会場の巨大モニターには大原洋人。東京五輪サーフィン競技は7/25(日)より遂に開幕!WSL/志田デイリー

ライター: Miki

Facebook

Add this entry to Hatena Bookmark


オリンピック会場となる志田下に設置された巨大モニターに映し出される大原洋人選手 ISA/Sean Evans

大原洋人 志田下での事前練習 ISA/Sean Evans

東京五輪サーフィン競技は7/25日(日)より遂に開幕!WSLより配信されたサーフィンオリンピック競技に関するWSLデイリーニュース『The Shida Daily (志田デイリー)』第4回目の内容を翻訳してお届け致します。

第2回記事:カリッサ・ムーアが牧之原の人達へ日本語スピーチ
第1回記事:サーファー達が初めて世界トップアスリート達と肩を並べて歩く

【Index】
1.メイヘムフィッシュに乗るガブリエル・メディナ
2.カリッサ・ムーア、オリンピック・ジャージを手にする
3.オリンピック観戦方法
4.台風うねりが志田下海岸に到達
5.オーウェン・ライトは、ナショナルカラーに身を包み初日の練習に臨む
6.ブリッサ・ヘネシー選手が選手村を紹介
7.ニュージーランド出身のサーファーも到着
8.JSインダストリーズがカラフルなボードを発表

オリンピックの開会式直前、世界各国から集まったサーファーで、海は活気に満ちてきた。選手たちは選手村の部屋で落ち着き、サーフボードを試したり、暖かい海と小さな波で練習を行っている。そして志田下にはウネリが近づいている。

1.メイヘムフィッシュに乗るガブリエル・メディナ

現在の世界ランキング1位のガブリエル・メディナは、Lostのラウンドノーズ・フィッシュでウォームアップ。通常、彼はカビアンカのシェイプに乗っているが、Lost Surfboardsのマット・バイオロスがデザインした比較的型破りなデザインのボードを試しているようだ。


ISA/Sean Evans

このボードは元々、アンディ・アイアンズ、コーリー・ロペス、クリス・ワードによって有名になったもの。クリス・ワードはこのモデルに乗って2005年のクイックシルバー・プロ・ゴールドコーストでファイナルに進出したことで有名になった。ガブリエル・メディナはこのボードでどのようなサーフィンを魅せてくれるのか、期待が高まる。


SEAN EVANS / ISA

2.カリッサ・ムーア、オリンピック・ジャージを手にする

サーフィンでオリンピックに初出場することの感動は、公式ジャージを目にしたときにやっと実感できるものかもしれない。「日に日に現実味を帯びてきている。」とカリッサは話す。

カリッサのライバルになるであろう、彼女より多くの試合で勝利している、7×世界チャンピオンのステファニー・ギルモア。ステファニーが多くのタイトルを獲得しているのに対し、カリッサは新たに洗練されたエアーを持っており、それが試合開始後に大きな違いを生む可能性がある。カリッサは、マット・バイオロスがシェイプしたボードを使用するが、このボードのフォームは、エアーをするのに最適なサーフボードと言われている。新たなジャージ、新たなボード、そして新たなウネリが到来し、全てがカリッサの金メダル獲得に向けて動いている。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Carissa Moore(@rissmoore10)がシェアした投稿

3.オリンピック観戦方法

国際サーフィン連盟(ISA)は、オリンピック・サーフィンに関するいくつかの重要な情報を発表した。サーフィン競技の待機期間は7月25日から始まる。オリンピックをLive視聴するのはこちらから。

関連記事:ISA国際サーフィン連盟『東京五輪の新競技サーフィンについて知っておくべき10の事』


SEAN EVANS / ISA

4.台風うねりが志田下海岸に到達

Surflineの主任予報士であるカート・コルテは、いくつかの熱帯低気圧が志田下海岸のスウェルウィンドウに現れたことで、見通しはますます良くなっていると発表した。それに伴い選手やファンの興奮度も高まってきた。
​​7月25日(日)は、初め腰から肩までの高さの波で、新しいうねりが入り始めるとサイズアップする可能性が高い。午後にはオンショアの風が吹く可能性がある。その後、週の半ばには別の熱帯性のうねりが発生し、より良いコンディションになる。

「来週後半から来週末にかけての数日間は、コンテストに適した波が得られるだろう。また、その期間中に別の熱帯低気圧がスウェルウィンドウ内でスピンアップする可能性もあり、その場合はさらに波のサイズが大きくなる可能性がある。」とSurflineは予想している。


WSL / SURFLINE

【台風8号のたまごが発生】東京五輪2020サーフィン競技のLive放送予定日時

5.オーウェン・ライトは、ナショナルカラーに身を包み初日の練習に臨む

チーム・オーストラリアのオーウェン・ライトは、チームの代表Tシャツに腕を通し、数回のウォームアップ・セッションを行っている。

オーウェンの投稿にもあるように、予想通り波は小さかったが、嬉しいことにうねりが入ってきて、パワフルな波になりそうだ。身長190cmの体格を持つオーウェンは、サイズアップを待ち遠しにしている。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Owen Wright(@owright)がシェアした投稿

6.ブリッサ・ヘネシー選手が選手村を紹介

アスリートにとって貴重な経験の1つに、オリンピック村に滞在することがある。世界中から集まった多くのエリートスポーツ選手が宿泊施設を共有し、お互いに知り合うことができる状況は他にはない。コスタリカのブリサ・ヘネシーが、その舞台裏を紹介してくれた。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Brisa Hennessy(@brisahennessy)がシェアした投稿

7.ニュージーランド出身のサーファーも到着

ニュージーランド代表のビリー・ステイルマンドエラ・ウィリアムスの2人は、選手村の雰囲気に溶け込んでいる。彼らは、小さな国の出身でありながら、スポーツで成功を収めている代表的な存在。NZは人ごみが少なく、素晴らしい波に恵まれた土地で育つため、バランスのとれたサーファーが輩出される。

ビリーは、コロヘ・アンディーノ、ジュリアン・ウィルソン、そしてペルーのルッカ・メシーナスとの対戦する。エラのヒートには、キャロライン・マークス、ヨランダ・ホプキンス、レイラニ・マクゴナグルがおり、南半球のサーファーたちが初日にどのような結果を残すかに注目したい。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Ella Williams(@ellaoliviawilliams)がシェアした投稿

8.JSインダストリーズがカラフルなボードを発表

オーストラリアのジュリアン・ウィルソンとJSインダストリーは、今回の大会に向けて、とても美しいサーフボードを開発してきた。ジュリアンのインスタグラムに掲載されているように、彼の新鮮なボードはHYFIテクノロジーを採用しているようだ。HYFIテクノロジーとは、多層エポキシ構造のことで、ボードを軽量化し、強度を高め、理想的なバネ性を実現するもの。2020年にニューカッスルで開催されたQSで優勝したジュリアンのサーフィンとこのバネ性のあるボードがマッチすれば、金メダルへ一歩近づくかもしれない。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Julian Wilson(@julian_wilson)がシェアした投稿



"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

「いいね!」してSNSでサーフィン情報をチェック >>

Facebook

Add this entry to Hatena Bookmark

この記事を書いたライター

Miki

元外資系客室乗務員、中東に住みながら世界50カ国以上飛び回る生活を送る中、バリでサーフィンに出会い人生激変。海の近くに住み毎日サーフィンが出来る環境を求めて現在はオーストラリアに住んでいます。
・Instagram→ @eatmore.gelato