バリ島で起こった女性サーファーへの暴力事件。殴った男性サーファーは非難を浴びスポンサーも失う

ネット上で話題となっている、バリ島で女性サーファーが男性サーファーに殴られる映像。内容はアメリカ人のSara Taylorがバリ島でサーフィン中、男性サーファーに前乗りされます。Sara Taylorが男性サーファーを押し出すとその後、前乗りした男性の友人がラインナップにいるサラにパドルで近づき、彼女を殴りました。口論はビーチでも続き、男達がサラとサラの友人で撮影者の＠appleshift4に暴行を加えている様子が記録されています。この映像はSNS上ですぐに炎上し、世界中のサーファーがコメント欄でサラを擁護し、犯人を特定されました。

 

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sara taylor(@salad_tray)がシェアした投稿

殴られたSara Taylor「最初の波でドロップインされた後、その男の友達に頭を殴られました。そしてビーチで撮影をしていた私の友人チャーリーも攻撃しました。これは正気の沙汰ではない。彼らが誰か知っていますか？」

プロサーファー達のコメント

この投稿には多くのプロサーファーも反応。ケリー・スレーター「この男を本国に送り返せ」「彼らは何をやっている人達なんだ？」とバリ島にいる仲間たちに呼びかけました。フィリペ・トレド「なんだこのクズ野郎は！こんなことになってしまって、君たちは残念だったね！こういうエネルギーを持っている人は長くは続かないよ。このバカげた行為の代償を払わせる為なら、できる限りのことをするつもりだよ。」とコメント。その他、前田マヒナもこの暴力行為への批判と、周りのサーファー達はなぜ彼女を助けなかったのか？とコメント。

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またJP AzevedoのスポンサーであるアパレルブランドQuebra Ondaは即座に契約解除を発表。
「このたびの残念な事実を受け、Quebra Ondaは、女性を中心としたあらゆる種類の暴力を否定することを改めて表明いたします。このような行為は許されないため、JP Azevedo選手とのパートナーシップを解消することを即座に決定したことをお知らせいたします。」

ブラジリアンサーファー2人のコメント

サラの頭を殴ったのはブラジル人サーファーJP Azevedoで、本人は本件で炎上したインスタグラムを非公開に。そしてスポンサーを失いました。JP Azevedoは4月6日に公式声明を発表。

JP Azevedo「起こったすべての事を深く反省し、恥じていると申し上げたい。私は正気を失い不適切な態度を取ってしまった。私の態度を正当化するつもりはありませんが、Sara Taylorが公開した映像は編集されたもので、私を非常に微妙な状態に追い込んでいます。私も2人から暴行を受け、軽蔑され、侮辱されました。彼女が私の友人を押したのを見て、男性だと思いかばいに行った。殴った後、彼女がブラジャーをしているのが見えたので謝ったけど、彼女は受け入れなかった。彼女は私の車に行き、私のボードを掴んで壊し始めた。それ以来、私はただ自分の身を守るようになりました。」と発言。

サラの前乗りをしたのはAdriano Portelaで、本人インスタグラムで謝罪文を投稿。

「4/5に何が起こったのか、皆に明らかにしたい。私は誰も殴ったり触ったりしていません。怒りに任せて無礼な言動をしてしまった。自分の振る舞いを深く恥じ、反省しています。投稿されたビデオからわかるように私は波から押し出された。残念ながらその後、水中で殴りましたが、これは私ではなく、私はその出来事には関与していません。サーフィンを続けていると、私を波から突き落とした女の子とその仲間、そして殴った私の友人が水中で喧嘩をしているのに気づきました。私は何が起こったのか理解できないまま泳いで様子を見に行きましたが、カッとなって女性を見下すような発言をしてしまい、とても恥ずかしい行動をとってしまいました。

水の中も外も、誰にも触ったり殴ったりしていません。ビデオは全編ではなく、起こった全てを映しているわけではありません。熱くなってキレてしまいましたが、私の振る舞いは間違っていて女性にあんな風に言うべきではなかった。そのような行動を弁解したり、正したりすることはできません。私は彼女たちに連絡を取り、謝罪と償いをするよう努めました。ありがとうございます！そして、この度は誠に申し訳ございませんでした。」

記事参考元
Viral Bali Surf Fight Attackers Identified
Surfista capixaba lamenta agressão à americana
Surfer In Bali Punches Woman