真の世界チャンピオンは誰?カリッサ・ムーアの姉、ケイラ・ムーアがWSLファイナルズのフォーマットを批判
ライター: WAVAL
Carissa Moore WSL Finals ©︎Thiago Diz/WSL
先日開催されたリップカールWSLファイナルズでフィリペ・トレドとキャロライン・マークスが2023年ワールド・タイトルを獲得した。カリフォルニア トラッセルズでのワンデイトーナメントで世界チャンピオンを決定する新フォーマット『WSLファイナルズ』となって今年で3シーズン目。男子は3年連続トップシードが優勝しているものの、女子はトップシードのカリッサ・ムーアが2年連続で敗退(初年度はトップシードのカリッサが世界チャンピオンに)。昨年はステファニー・ギルモアが、今年はキャロライン・マークスが世界タイトルを獲得したのだ。
このWSLファイナルズは2021年に、当時のCEO エリック・ローガン指揮下で初めて導入されて以来、世界のファンから物議を醸してきた。多くのファンもコンペティターもこの新システムに批判的で、1年を通しての真のベストサーファーを決めるものではないとしている。スポーツドラマ、視聴率的には良いかもしれないが。
そして今回、レギュラーシーズンでは圧倒的な強さを見せていたにもかかわらず、姉のカリッサ・ムーアが2年連続で敗退したことを受け、妹のケイラ・ムーアはWSLのキャロライン・マークス優勝発表の投稿コメントでこのフォーマットを批判した。いつくかの海外メディアもこのフォーマット批判について取り上げている。
ケイラ・ムーア 「キャロラインのサーフィンは素晴らしかったけど、このWSLファイナルのフォーマットは、真の世界チャンピオンを決めるものでは無いと思う。これは私の姉のように3回連続で第1シードを獲得したにも関わらず、1日限りのイベントのために1年間の努力と苦労を奪われた選手達を落胆させるもの。フォーマットを修正して下さい。」多くの人々が、このコメントに賛同し「同意!」「100%」「事実」などとコメントしている。
一方、5×世界チャンピオンであるカリッサ・ムーアはいつものように好意的で敗戦後、キャロライン・マークスを祝福した。
カリッサ・ムーア「この写真は数年前の東京でのもの…。世界タイトル、本当におめでとう。時間の問題だと思っていたし、昨年の経験を乗り越えれば、これまで以上に強くなれると思っていた。本当に誇りに思うよ。あなたの決意、回復力、そして人としてのストーリーは、多くの人に勇気を与え、若い女の子や女性たちに、恐れずに自分の夢を追い求める力を与えるもの。あなたは偉大なチャンピオンになるし、既にそうなっている。キャロライン、大好きだよ。」
多くの批判の殺到する中、ファイナルデーのフォーマットは今度どうなっていくのか、WSLの動きに注目だ。
記事参考元 https://www.surfer.com/
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この記事を書いたライター
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