「まずは最大で男女各3名の枠を取りに行く」2024年パリ五輪選考基準を発表

ライター: WAVAL

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「まずは最大で男女各3名の枠を取りに行く」2024年パリ五輪選考基準を発表

2024年のタヒチ及び、2028年ロスに向けた海外遠征と育成を実施

本日、2024年パリオリンピックのクオリファイド基準(選考基準)についての発表記者会見『日本サーフィン連盟NAMINORI JAPAN ZOOM会見』が日本サーフィン連盟により開催された。

【Index】
1. 2024パリ五輪 クオリファイケーション
2. 2024パリオリンピック・クオリファイの優先順位
3. 最大で男女各3枠、合計6人日本から送り出す事を目標にする
4.特定指定選手に絞ったタヒチ合宿。同軸で2028年への海外遠征と育成を実施
5. 2022 ISA WSGについて
6. ISA日本代表チーム 派遣メンバー選考基準

1.2024パリ五輪 クオリファイケーション

・男女各24名(2022東京五輪より各4名増加。理由は4人ヒートという割り切れない数字である為)

・各国オリンピック委員会(NOC)ごとに、男女各2名のサーファーが上限。しかし2022年、2024年のWSG優勝チームにはこの制限に例外が設けられ、1つの出場枠が獲得できる、

・2024年パリオリンピックのクオリファイの優先順位は8つあり、東京五輪同様にトップはCT選手で、2020同様に階層順で決定。

・各国内NFによって代表チームに選ばれた全てのサーファーは、オリンピック出場資格を得るため2023年と2024年のWSGに出場する必要がある。要件の最終的な詳細は、ISAとIOCによって検討されている段階。

2.2024パリオリンピック・クオリファイの優先順位

1. 2023年CTの上位選手、男子10名、女子8名

2. 2023年WSGの大陸別に選出された男女各4名。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの男女各上位入賞サーファー。

3. 2023年パンアメリカンゲームスの男女各1位。

4. 2024年WSGの男子1位〜5位、女子1位〜7位。

5. 2024年WSGの男女別の優勝チーム。1国2名の枠に関係なく、各国(NOC)に1名ずつ出場権が与えられる。

6. 2022年WSGの男女別の優勝チーム。1国2名の枠に関係なく、各国(NOC)に1名ずつ出場権が与えられる。

*上記5 . 6は選手でなく各国に1枠与えられ、国が出場選手を決める。

7. 開催国枠。開催国であるフランスは上記の階層で既に埋まっている場合を除き、男女各1枠が保証される。フランス選手がクオリファイした場合、その枠は2024年WSG参加資格のあるサーファーの中で最もランクの高い選手に割り当てられる。

8. ユニバーサリティ枠。今回初めて資格を有するNOCに男女各1名の出場枠が与えられる。この出場枠の資格基準はチョープーの波質を特別考慮。的確なサーファーがいない場合、選手枠は2024年WSGから最高ランクの適格なサーファーに再分配される。この枠の完全なプロセスと選考基準は後日IOCが通知する。

3.最大で男女各3枠、合計6人日本から送り出す事を目標にする

副理事長 宗像氏 『クオリファイテーションの感想』
「クオリファイテーション基準は複雑であるが、よく読むと1-6が日本に与えられる出場枠。その中で最大で男女各3枠、合計6人日本から送り出すことを目標に目指していく。 まずは6番の男女別優勝チームを目指して取り組んで行きたい。」

4.特定指定選手に絞ったタヒチ合宿。同軸で2028年への海外遠征と育成を実施

副理事長 井本氏『このクオリファイテーションに対してどのように強化していくのか?』についてコメント

「2024年パリ大会で開催されるタヒチ チョープーは、6フィート程の恐ろしく底ボレするスラブ波。その波に対応すべく強化戦略プランを行っている。まずは枠の獲得が絶対条件。2022とは違い、波への対応が重要で海外経験が重要。特に波に乗れる選手の選定と、波に慣れる事が重要。しかし日本人はチョープーでのサーフィン経験が少ないのが現状で、タヒチでの経験値を積むべく現地派遣とトレーニングを行う。特定指定選手をそろえタヒチ合宿を行い、また同軸で2028年に向けた海外遠征と育成を行っていく。」

5.2022 ISA WSGについて

2022 ISA World Surfing Games 日本代表NAMINORI JAPAN 発表

副理事長 井本氏 「オリンピックの選考大会ということで50カ国以上の参加を予定。開催地のアメリカ ハンティントンは2028年ロス五輪の誘致を行っている。市が全面的にバックアップを行って行う大会。USオープンまでとならずとも、2019年の宮崎ISAのような大会設計を行っている。枠を取るための多くの有望選手がでると聞いている。」

名 称:2022 ISA World Surfing Games
主 催:国際サーフィン連盟(ISA)
期 間: 2022年9月16日(金)~9月24日(土)※現地時間
開催地:Huntington Beach, California, USA
出場選手:各国男女3名まで
放送:ISA特設サイトでLIVE放送

6.ISA日本代表チーム 派遣メンバー選考基準

「今回、男子:五十嵐カノア、村上舜、上山キアヌ久里朱、女子:松田詩野、都筑有夢路、前田マヒナが、サーフィン日本代表NAMINORI JAPANに決定。目標はあくまでも国別の1位を取り、1枠づつ増やしていくことを目標にしており、今考えられるベストな選手団にしている。今回は以下、選考基準は3つのカテゴリーで選考(関連記事:2022 ISA WSG 日本代表波乗りジャパンメンバーが決定!9/16よりハンティントンビーチで開催)。

1. 2021年度WSLトップの選手
五十嵐カノア CT8位、松田詩野 CS17位。

2. 第3回ジャパンオープン優勝者
村上舜、都筑有夢路。

3.強化部推薦:ISAの過去実績や現状をみて
上山キアヌ久里朱:現時点 CS77位、2018年世界ジュニア@ハンティントンで優勝しており現場の波、環境に慣れている。

前田マヒナ:昨年のISAで日本人トップの8位。今年のCSランキング20位と上位の成績。

大原洋人は内定を出していたが腰の怪我により控えたいと、本人から辞退があった。

■日本代表NAMINORI JAPAN 派遣選手

■大会中の情報

大会期間中は下記にて随時経過や結果を更新していきます。
ISA HP
NSA HP NEWS
NSA Facebook
NAMINORI JAPAN Instagram



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