「障害があっても心に決めた事は何でも出来る!」ISAパラサーフィン2連覇リブ・ストーンの想い

ライター: AKIKO

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Photo: Sean Evans/Waterworks Media

パラサーフィンでは立つ、膝立ち、うつ伏せ、視覚障害の4つのクラスに分かれています。2015年よりスタートしたISA世界パラサーフィン選手権。この大会の「立つ」クラスで2連覇を達成し、次回のパラリンピックの出場も視野に入れているアメリカ人女性アスリートのリブ・ストーン(Liv Stone)。リブがどのようにしてサーフィンと出会い、サーフィンを通じて感じた事、今後の目標などをご紹介します(関連記事:事故による車椅子生活から再出発。アダプティブサーフィン日本代表 小林征郁インタビュー)。

リブ・ストーン「時々、そんな事私にできるの? って聞いてくる人がいるけど、それが私をより強くさせてくれるんです。できないと思われれば思われるほど、やってやるって気になります。」

多くの人より腕が短く、指が左右2本ずつの先天性四肢障害をもって生まれたリブ。両親はリブにできる事はなんだろうと思い育てていました。成長するにつれ、リブは障害への解決策を生み出し何でもできるようになりました。今では完全に自立しており、バスケットボール、フィールドホッケー、テニス、水泳、サッカー、チアリーディングなどのスポーツも行っていました。ペンシルベニア州の小さな町で生まれ育ったリブは、海まで数時間かかる場所に住んでいて、まさか自分がサーフィンをするとは思ってもいませんでした。


Photo: Chris Grant/Jetty Girl

ベサニー・ハミルトンと一緒にサーフィンした時、海と繋がっていたような不思議な感覚がした。神様が私にサーフィンする事を望んでるように感じたんです。

2017年、リブはカリフォルニアで開催されたベサニー・ハミルトン主催のリトリート「Beautifully Flawed」(四肢の違いや喪失の障害を持つ女性向けの集まり)に参加しました。そこで彼女は同様の障害を持つ女性達と出会い、初めてサーフィンをしました。※ベサニー・ハミルトンはハワイ出身のプロサーファーで、彼女が13歳の時サメに襲われ左腕を失いました。


2021年カリフォルニア州ピズモビーチで金メダル獲得/Photo: Sean Evans/ISA

ライナップではみんな平等。海は人を特別扱いしません。サーフィンは全ての人を1つにし、自然と一体にしてくれます。

ペンシルベニアに戻ると、リブはサーフトリップに頻繁に行くようになりました。翌年の夏にはチャレンジ・アスリート財団を通じてカリフォルニア州のサーフクリニックに参加。その直後、彼女はISA世界パラサーフィのチームUSAに招待され金メダル獲得に貢献。2019年、リブ一家はカリフォルニアに移住しサーフィンに専念できる環境になりました。2020年、彼女の努力は実を結びISA世界パラサーフィン選手権で金メダルを獲得。翌2021年、再び金メダルを獲得して2連覇を達成しました。

リブにとってサーフィンとは金メダルやトロフィー以上に意味を持つものです。サーフィンは彼女にとって自然とつながる方法、周りの人を前向きにさせるもの、自由を感じるもの、コミュニティを作る機会を与えてくれる物なのです。

ストロークパドルを使用してサーフィン/Photo: Blue Wesley

パドルには「ストロークパドル(水泳用パドル)」を使用しています。これを使用する事でテイオフやゲッティングアウト時のパドル力の手助けになったり、セットや人をよけるなどの危険を回避してくれます。

 

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障害があっても心に決めた事は何でも出来る!インスピレーションを与えられる人になりたい。

現在サンディエゴの大学1年生のリブは、コミュニケーション学を学んでいます。彼女の夢は、サーフィン界でもっと活躍する事と、最高の女性スポーツキャスターになる事です。競技としてのサーフィンではこれからもっと勝ちたいし、世界のいろんな波にも乗りたい。そしてパラリンピック出場も目指しています。何よりもリブは世間にインスピレーションを与えられる人間になる事を目指しています。

記事参考元:Surfline(How to Challenge Your Challenges)



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この記事を書いたライター

AKIKO

酒とサーフィンとトリップをこよなく愛する二児の母&主婦。ママになってからの方がサーフィン熱が上がってます。センスも技術もないけど波運だけはあります。
・blog: akikoba.xyz
・facebook: akiko.d
・Instagram: @akikobataito