井上鷹、田岡なつみが5位!カイ・サラスとソレイユ・エリコが優勝!WSLロングボードツアー第2戦ベルズビーチ
ライター: WAVAL
優勝のカイ・サラス(HAW)とソレイユ・エリコ(USA)©︎Ed Sloane/WSL
オーストラリア ビクトリア州 ベルズビーチで開催されたワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボード・ツアー(LT)『Bioglan Bells Beach Longboard Classic Presented by Rip Curl』は3~4フィートのベルズのクラシックスウェルで開催され、カイ・サラス(HAW)とソレイユ・エリコ(USA)が優勝を飾った。準優勝のデクラン・ワイトン(AUS)とアリス・ルモワン(FRA)は最後までプレッシャーをかけ続け両ファイナル共、1ポイント以内の僅差で決着が着いた。
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ツアーベテラン、カイ・サラスが2011年以来の優勝
Kai Sallas©︎Tommy Pierucki/WSL
42歳のカイ・サラスは12年ぶりの優勝を飾った。これでカイの弟子でありツアーパートナーでもあるカニエラ・スチュワート(HAW)と並び、ランキング2位に躍り出た。スチュワートを含む多くの若手ハワイアンのためにボードをシェイプしながらも、サラスは自分自身をマネーメントし続け今もコンペティティブであり続けている。
カイ・サラス「この大会までには、ハードにトレーニングをして、ボードを作り、本当に真剣にサーフィンに取り組んでいたんだ。優勝したい大会があるとしたら、ここだったんだ。ベルズは素晴らしい場所で、波も素晴らしいからね。」
クオーターファイナルでトニー・シルバーニ(USA)に勝利。セミファイナルでは長年のライバルであるテイラー・ジェンセン(USA)に勝利し、イベント最高のヒートトータルを記録した。しかし、ファイナルでは一転、コンディションの悪化に見舞われ、サラスもデクラン・ウェイトンも序盤のリズムを取り戻すのに苦労する。サラスがヒート中盤に出した7.00を出したが、ウェイトンは6点台後半以上のスコアを出すことができなかった。
自身初のWSLロングボード・ツアー・ファイナルに進出できたことに感動するデクラン・ウェイトン「友人や家族の前でファイナルを迎えられたことは、とても特別なことだったよ。ファイナルではプレッシャーは感じなかったけど、最後は波が来なかったからスコアは出なかったね。でもとにかくストークしたよ。特にトップ8でマリブに入れるのはとても大きなことだね。」
ソレイユ・エリコが世界ランク1位に。ロングボード選手権トップ8入りを決める
Soleil Errico©︎Tommy Pierucki/WSL
2度のロングボード世界チャンピオンであるソレイユ・エリコ(USA)は、3度目のWSLロングボードツアー優勝を果たし、世界ランキング1位に躍り出た。マリブローカルのソレイユは、10月に地元マリブで開催されるWSLロングボードツアーで、2022年のロングボード世界タイトルを獲得する可能性も出てきた。
エリコはセミファイナルで、3度の世界ロングボード世界チャンピオン、ホノルア・ブロムフィールド(HAW)にロングボードツアー初勝利し、その後の試合の流れを掴んだ。
ファイナルは、エリコとアリス・ルモワーニュ(FRA)の3度目の対戦となった。ハンティントン・ビーチとマリブで行なわれた前回のヒートと同様、エリコは終了間際に必要な得点をスコアし、1pt以下の僅差で競り勝った。ファイナルでエリコは何度も転倒しながらもレールをフルに使い、クリティカルなノーズライドでリード。最後の波で見せた強烈なカーヴィングで試合をひっくり返し優勝を手にしたのだ。
ソレイユ・エリコ「思っていたよりずっとバンピーコンディションで、ワイプアウトの連続だったし本当にナーバスだった。アリスは素晴らしいコンペティターであり素晴らしい人だから、彼女とラインアップを共有できて楽しかった。肩の荷が下りましたね。またマリブで戦えて嬉しいし、全力で頑張ります。」
井上鷹、田岡なつみが5位!現世界ランキングは7位と13位に
井上鷹は3×ロングボード世界チャンピオンのテイラー・ジェンセン(USA)にQFで敗れ初戦に続き5位に。世界ランキングは7位と2つ落としたが、随所に攻めるサーフィンを披露し彼ならではの”鷹スタイル”を見せてくれた。魅せるサーフィンと世界トップレベルで戦える実力のある選手であることを改めて証明した。
井上鷹©︎Tommy Pierucki/WSL
井上鷹©︎Tommy Pierucki/WSL
井上鷹©︎Tommy Pierucki/WSL
テイラー・ジェンセン、井上鷹©︎Tommy Pierucki/WSL
田岡なつみは本大会2位となったアリス・レモイン(FRA)に、井上と同様QFで敗れ本大会5位に。世界ランキング13位と順位を上げた。初戦は不本意な結果だったが、本大会の初日ではハイエストスコアを記録。次のラウンドオブ16では前回優勝のケリス・カレオパアを破るなど注目を浴びた。
世界トップレベルで戦えることを改めて証明した2人の次戦以降の活躍に注目です!
田岡なつみ©︎Ed Sloane/WSL
田岡なつみ©︎Ed Sloane/WSL
田岡なつみ©︎Ed Sloane/WSL
田岡なつみ©︎Ed Sloane/WSL
世界ランキング 男子
世界ランキング 女子
・Catch Up Finals Day – Bioglan Bells Beach Longboard Classic
https://www.worldsurfleague.com
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