五十嵐カノアが準決勝進出 村上舜がリパ9敗退 2022 ISAワールドサーフィンゲームス7日目

五十嵐カノア ©ISA/Pablo Franco

明日の最終日、五十嵐カノアが金メダルをかけて戦う

2024パリオリンピック最初の選考大会であるアメリカ・ハンティントンビーチで開催中の『2022 ISA World Surfing Games （ワールドサーフィンゲームス）』。男女別の優勝チームは各国1名の五輪出場権が与えられる重要な大会。本日は男子メインラウンドの五十嵐カノアが、Round6を1位通過でRound7（準決勝）へ進出！敗者復活戦にまわってから快進撃を続けて来た村上舜がリパ9で敗退した。（関連記事：五十嵐カノアR6へ、村上舜がCT選手達を破る快進撃でリパ9進出！2022 ISA WSG 6日目）。遂に明日が最終日となり、五十嵐カノアが金メダルをかけて戦うこととなる！

五十嵐カノア

メインR6を1位通過した五十嵐カノア。波数が少ない難しいコンディションでもしっかり2本揃えてファイナルデーに繋げ準決勝進出！

五十嵐カノア ©ISA/Pablo Franco

五十嵐カノア「ちょうど波待ちしていた所に波が来てくれて良かった。1本1本大切にしないといけないコンディションで、チャンスが少ない中、どうにか2本乗れて良かったです！」

五十嵐カノア ©ISA/Sean Evans

五十嵐カノア ©ISA/Sean Evans

五十嵐カノア ©ISA/Pablo Franco

五十嵐カノア 明日の準決勝

村上舜

リパチャージにまわってから快進撃を続けて来た村上舜は、リパ9で厳しい波のコンディションに苦戦し惜しくも敗退。

©ISA/Pablo Franco

村上舜「波が来なすぎて試合にならなかった。とてもつまらなかったです。アロハカップは楽しんで出来たらいいなと思います。」

和井田理央が逆転でCTサーファーミゲル・プポに勝利

ジャクソン・ベイカー（AUS）は、リペチャージ・ラウンド10のヒートでミゲル・プポ（BRA）と和井田理央（IDN）に最初の4分で勝負をつけた。ジャクソン・ベイカーはすぐに9.57ptをスコアすると6.83ptをスコアし、この日のハイエスト・シングルスコアとハイエスト・トータルスコアをマークした。またヒート終了直前に波を掴んだ和井田理央は、今日2度目となる終了間際のサプライズに成功し、プポから逆転のスコアを獲得した。

この興奮冷めやらぬ中、同じインドネシアのケトゥット・アグスは、ミゲルの弟サミュエル・プポ（BRA）とのヒートで6.00ptを出し、ブラジルチームのオリンピック出場権獲得の可能性を消滅させた。この2人のインドネシア人は、アメリカ男子のオリンピック出場権獲得のチャンスを阻む存在となる可能性がある。明日のリペチャージ・ラウンド11では、ジャクソン・ベイカーとコロヘ・アンディーノ（USA）と対戦。2人にとって大きな意味を持つことになる。

明日のリパ11

2020年東京大会の補欠選手で、日本のビーチにいたケトゥット・アグスは、明日の自分のパフォーマンスがいかに重要であるかを理解している。

ケトゥット・アグス「我々にとって重要な試合です。オリンピック出場の為に、インドネシアを代表して戦う必要があるんだ。東京では、サーフィンをしなかっけど、そこのエネルギーは感じれた。今、私はパリ五輪のために戦う必要があります。」

2024年パリ五輪開催国フランスがアロハカップで優勝

唯一無二の形式となるアロハカップは、ISAのスピリットを引き出している。このチームリレーイベントは、前回のISAワールドサーフィンゲームス上位8チームから男女各2名が出場し、45分間ヒートで3本ずつの波をキャッチするものとなる。

アロハカップ ©ISA/Pablo Franco

アロハカップ、日本は最初のラウンドで3位となりファイナルには進めず。フランスが優勝、2位アメリカ、3位アルゼンチン、4位ポルトガルとなった。

リレー終了後には五十嵐カノアが花束を持ち寄り、今週痛ましい死を遂げた2012年ISAワールドジュニアチャンピオン、カラニ・デイビッドの人生を偲ぶパドルアウトセレモニーが行われた。

カラニ・デイビッドを偲ぶパドルアウトセレモニー©ISA/Ben Reed

©ISA/Ben Reed

ISA会長のフェルナンド・アグエレ「明日は男子5チーム女子5チームが、2024年パリオリンピック出場権を獲得に向けて戦います。全試合が重要な意味を持ち、金メダルを獲得する個人、チーム全体でメダルトップに立つ国、そしてオリンピックの出場権という最高の報酬を手にする男女の試合が見られるでしょう。」

現在の男女別ランキング上位

日本はチームで5位！明日最終日に全てをかける！

・女子
1位.オーストラリア
2位.ポルトガル
3位.米国
4位.フランス
5位.ドイツ

・男子
1位.米国
2位.インドネシア
3位.日本
4位.ポルトガル
5位.オーストラリア

・チーム全体
1位.米国
2位.オーストラリア
3位.ポルトガル
4位.フランス
5位.日本

2022ISA 7日目ハイライト

明日金メダルをかけて戦うカノアの準決勝は、現地時間9/24(Sat) 8:00am、日本時間9/25(日) 00:00am〜となります！

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