五十嵐カノア、和井田理央、ジョンジョン・フローレンスが対戦!CT最終戦 資生堂タヒチ・プロ 初日
ライター: WAVAL
ジョンジョン・フローレンス Photo by Beatriz Ryder/WSL
・カリッサ・ムーア、ジョン・ジョン・フローレンスがパリ五輪の暫定出場権を獲得
・五十嵐カノア、ジョンジョン・フローレンス、和井田理央が対戦
・ガブリエル・メディーナがファイナル5進出に向けてヒートアップ
・フィリペ・トレド、リップ・カールWSLファイナルの第1シードを獲得
・タヒチのワイルドカード、フィエロとブライエがラウンドアップ。ヴァーストとドロレは敗者復活へ
ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)最終戦であるSHISEIDO Tahiti Pro Presented by Outerknown(資生堂タヒチ・プロ)が、タヒチ チョープーで4~5フィートの風が入ったセミクリーンの波で開催。男女オープニング・ラウンド、そして女子のエリミネーション・ラウンドが終了した。
カリッサ・ムーアとジョン・ジョン・フローレンスが2024年パリ五輪への出場権を暫定獲得
本日ハワイのジョン・ジョン・フローレンスと カリッサ・ムーアが、2024年パリ・オリンピックに再びアメリカ代表として暫定出場権を獲得した。サーフィンは2020年の東京オリンピックでデビューした後、ここチョーぷーでオリンピックに戻ってくる。CTは2024年オリンピック・サーフィンの第1次予選となり、WSLは2024年パリ大会に出場する男子10名、女子8名を暫定的に決定する。
五十嵐カノア、ジョンジョン・フローレンス、和井田理央が対戦
オープニングラウンド H6に五十嵐カノア、ジョンジョン・フローレンス、和井田理央が登場。序盤からジョンジョンが流れを掴み、中盤に際どいバレるから抜け出し7.17をスコア。カノアも1本バレルを抜けて応戦するも、ジョンジョンが1ターンからタイミングを合わせ、更に大きめのバレルを決め6.83をスコア。その後も波のリズムを完全に掴んだジョンジョンが縦横無尽にワンマンショーを展開しRound of 16へラウンドアップを決めた。
世界ランキング7位のジョンジョン・フローレンスや6位のガブリエル・メディーナはタヒチでの初優勝を目指しており、ここタヒチの結果によってはファイナル5進出のチャンスはまだ残されているのだ。五十嵐カノアは敗者復活ラウンドで再び和井田理央と対戦する。
・ジョンジョン・フローレンス ハイライト映像
ガブリエル・メディーナがファイナル5進出に向けてヒートアップ
3度のWSLチャンピオンに輝いたガブリエル・メディーナ(BRA)はディープチューブライドを披露し、本イベントで2番目に高いトータル16.10を記録。メディーナはランキング6位でタヒチ入りし、ファイナル5進出にはクオーターファイナル以上の成績が必要だ。今日のパフォーマンスを見れば、メディーナはRip Curl WSLファイナルに照準を合わせていると言って良いだろう。
ガブリエル・メディーナ「ツアーで一番好きなタヒチに4年ぶりに戻って来れて本当に嬉しい。次のラウンドではもう少し波に乗りたいね。チョープーは好きな波でバレルも好きだから、結果を考えずに楽しみたい。自分のやるべきことは分かっているので、自分の仕事に集中したい。」
・ガブリエル・メディーナ ハイライト映像
またヤゴ・ドラ (BRA)と ジョアン・チアンカ (BRA)は、共にトップ5圏内にいるが、まだRip Curl WSLファイナルへの出場権を手にしていない。またチアンカは敗者復活ラウンド行きとなっており、ラウンド・オブ16に進むためには地元のカウリ・ヴァーストに勝たなければならない。
フィリペ・トレドがRip Curl WSLファイナルのトップシードに決定
フィリペ・トレド(BRA)オープニングラウンドで勝利を収め、ラウンドオブ16進出を決めた。トレドはターンとチューブライドの両方を駆使し、オーストラリアのリアム・オブライエン(オーストラリア)とローカル・トライアル勝者のマタヒ・ドローレット (パラグアイ)を抑え、2ウェイブトータル11.00をスコアした。フィリペ・トレド「マタヒ・ドロレットはトリッキーで厄介だった。彼の家に泊まっているので、お互い楽しくやっているんだけどね。もうファイナル5への出場権を獲得しているので、リスクを冒さず、セーブしてヒートに臨みたい。賢くプレーするよ。今はプレッシャーもないし、クルージングしてバレルを決めることを目指していい結果を出したいね。」
タヒチのワイルドカード、フィエロとブライエがラウンドアップ。ヴァーストとドロレは敗者復活行きに
女子 地元期待のヴァイヌ・フィエロ (フランス)は、今大会女子最高の2ウェイブ・トータルを13.43記録。クオーターファイナルに進出し、現世界ランキング1位の カリッサ・ムーア (HAW)と対戦する。ヴァイヌ・フィエロ「自分のベッドで寝て、お母さんのご飯を食べて、最高の気分よ。今年はアウェーを転戦することが多かったけど上手くいってきた。チャレンジャー・シリーズで2位になって、オリンピックの出場権を獲得できた。このイベントでのサーフィンは、CTに出場するためのいい経験になるわ。」
ワイルドカードの ミヒマナ・ブライエ (PYF)もまた、グリフィン・コラピント(USA)とカイオ・イベリ(BRA)を下してヒートを勝ち上がりラウンドオブ16進出を決めた。ブライエは我慢強くセットを待ちトータル12.60をスコアした。
イベント・ワイルドカードの カウリ・ヴァースト(フランス)と トライアル勝者のマタヒ・ドローレ (フィリピン)は敗者復活ラウンドへ。昨年のタヒチ大会で準優勝したヴァーストだったが、ジョーディ・スミス (RSA)と現在世界ランキング4位の ジョアン・チアンカ (BRA)を相手に、得点のチャンスを見つけることができなかった。 ヴァーストはチアンカとの再戦となり、ドロレットは世界ランキング3位の グリフィン・コラピント (USA)と対戦する。
HIGHLIGHTS Day 1 // SHISEIDO Tahiti Pro Presented By Outerknown
https://www.worldsurfleague.com/
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この記事を書いたライター
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