、五十嵐カノア、稲葉玲王、コナー・オレアリー インタビュー

・チョープーについて
「昨日も良い波乗れて調子はとても良い。CTでもやってるし、一番好きな波だから楽しみ。良いパフォーマンスに集中すれば、結果は後からくると思っている。」

「子供の頃、空手やっていたから、練習後に「気合い」って言っていた。サーフィンも気合と自信で頑張りたい。」

「子供のころ沢山スラブな波に乗っているから(コナーはオーストラリアと日本のハーフでオーストラリア育ち)、チョープーはアットホームなフィーリングがある。たまに怖いけど、好きな波。」

・サーフボード
「普段と変わらないDHDの6”2 – 6”6 の板で調子良い。自分は90キロで188センチあるから幅広のリッターのある板がバランスが良くて良い。」

・勝っても負けても100%を出し切る
「母はちゃんと頑張って負けるなら良いと言っているので、勝っても負けても100%で頑張ります。」

「欲しいのは絶対、金メダル。金しかない。」

4.五十嵐カノア

パリ五輪直前。サーフィン日本代表 松田詩野、五十嵐カノア、稲葉玲王、コナー・オレアリー インタビュー

・チョープはシンプル
「普段は技の組み立ても考えないといけないけど、チョープはシンプル。バレルだけに集中すればいいけからやりやすい。深く入るとか、点数を作ることに集中して、考えすぎないようにしている。」

「前回は銀メダルで、モチベーションにもなった。またチャンスがあるのがありがたい。心身ともに調子が良くて自身があるから五輪に集中する。」

・高得点を取るために意識していること
「まず波選び、点数の出る波を見つける。また相手には良くない波に乗させる作戦とか。そして波に深く入る。普段のフリーサーフィンは気持ち良さを求めるけど、大会では深さをギリギリのところまでを求める。大会のプレッシャーを感じながら普段と同じフィーリングでやることに集中している。」

・良いボードがあると自信なって、考えることが少なくなる
「様々な種類の板を30本持ってきている。普段より厚めで幅が狭い6”2(普段は6”0)、前に厚さが入って後ろは薄め 。シャープアイのシェイパーのマルシオさんと調整した。良いボードがあると自信になって、普段より考えることが少なくなるのでありがたい。」

・ヘルメットをかぶらない理由
「ヘルメットは大切だけど、ちょっとした違いで感覚が崩れるのが嫌。メダルを取るためならリスクを取ってでもパフォーマンスを出したい。今までしてないのに、急にしてバランスが狂うほうが危ないのでいつも通りで行きます。」

・チームの為に優勝するというマインドセット
「周りのサポートもしっかりしていて、サーフィンだけに集中できる状態でありがたい。チームで一緒にいるだけで優勝と同じくらい幸せで、結果はボーナス。みんなでポジティブだし日々前進している。」

・今は一番大きくて難しい波に乗りたいというのを目標に
「チョープーには子供の頃は来たくない場所だった。でも今はでかい波にワクワクしていて、挑戦したい、一番大きくて難しい波に乗りたいというのを目標にしている。10歳の頃の自分に、今の自分ができるってことを見せたい。」

・これ以上できないというくらい練習してきた
「前回の五輪同様、これ以上できないというくらい練習してきた。できることは全部やった。準備は100%だから、あとは自分のサーフィンに集中します。」

・昨日も夜中1時頃まで勉強していた
「ハーバードビジネススクールのオンライン授業が昨日も夜中1時まであった。やりたいことが沢山あって、サーフィンに響かないようにしている。勉強中はサーフィンのことはまったく考えない、その切替がバランス取れて良いです。」

・チームに対する想い
「昔からサッカーとかバスケとか好きで、チームスポーツに興味があった。五輪のおかげで今その夢が叶った。チームをサポートすることで自分にも勉強になって、自分もみんなにサポートされている。みんなリスペクトし合っています。みんなで幸せを分かち合っています。」



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