五十嵐カノアが残り2分で大逆転!Fainal 5入りを決める!CT最終戦タヒチプロ 3日目

ライター: WAVAL

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五十嵐カノアが残り2分で大逆転し、WSL Fainal 5入りを決める! CT最終戦『タヒチプロ』3日目
笑顔を見せた五十嵐カノア Credit:© WSL / Ryder

持ち前の勝負強さを発揮した五十嵐カノア「本当に何と言ったらいいのか分からないくらい、感無量です。」

WSL2022 チャンピオンシップ・ツアー(CT)の最終戦 第10戦「Outerknown Tahiti Pro」は、男子オープニングラウンド、エリミネーションラウンド、Round of 16を終了し、タヒチでは6~8フィートの波で、セットは8フィート超と素晴らしい一日となった。本日男女のクオーターファイナル進出者が決まり、WSLファイナル5へのレースは、今日のコンペティション終了後時点において、ウィメンズの残り1枠とメンズの全5枠が決定した。

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Round of 16の結果
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明日のクオーターファイナル五十嵐カノアが残り2分で大逆転し、WSL Fainal 5入りを決める! CT最終戦『タヒチプロ』3日目

男子WSLファイナル5は、チョープーの壮大な波で決定

フィリペ・トレド、ジャック・ロビンソンがFinal5 トップ通過

本日男女クオーターファイナル進出者が決定し、来たるリップカールWSLファイナルに向けてWSLファイナル5が決定した。ここタヒチで9位となったジャック・ロビンソン (AUS)は、WSLファイナル5へのセカンドスポットを確定させ、 エリミネーションラウンドで敗退したフィリペ・トレド (BRA)はトップシードを決定させた。

持ち前の勝負強さを発揮!五十嵐カノア大逆転勝利映像

五十嵐カノアは、Round of 16のヒート7でイタロに勝利したアンドレに勝利し、WSLファイナル5 最後のスポットを確定させた。世界ランキング6位でタヒチにやってきた五十嵐は、ヒート終了間際残り2分に9.70ptをマークして大逆転勝利をおさめた。この画期的な勝利により、彼の夢であった世界タイトル初挑戦が現実のものとなった。今日のヒート勝利と共に、五十嵐はグリフィン・コラピント(USA)がround of 16 でヤゴ・ドラ (BRA)に敗れる必要があった。コラピントはタイトル争いに加わることはできなかったが、2022年のシーズンを通して飛躍的な成長を遂げ、将来的には世界タイトルの扉をノックすることは間違いないと言われている(関連記事:CT最終戦タヒチプロ直前!全てをかけて戦う五十嵐カノア日本語インタビュー映像)。

五十嵐カノア「本当に何と言ったらいいのかわからないくらい、感無量です。長い間ここに来て、地元の人たちと一緒に過ごし、この瞬間のために準備をしてきたんだ。あの波が来た時、もしそれが運命だったなら、この場でメイクする事ができるだろうと思った。そして今、僕はトップ5に入る事ができたのです。」

▼五十嵐カノア 終了間際の大逆転映像
五十嵐カノアが残り2分で大逆転し、WSL Fainal 5入りを決める! CT最終戦『タヒチプロ』3日目

 

イーサン・ユーイングがFinal5確定

現在世界3位のイーサン・ユーイング(AUS)は、ここOuterknown Tahiti ProでRound of 16に入り、WSLファイナル5へのスポットを確定させた。ユーイングは、イリミネーションラウンドでミシェル・ボウレズ(BRA)に勝利したが、続くヒートでローカル・トライアル勝者のカウリ・ヴァースト (FRA)に敗れた。ヴァーストは、Round of 16のヒート1で17.07ptをスコアし、クオーターファイナルへ勝ち進んだ。

イタロ・フェレイラがFinal5確定

メンズのエリミネーションラウンドのヒート5では、ジャドソン・アンドレ(BRA)とイタロ・フェレイラ(BRA)という仲の良い2人が、オールグーフィー対決を繰り広げた。元WSLワールドチャンピオンのフェレイラは、現在ランキング4位につけており、WSLファイナル5への出場権を獲得するためには、このヒートでの勝利が必要がだったため、白熱のヒートとなった。このヒートではそれぞれが複数のエクセレントを記録するハイスコアな展開となったが、これまでのイベントの中で最も高い17.00ptで勝利を手にしたのはアンドレだった。この敗退によりイタロはグリフィン・コラピント(USA)とカラム・ロブソン(AUS)に運命を託したが、グリフィンが敗退したことでWSLファイナル5へのスポット参戦が決定し、9月のトレッスルズに2度目の世界タイトル獲得に向け出発することとなった。

43歳ネイザン・ヘッジがジャック・ロビンソンを破る!

今日の目立ったヒートは、ラウンドオブ16のヒート5で、イベントワイルドカードで元タヒチプロファイナリストのネイザン・ヘッジ (AUS)と対戦した世界No.2のジャック・ロビンソンだった。イベントの人気者であるロビンソンは、バレルライディングのスキルを発揮し9.10ptをスコアしヒートトータル17.60ptを記録。ヘッジをコンビネーションへと追いやった。残り時間10分を切った時点で、43歳のヘッジは決して諦めることなく、2つのバレルを見つけイベント全てを通し最も高いヒートトータル18.30ptを記録し、ロビンソンのトータル17.60ptを打ち負かしたのだ。

ネイザン・ヘッジ「あのヒートのスタートで、ジャック・ロビンソンは私がどんな状況なのかを教えてくれたんだ。彼は私の後ろでパドリングしていて、もっとディープな場所から攻めれると気付いた。ここで私にそれをしたのはアンディ・アイアンズだけで、とても不気味さを感じ、精神的にもかなりのプレッシャーになったよ。ジャック・ロビンソンに勝つ為には、一番いい波に乗らなければならないと思っていた。彼は波に乗る度にスコアを伸ばしていたけど、私はただ我慢して信念を貫いて良い波を待ったんだ。波に向かってパドリングしているときは、ここが自分のいるべき場所だと自分に言い聞かせ集中したいたら雑音は少し収まり、ピットインすることに集中できるようになったんだ。」

五十嵐カノアが残り2分で大逆転し、WSL Fainal 5入りを決める! CT最終戦『タヒチプロ』3日目
ワイルドカードのネイザン・ヘッジ(AUS)は、Outerknown Tahiti Proで今日一番のパフォーマンスだった。Credit:© WSL / Poullenot

ケリー・スレーターがチョープー6回目の優勝に向けてQF進出!

5度のTahiti Pro優勝者であるケリー・スレーター(USA)は、好調なコナー・オリアリー (AUS)と接戦の末にクオーターファイナル進出を決めた。ケリーは、エクセレントレンジのバック・トゥ・バック・ウェイブでヒートを開始し、2ウェイブ・トータル17.00ptをスコア。オリアリーも2本のエクセレント・スコアで応戦したが、ケリーを追い越すには至らずだった。ケリーはクオーターファイナルでは、チョープーでの6勝目を目指し、ヤゴ・ドラ(BRA)と対戦することになる。

2022 Outerknown Tahiti Proは、明日メンズとウィメンズのイベント優勝者が決定し、終了する予定となる。

ハイライト映像

WSL公式HP
https://www.worldsurfleague.com



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