女子CT2023年シーズンが開幕!Billabong Pro Pipeline 2日目

ライター: WAVAL

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Bettylou Sakura Johnson Photo by Tony Heff/WSL

・ステファニー・ギルモアは、10代のケイトリン・シマーズとアリッサ・スペンサーに敗退
・ハワイ出身のカリッサ・ムーア、ベティルー・サクラ・ジョンソン、ガブリエラ・ブライアンが準々決勝進出
・モリー・ピックラム、女子2023年CT初のエクセレントスコア獲得

本日オアフ島ノースショアのバンザイ・パイプラインでクリーンな4~6フィートのスウェルの中、WSL2023年ウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアー(CT)の開幕を迎えた。 ウイメンズのオープニングラウンドではハワイ出身のサーファーがホームで結果を出し、また数名のルーキーがキャリア初のCTヒートで優れたパフォーマンスを披露した(関連記事:五十嵐カノアがベスト32へ!CT2023年シーズン開幕!Billabong Pro Pipeline 初日)。

今日は、8×ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア (AUS)と、昨年のイベント優勝者のモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)がコンペティションの早い段階で敗退という番狂せも起こった。競技はラウンドオブ16まで行われ、クオーターファイナル進出者が確定した。

ステファニー・ギルモアは、10代のケイトリン・シマーズとアリッサ・スペンサーに敗れる

8度のWSLチャンピオンであるギルモアは 、南カリフォルニアの新星、負傷交代したアリッサ・スペンサー (USA)とCTルーキーのケイトリン・シマーズ (USA)に敗退した。カリフォルニア州オーシャンサイドの若き天才シマーズは、プレッシャーの中、見事なパフォーマンスを披露。彼女は2つのバックドアバレルを成功させ、7.0ptと5.67ptをスコア。スペンサーはパイプラインのレギュラーに集中し、2つのバレルライドを早々に成功させ、ギルモアからリードを奪った。

・オープニングラウンド 

・敗者復活ラウンド

ステファニー・ギルモア「ヒーローからゼロに戻ってしまったような可笑しな気分。サーフィンはいつも謙虚にいさせてくれる。ケイティ(シマーズ)は本当によくやったと思う。それがこのスポーツであり、そういうもの。ショックなことがあると、次は成長して良い状態で戻って来ようと思うもの。昨年はコロナウイルスで欠場したから、昨年の自分より2ヒート分リードしているわ。新しい女の子達が増えているし今年は違う年になると思う。私もただ負けるだけでなく、強くなって帰ってきます。」

シマーズとスペンサーはその後ラウンドオブ16で敗退したが、ルーキー達は今日のパイプラインで確実にその名を轟かせた。

モリー・ピックラムが女子2023年CT初のエクセレントスコア獲得

ウイメンズのオープニングラウンドのファイナルヒートでは、モリー・ピックラム(AUS)がバックドアバレルをメイクし8.00ptというウイメンズイベント初のエクセレントスコアをマーク。ピクラムは長いチューブから、エンドセクションでビッグマニューバーを決めてフィニッシュ。その後ラウンドオブ16でニコルズに勝利し、QF進出を決めた。次は強豪カリッサ・ムーアと対戦する。

モリー・ピックラム

昨年の優勝者ケイトジョーンズ・ウォンがレイキー・ピーターソンに敗れる

昨年のイベント優勝者でパイプライン・スペシャリストのジョーンズ・ウォンは、ラウンドオブ16のヒート2でツアーベテランのレイキー・ピーターソン(USA)に敗れた。 オープニングラウンドでの対戦では1位通過したジョーンズ・ウォンだったが、ラウンドオブ16ではスコアリング・ウェイブを見つけるのに苦労した。ピーターソンは、クオーターファイナルで地元ハワイのサクラ・ジョンソンと対戦する。

Lakey Peterson Photo by Brent Bielmann/WSL

ハワイのカリッサ・ムーア、ベティルー・サクラ・ジョンソン、ガブリエラ・ブライアンがQF進出を決める

ハワイ出身の5×世界チャンピオン、カリッサ・ムーア、新星ベティルー・サクラ・ジョンソン 、そして2022年のルーキー・オブ・ザ・イヤーのガブリエラ・ブライアンは、パイプラインでローカルナレッジを発揮しQFへ進出。

ムーアは、オープニング・ラウンドのヒートを制し、圧倒的なスタートダッシュを切った。その勢いはラウンド・オブ16でも衰えることなく、好調のスペンサーを退けた。クオーターファイナル進出を決めた彼女は、昨年の準優勝を上回る成績を収め、Billabong Pro Pipelineイベントでの優勝を目指す。

カリッサ・ムーア「初戦を前にして、多くの期待と緊張があると思います。そして勝てとても嬉しい。少し不安定ではあるけど、美しいコンディションで、素晴らしいバレルが用意されているわね。」

Carissa Moore Photo by Tony Heff/WSL

ブライアンは、ツアー2年目を素晴らしい形でスタートさせ、オープニング・ラウンドでベテランのサリー・フィッツギボンズ (AUS)とピーターソンをバックドアバレルの2本で破り勝利。ラウンドオブ16ではメイシー・キャラハン (AUS)と対戦し、パワフルなターンを披露しヒート勝利を果たした。

Gabriela Bryan hoto by Tony Heff/WSL

また、サクラ・ジョンソンは今年でCT2年目。彼女はオープニング・ラウンドで、ウイメンズ・イベント最初のバックドア・バレルを見つけ、6.50ptをスコア。素早いスタートを切った。そしてサクラ・ジョンソンは、この日の最終ヒートでキャロライン・マークス(USA)と壮絶なバトルを繰り広げ、QFへの最後のスポットを確保した。

Billabong Pro Pipeline クォーターファイナル出場者決定

2×WSLチャンピオンであるタイラー・ライト(AUS)、ファイナル5に出場したブリサ・ヘネシー (CRC)とタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)もQF進出を決めた。

Highlights Day 2  Billabong Pro Pipeline 2023

WSL公式HP



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