脇田泰地が初戦突破！WSL CS第6戦コロナ・サクアレマ・プロ 初日

脇田泰地 Photo by Thiago Diz/WSL

World Surf League (WSL) Challenger Series #6 Corona Saquarema Pro pres.by Banco do Brasil（コロナ・サクアレマ・プロ） は強いオンショアの風と4〜6フィート波という難しいコンディションでプライア・デ・イタウナ (Praia de Itaúna) ビーチでスタート。厳しいコンディションにも関わらずコンペティター達はハイパフォーマンスを披露し、トップシードはチャンピオンシップ・ツアー（CT）へのスポットを獲得に向けて動き始めた。CSも残すところ2戦となり、これでCTクオリファイが決定する。

ガブリエル・メディーナが膝の怪我から復帰

Photo by Thiago Diz/WSL

3度のWSL世界チャンピオン ガブリエル・メディーナ（BRA）は、今年 6月のOi Rio Proでまさにこの場所で膝を負傷して以来、Round of 96 ヒート8に登場。メディーナは2つのバックサイド・ターンで7.67ptを獲得し、それを4.83ptでバックアップし1位でRound of 48に進出した。

「今日は波が良くないけど、またジャージに着替えてハワイに行けるのは嬉しい。」

また、メディーナは妹のソフィア・メディーナ （BRA）と初めて同じ大会に出場することになる。

「妹が同じ大会に出場するのは素晴らしい事で、こんな事は初めてです。妹はこんなに大きくなっても、まだ私の中では小さなお姫様だよ。でも、私はずっと彼女を応援してきたし、とても誇りに思っている。だからここで全ての瞬間を楽しもうと思っているよ。」

Photo by Thiago Diz/WSL

CTリクオリファイを目指すイズキール・ラウ とリアム・オブライエン

この日のRound of 96,H4では、イズキール・ラウ （ハワイ）がマッシブハックを連発し、ヒートトータル13.90ptを獲得し1位でRound of 48に進出。ラウは現在チャレンジャー・シリーズ・ランキング5位で、2023年のクオリファイ目前だ。

イズキール・ラウ「今年最後のイベントが、自分の裏庭であるハレイワで開催されるので良い気分で終われるし、毎回100％の力を発揮することを目標にやってきた。以前にもサクアレマで試合をしたことがあるけど、波も良くパワフルな波が好きなので、このまま勝ち上がりクオリファイを固めたいですね 」

イズキール・ラウ Photo by Thiago Diz/WSL

もう1人、リクオリファイを目指すサーファーが、オーストラリアのリアム・オブライエン（AUS）。オブライエンは、現在チャレンジシリーズ・ランキング4位に位置しており、CTに復帰する為には自分のペースを維持する必要がある。

リアム・オブライエン「コンディションは本当に難しいので、無事に通過できたことに興奮している。特に作戦もなく、ただ2、3本乗ろうと思っていたけど、結果的に上手くいった。スタートは少し不安定だったけど、1年を通して調子が上がってきているので、このまま勢いに乗っていきたい」と語った。

リアム・オブライエン Photo by Thiago Diz/WSL

脇田泰地が初戦を2位でラウンドアップ

日本人サーファーは男子、稲葉玲王、上山キアヌ、脇田泰地、村上舜が本大会に出場。Round of 96 H6に登場した脇田泰地は残り10分、3位のポジションからソリッドなワンターンで5.47ptをスコアし逆転で2位に。その後も残り4分から3ターンマニューバーを決め、駄目押しの6.00ptをスコアし見事2位でラウンドアップした。

稲葉玲王、上山キアヌは残念ながら敗退。村上舜の試合は翌日に持ち越された。日本女子は都筑有夢路、野中美波、松永莉奈、脇田紗良、黒川日菜子、松田詩野が出場しており明日以降の試合となる。

CSランキング。男子3位までのレオナルド・フィオラバンティ、和井田理央、ライアン・カリナンは2023年のCT入りが確定している。

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