五十嵐カノアが10位！イタロ・フェレイラとヴァヒネ・フィエロが優勝！パリ五輪前哨戦チョープー開催 CT第6戦 資生堂タヒチ・プロ

Photo  Matt/WSL

イタロは世界ランク5位に、ジョンジョンは1位に浮上

パリ五輪2024の前哨戦となるCT第6戦、 ワールド・サーフ・リーグ（WSL）2024チャンピオンシップ・ツアー（CT）第6戦「SHISEIDO Tahiti Pro Presented by Outerknown」が開催。チョープーの8～12フィートのビッグウェイブでイタロ・フェレイラ（ブラジル）がジョンジョン・フローレンスを破り優勝を飾った。イタロは世界ランク5位に、ジョンジョンは1位に浮上。また女子は昨日、ワイルドカード出場のヴァヒネ・フィエロ（フランス）が、ブリサ・ヘネシー（CRC）をファイナルで破り優勝。準優勝のブリサ・ヘネシーは世界ランキング1位に躍り出た。7月下旬にこの場所で開催される2024年パリ・オリンピックを前に、世界から注目されたイベントとなった。

イタロ・フェレイラが 決勝でジョン・ジョン・フローレンスを下す

2019年のワールド・チャンピオン、イタロ・フェレイラ（ブラジル）は、今年のLexus WSLファイナルズへの出場権を獲得するためにビッグリザルトが必要だった。彼はこの日、ラウンドオブ16とクオーターファイナルのヒートで大勝し、タヒチでの初のファイナルへ向けて勢いをつけた。今日の勝利でフェレイラはランキングを11上げてファイナルズ出場圏内の5位にランクアップを果たした。

「この瞬間を待っていたんだ。バレルではなく、様々なタイプの波で優勝してきた。去年はこのイベントを逃して、やっとここで優勝することができた。本当に興奮している。神様と家族と友達に感謝したい。これで仕事は終わった。次はエルサルバドルの準備だ。」

ファイナルでフェレイラは、ジョン・ジョン・フローレンス（HAW）というグーフィー対ナチュラルフッターの対戦となった。フェレイラは開始早々、エクセレントスコアを連発し、最初の12分間でヒート・トータル17.70をスコア。フローレンスは、最初の波でワイプアウトを喫し、リカバリーとコンビネーション・シチュエーションからの脱出に時間を要した。フローレンスは超クリティカルなレイト・ドロップとチューブメイクを見つけ、9.33をマークしたが、時間が迫る中、バックアップを見つけることができず、2019年世界チャンピオンのフェレイラが2023年のSurf Ranch Pro以来の優勝を決めた。

しかしジョンジョンのライディングはとても惹きつけられますね！

ケリー・スレーター、2022年以来のベストリザルトを獲得

タヒチ・プロで5度の優勝経験を持つ、11度のワールドチャンピオンのケリー・スレーター（USA）は、ワイルドカードで出場し5位に。特にラウンドオブ16のイーサン・ユーイング（オーストラリア）との対戦では、スレーター・マジックを見せつけた。ユーイングは素晴らしいスタートを切り、2ウェイブ・トータル14.17をスコアしケリーを追い込んだ。しかし52歳のケリーはセットにレイトドロップインでチューブインし、パーフェクトに近い9.73をスコアして追い上げた。そしてケリーは残り数秒、ミッドレンジの低いスコアが必要となる場面で、スモールセットを見つけ、可能な限り長くチューブに入り、大逆転で勝ち上がった。

ユーイングは7月のパリ・オリンピックでこの地に戻ってくるが、今回のパフォーマンスは自信に繋がったであろう。その後、ケリーはクオーターファイナルでラムジ・ブーヒアム（MAR）と対戦し、16.66という素晴らしいスコアを記録しセミファイナル進出を決めるように見えたが、ブーヒアムがクリティカルでディープなチューブライドを決め、パーフェクトに近い9.80をスコアしてGOATをノックアウトした。ラウンドオブ16で五十嵐カノアを破ったブーヒアムにとって、この日は大きな一日となった。最終的にブーヒアムはセミファイナルで優勝したフェレイラに敗れた。

世界ランキング

Round of 16 ではリズムが掴めず悔しい敗退となった五十嵐カノアは、本大会9位で世界ランキング10位に。初戦で敗退したコナー・オレアリーは22位となっている。

・男子

・女子

ALL THE HIGHLIGHTS // SHISEIDO Tahiti Pro pres by Outerknown 2024

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