田岡なつみが連続優勝でWLT出場権を獲得！吉川広夏 準優勝。井上鷹、浜瀬海 3位『PADROL Longboard Classic』

田岡なつみ Photo WSL

田岡なつみがWSLワールド・ロングボード・ツアーに復帰！

インドネシア バリ島 クタビーチ ハーフウェイで開催された『PADROL Longboard Classic』。前回のフィリピン大会に続き、女子は日本の田岡なつみが、男子はフィリピンのRogelio Jr Esquievel（ロジェリオ・エスクイエヴェルJr）が共に連続優勝を飾った（関連記事：田岡なつみが優勝！吉川広夏、井上鷹が準優勝。井上桜が3位。ラ・ウニオン・プロ）。また吉川広夏が準優勝、井上桜、井上楓が共に5位。男子は浜瀬海、井上鷹が共に3位となった。

2023年WSL ワールド・ロングボード・ツアー（WLT）出場権はこの2戦のランキングで決定し、アジア・リージョン男女トップのみが獲得できる。そして今回アジア・リージョン1位に決定した元WLT選手の田岡なつみが出場権を獲得。見事WLT復帰を果たすこととなった。

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アジア・リージョン最終ランキング 

女子ファイナルは前回と同カードの田岡なつみと吉川広夏が対戦

ファイナルでは難しい干潮のコンディションもあったが1日の大半を2～3フィートの波が占める素晴らしいコンディションに。女子ファイナルは田岡なつみと吉川広夏という、前回と同カードの対戦。田岡なつみが2本目の波で6.00のライディングで好調なスタートを切る。速いライトの波で素晴らしいコントロール性を発揮し、ノーズでのハング5からハング10へのコンビネーションをメイク。更に後半、潮が引いてマニューバーし辛いレフトの早い波でハング5を決めて7.17をマーク。残り6分で吉川広夏をニード8.14とかなり厳しい状態に追い込んだ。そのまま終始試合をリードしていた田岡なつみが2大会連続優勝を飾った。

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田岡なつみ「前のヒートを見ていてスコアを出す為には良い波を見分ける必要があると感じました。とても見分け辛い波だったので、最初は右でも左でもチャンスを作ってスコアを積み上げようと思いました。今回優勝してWLTに復帰できてとても嬉しい。バリ島で戦えて良かったし、いつも友人のヒロカと一緒に決勝に進んでいるのでベストを尽くさなければという気持ちでした。 上手くいってとても嬉しいです。」

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フィリピン初！ロジェリオ・エスキベルJrがWTL出場権獲得

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男子ファイナルの優勝は、フィリピンのロジェリオ・エスキベルJr （PHL）。既にセミファイナルでフランスのローラン・ルフェーブル（FRA）が井上鷹（JPN）を破った時点で、すでにランキングトップとWLTへのチケットを手にしていた。

アジアランキング2位となった井上鷹

ロジェリオ・エスキベルJr「日本、インドネシア、韓国、もちろんフィリピンからも多くのサーファーが来ているこのイベントで優勝してWLTに入ることができて本当に嬉しい。この夢を実現できるようサポートしてくれた全ての人に感謝します。このファイナルでは、潮の干満が激しく、水深が膝ほどだったので本当に大変でした。より長いライディングができそうな波を選んでフローターでフィニッシュすることにしました。運良く何度かチャンスがありファイナルで優勝することができました。」

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ワールドロングボードツアーにフィリピンから出場するのは今回が初めて。インドネシア、韓国、台湾、タイ、マレーシアはいずれもロングボードのコミュニティが成長しており、今後は日本、フィリピンに続くアジア代表が現れることは間違いない。

パドロールの有本圭「パドロールにとっても、すべてのサーファーやサーフファンにとっても素晴らしいイベントとなりました。 アジアから集まったサーファーが大きな家族のように集い、素晴らしい時間を過ごすことができたことをとても嬉しく思います。このイベントで素晴らしいパフォーマンスを見せたなつみとJR、そしてすべてのサーファーに祝福を送ります。 私たちはこれからもサポートを続け、来年もまたこのイベントを開催したいと思っています。」

日本人出場選手：井上楓、井上桜、田岡なつみ、吉川広夏。秋本祥坪、井上鷹、瀬尾亮一、塚本将也、浜瀬海、武川慎

https://www.worldsurfleague.com/