ケリー・スレーター6年ぶりの優勝！CT通算56勝目を達成『ビラボン・プロ・パイプライン』

ケリー・スレーター Photo by Tony Heff/WSL

今週50歳になるケリー・スレーター。32年前のデビューからCT通算56回目の優勝

CT開幕戦『ビラボン・プロ・パイプライン』男子最終日となる大会5日目は8~12ftのグッドコンディションで開催。今週 2/11に50才になる11×ワールチャンピオンケリー・スレーター(Kelly Slater)(49歳)が、2016年8月のタヒチプロから約6年ぶりのCT優勝を飾った！32年前の1990年のCTデビューからパイプラインでは8度目の優勝、CT優勝回数は通算56勝目を達成し、自らの歴代最高記録を塗り替えた。

初日 五十嵐カノア ディープバレルをメイクし9.00pt
2日目：ベサニー・ハミルトンがRound of 16へ
3日目：ケリー・スレーター ブザービーターで逆転勝利
4日目：カリッサ・ムーア バックドアで9.50pt

ファイナルではQFでジョンジョン・フローレンスを破ったハワイアン セス・モニーツ(24歳)との激闘を制したケリー。ラストのバックドアといい今大会、最も綺麗なバレルをメイク。Round of 16ではブザービーターを決めるなど、本大会まさに神がかってました（今大会、ケリーは最も危険なワイルドカードと言われた地元ハワイのバロン・マミヤをブザービーターで破っている：関連記事：ケリー・スレーターがブザービーターで大逆転勝利）。

サーフィンに人生の全てを捧げて来た

24歳と49歳という親子のような年の差対決を制したケリー・スレーター。ファイナル 9.00pt、9.77pt

 

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一時はコンビネーションにまで追い込まれたセス・モニーツだが、セスが分厚いリップに潰されず抜けて9.43ptを出した時は大逆転優勝もありえる空気に。ケリー・スレーターは表彰式の優勝インタビュー中、6年ぶりの優勝に感極まり涙を見せていた。

ケリー・スレーター「どんなに緊張していても呼吸をして落ち着き、その瞬間に向き合おうと自分に言い聞かせていたんだ。セス・モニーツがエクセレントを出してコンボを脱し、観客の大声援が聞こえた時も呼吸をして自分と向き合った。たとえセスに負けてもその全てを愛そうと思った。私はサーフィンに人生の全てを捧げて来た。嫌な事は沢山あったけれど、今回素晴らしい勝利を味わえたし人生で最高の優勝になったよ。」

セス・モニーツ、ケリー・スレーター Photo by Tony Heff/WSL

セス・モニーツ「ケリーとのファイナルは特別なものでした。ケリーのサーフィンを横で見ているだけのように感じました。彼が波に乗るたびに8、9とスコアが上がって行ったので「自分もやらないと！」と思って。以前もヒートでやられていて、今回も本当に疲れていて大きなミスを犯してしまったけど、彼とサーフィンできてとても光栄でした。」

日本の五十嵐カノアはQFでケリー・スレーターに破れるも、2022年CTシーズン初戦を5位と幸先の良いスタートを切っています。
QF 五十嵐カノア photo by Tony Heff/WSL

ケリー・スレーターは2022年シーズンCTランクトップとなり、次戦の2/11から始まるサンセットビーチ開催『Hurley Pro Sunset Beach』ではランキングトップが着用するイエロージャージでの出場に。ケリー・スレーターは「もしかしたらこれが最後かもしれない。サンセットの試合の前に自分と話をする必要がある」ともコメントしていたのでどうなるかわからないですが、50歳でイエロージャージ出場とは物凄い事ですね。

ファイナルデイ ハイライト映像

詳細は以下公式HPよりチェック下さい。

WCTメンズ
WCTウィメンズ

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