五十嵐カノア2位!ジョンジョンとソフィ・マッカロックが優勝!CS最終戦 Haleiwa Challenge 最終日
ライター: WAVAL
Photo by Brent Bielmann/WSL
ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャレンジャー・シリーズの最終戦、ハワイ ハレイワ・チャレンジャーで、ソフィ・マッカロック(AUS)と ジョンジョン・フローレンス (HAW)が優勝。本日はハレイワで6〜8フィートの波で開催。これはチャンピオンシップ・ツアー(CT)最終予選、2022年のチャレンジャーシリーズを締めくくる大会となり、今日、夢が作られ、砕かれた。
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五十嵐カノア2位!ジョンジョン・フローレンスが逆転優勝
男子ファイナルは、五十嵐カノア、ジョンジョン・フローレンス、マイケル・ロドリゲス、ライアン・カリナンの組み合わせに。五十嵐カノアが開始早々レギュラーの大きなカービングマニューバー・コンビネーションで5.67ptをスコアし先制すると、すぐにジョンジョン・フローレンスがカーヴィングとクイックなレイバックを組み合わせた演技でエクセレント9.00ptをスコアし早々に試合の主導権を握る。しかし五十嵐カノアは中盤に8.40ptをスコアし逆転で1位のポジションとなり、更に6.47ptでバックアップを塗り替えてトータル14.87ptに。
またここでジョンジョンが残り10分、エンドセクションでのノーグラブ・テールハイ・エアーリバースをしっかり決めて7.77ptをスコアし逆転で1位に。ニード8.38ptとなりカノアも最後の1分で逆転の波を掴み大技アーリーウープを狙うが失敗し2位でフィニッシュ。カノアとジョンジョン2人のシーソーゲームとなったファイナルは、このままジョンジョンが復活の優勝を飾った!
ジョンジョン「今週は体調を整えて、また競技に戻ってこれで、言葉にならない程の気分。特にホームでのこのような波で、地元ハワイのために優勝することが出来て、とても興奮しているよ。」
ジョンジョン・フローレンスは、セミファイナルでも3位のマイケル・ロドリゲス (BRA)、レオナルド・フィオラバンティ (ITA)、カラニ・ボール (AUS)を相手に、ほぼパーフェクトのイベントベスト9.83ptを叩き出し、注目を浴びた。
次のワールドタイトル候補、準優勝の五十嵐カノア
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五十嵐カノアは 、クオーターファイナルでカウリ・ヴァースト(FRA)、フレデリコ・モライス(PRT)、モーガン・シビリック(AUS)というオールスターを相手に、16.17ptの素晴らしいヒートトータルで、圧倒的な存在感を発揮した。そしてセミファイナルでは、再び、カウリ・ヴァースト、そして新たに2023年CT出場が決定したマキシム・フスキュノ(FRA)を撃破!しかし、2022年のワールドタイトル候補であるカノアにとって、これからが本当の仕事の始まりとなる。
五十嵐カノア「ここハレイワの波が大好きで、ハワイでのシーズンをファイナルでスタートでき、そしてジョン(フローレンス)とファイナルを共有できたことは素晴らしいことでした。ハワイはハレイワ、パイプ、サンセットは全く違うフィールドでそれぞれ違いますが、リズムをつかんで楽しめる。これからの残りのウィンターシーズンが楽しみですね!」
ソフィー・マッカロクが下馬評に反して優勝!2023年のCT出場権を獲得
ウイメンズは、クオリフィケーション・ダークホースのソフィー・マッカロクが早々に6.83ptを獲得し、昨年のイベント優勝者のベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)、エウェレイラ・ウォン(HAW)、そしてCTクオリファイを狙うテレサ・ボンヴァロット (PRT)を抑えてキックオフされた。CTクオリフィケーションを獲得するために勝利が必要な中、マカロックはエクセレント8.17ptを獲得し、サクラ・ジョンソンはそのすぐ後に続き9.23ptをスコアするがパーフェクト10に届かず、優勝には惜しくも届かなかった。(関連記事:日本人ハーフ16歳ベティルー・サクラ・ジョンソンが初優勝!CS最終戦ハレイワ・チャレンジャー最終日 ハイライト映像)。
ソフィー・マッカロク「イベントに向けて自信を無くしていた私にとって、この優勝はとても意味のあることでした。ファイナルの前に知人から「まだ終わっていないよ」と言われたけど勝つには何が必要なのかよく分からず、ただ自分の力を出し切らなければと思いました。正直なところ、緊張もしましたが、気持ちを切り替えて、自分を信じることができたのを誇りに思います。」
マッカローの連勝は、準々決勝でウォン、好調のサラ・バウム (RSA)、そして日本の都筑有夢路に勝利したことから始まった。セミファイナルでは、ウォン、元WSLワールド・ジュニア・チャンピオンのキラ・ピンカートン(USA)、そしてすでにCTクオリファイが確定しているモリー・ピックラム (AUS)に再び勝利した。
リクオリファイした準優勝のベティルー・サクラ・ジョンソン
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準優勝のベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)は、クオーターファイナルとセミファイナルを圧勝してファイナルデイをチャージ。今回彼女の目標であったCTへの再びとなるリクオリファイを達成した。 ハレイワ出身の17歳 サクラ・ジョンソンは、Vans US Open of Surfing優勝、ブースト・モバイル・ゴールドコーストプロとコロナ・サカレマプロで3位と、2022チャレンジャーシリーズを通じて再び世界からの注目を浴びた。
サクラ・ジョンソン「超興奮しています。この1年間は、努力と学びの連続でした。このような機会を与えてくれた多くの人々や、故郷のみんなに感謝します。ここは世界で一番好きな場所であり、このポイント無しでは今年の結果を成し遂げることができませんでした。」
都筑有夢路はQFで4位で敗れ13位に。CSランキングも13位でフィニッシュした。
CTホープ達が夢のツアー出場権を獲得
リアム・オブライエン (AUS)は、2022年のCT出場権を獲得したものの怪我のため不出場に。再びクオリファイに成功し、次のシーズンはCTでリベンジを果たすことになった。また、2019年にCTから陥落したマイケル・ロドリゲス(BRA)も世界最高峰の仲間入りを果たすために戻ってきた。2022年のCTで最も注目されていたジョアン・チアンカ(BRA)は、ミッドシーズン・カットで僅かに届かず脱落したものの、今回2023年のCTに復帰。エゼキエル・ラウ(HAW)はラウンド・オブ32で敗退し、クオリファイの可否を見守ることになった。幸いなことに、仲間の敗退によって運命は決まり、2023年のメンズCTに参加できる最後のコンペティターに確定した。
Billabong Pro Pipeline 2023年CTシーズンのキックオフ
Billabong Pro Pipelineは、2023 WSL Championship Tourの最初の開催地となる。このイベントは、2023年1月29日から2月10日まで、オアフ島ノースショアにある世界的に有名なバンザイ・パイプラインでコンペティションウィンドウを開催する予定となる
CSランキング最終結果
CS最終戦Haleiwa Challenge 最終日ハイライト映像
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