第1回全日本パラサーフィン選手権ハイライトと優勝の藤原智貴と佐藤稜馬(ピッチャー)インタビュー映像
ライター: WAVAL
9月3日(日)に千葉県白子町の剃金海岸で、国内の海での初大会となる【第1回全日本パラサーフィン選手権大会】が行われた。パラサーフィンの日本代表として活躍している伊藤建史郎(Stand 2)、小林征郁(Kneel)は今回USオープン出場の為に不参加だったものの、藤原智貴(Prone 2)、近藤健太郎(Stand 1)ら昨年12月の【2022 Pismo Beach ISA World Para Surfing】で活躍を見せた日本代表の姿も見られた。当日の波はサイズもセット胸ほどのサイズ、波数もあり、PRONE1、2の選手たちはゲットに苦労する場面もあった。
選手の奮闘とサポートスタッフの活躍をまとめたハイライト動画をどうぞ。そして以下は、Prone 2で優勝の藤原智貴選手とピッチャー(波のプッシュサポート)を担った、佐藤魁プロの兄でありアクションスポーツライターとして活躍している佐藤稜馬氏のインタビュー映像の書き起こしとなります。映像と合わせてご覧下さい!
・パラサーフィンクラス分類や大会詳細について
https://www.nsa-surf.org/
藤原智貴氏インタビュー
-NSA初の大会で優勝した感想
感想はとりあえずホッとしてるかなと。国内では絶対負けないっていう気持ちでずっとやっているのでホッとしています。
-海とウェーブプールでの違いについて
やっぱり自然が作る波と人工の波は全然違うので、どっちがどっちっていうのはないんですけど、別に苦手意識もないしやっぱり、海でやるっていう気分的にも気持ちいいし、サイズ的にもそんなに大き過ぎることもなかったので、もっと本当にいい点数を出して、ぶっちぎりで勝ちたかったんですけど、そこが次への課題ですね。
-今日のピッチャーとのコンビネーションについて
去年の世界大会のほんと直前1ヶ月前ぐらいから練習を始めて、去年一緒に世界大会行ってメダルを取ったペアなので、そこに関しては安心感というか今年も同じペアで行くので、そこに関しては問題なかったですね。あとは自分次第です。乗ってからは私なので。
-今後の活動について
このまま代表に選ばれれば、11月のハンティントンビーチである世界大会に行くことになるので、まずそこで本当に金メダルを獲ることを目指して頑張っていきたいです。
– パラスポーツを始めたい方へメッセージ
これを見た障害持った方には、やっぱりまず自然が相手のスポーツというのはなかなか他ではないので、まずやって欲しいなというのと、障害持った方がスポーツをやりたいと思った時に、その(候補に)スポーツの中にサーフィンが早く入って欲しいなというかそういう環境になって欲しいなっていうのを常に思って活動しています。
佐藤稜馬氏(ピッチャー)インタビュー
-NSA初の大会で優勝した感想
もう毎回毎回なんですけど、今回も怪我なく無事に終えられて良かったなっていうのがまずあります。かつ優勝できたので、してもらえたので凄い良かったなって思います。
-藤原選手のピッチャーになったきっかけ
最初のきっかけはコロナ禍の時に流行っていた、音声SNSのクラブハウスなんですけれど、そこで話した後にしばらくはあまり連絡を取っていなくて1年越し(去年の9月10月)ぐらいに、共通の知り合いを経由して連絡をもらって、智貴さんが12月に世界大会に出るからそのピッチャーを探してるということで練習に来てみないか、というのでお誘い頂き、千葉の太東ビーチで最初に練習をやることになりました。他にも候補の方がいらっしゃったんですけど、なんか僕が相性良いって言ってもらえて、結局そこでやることになったというのがきっかけです。
-サポートする際に気をつけていること
気を使ってることは、智貴さんの体の状態を常に見るようにはしていて、まずその安全が第一だと思うので、表情だとか、あとは体が冷えてないかとかそこはまず第一に見るようにしています。
沖にいるのは僕と智貴さん2人だけなので、そこは特に注意しないとダメだなと思っていて、その次にいい波を選べるように僕が目を光らせてるっていう感じですね。2人で特にどの波に乗るとかを相談しながら乗っています。
-今後の藤原選手との活動について
そうですね、何回か練習を重ねてその後は11月にアメリカのロスで世界大会があるので一緒に出場しようかなと思っております。
-世界大会への意気込み
世界大会への意気込みは、去年12月での大会では銅メダルだったので、今回は一緒に首に金メダルをかけられるように頑張りたいなって思ってますね。プッシャー(キャッチャー)はあまり目立つことはないんです。やっぱりライダーさんが一番スポットライト浴びるますが、キャッチャーとピッチャーの人もサポートではあるんですけど選手として出ています。どういう波に行かせるんだろうとか、どういう風にキャッチするんだろう、という所も見てもらえたら個人的には嬉しいなと思ってます。
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この記事を書いたライター
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