両腕の無い女性ジェシカ・コックスがロングボードに挑戦
ライター: Jay
ジェシカ・コックス(Jessica Cox)は先天性異常でその両腕の無いままこの世に生を授かりました。しかし同時に生まれ持った好奇心と何事も成し遂げる強い意志も備え持っていました。その強いメンタリティはかのソウル・サーファー、ベサニー・ハミルトンにも負けず劣らずの素晴らしい才能のひとつと言えるでしょう。
幼少の頃から足をまるで手のように器用に動かしてきた彼女は、その足と指を巧みに駆使し、ピアノ演奏や自動車運転、タイピングといった機械等の操作からコンタクトレンズの着脱のような非常に細かい動きまでこなし、テコンドーは世界初の腕を持たない黒帯認定者でもあるのです。
彼女は25歳のとき、大空へ飛び立つ憧れを胸に、その両足を巧みに扱うことでライトスポーツ飛行機のライセンスを取得、世界初となる「両腕のない飛行士」となりました。また格闘家としても活動しており、アメリカテコンドー協会で黒帯を取得し、これも両腕のない認定者として初の快挙でした。
そんな彼女はベサニーのようにサーフィンにもチャレンジします。以下の動画は2009年に撮影された動画ですが、先日ジェシカによってFacebook上に動画がアップロードされたことで瞬く間に世界へ拡がり感動を呼んでいます。彼女のファーストサーフを記録した映像ですが、その人並み外れた両脚の器用さとバランス感覚で、見事にロングボードでのテイクオフを習得しています。
五体満足であってもテイクオフの難しさに苦戦するサーファーが多い中、あっという間にコツを掴んでしまう彼女には脱帽。きっとベサニーのように自分のハンディを踏まえた上で様々な工夫を凝らしていることでしょう。
不可能を可能にする女性ジェシカ・コックス。彼女による、にわかには信じがたい感動のショートクリップをご覧ください。
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この記事を書いたライター
Jay
20代♂。OAKLEYのアイウェアをコレクト中。最近のイチオシアーティストはKendrick Lamarと水曜日のカンパネラ。
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