五十嵐カノアが家族への感謝を語る。夢を叶える為にアメリカ移住を試みた家族のストーリー
ライター: Miki
レッドブルサーフィンが公開した動画『Kanoa Igarashi Explores His Japanese and American Roots(五十嵐カノアが日米でのルーツを探る)』。この動画では、アメリカへ移住した家族の歴史、アメリカ人と日本人のアイデンティティを持つカノアと父の気持ち、日本代表としてワールドツアーに参加するカノアの決意などについて語られ、夢や目標の実現ストーリーを深く掘り下げている。
五十嵐勉氏「カノアのひいおじいさんは新撰組局長・近藤勇さんの愛弟子で剣の達人だった。またカノアの母親側の先祖は、明治維新時代に活躍した清水次郎町の血筋を受け継いでいる。」..
五十嵐カノア コメント 一部翻訳
両親は僕に一番のサーフィン環境を与える為に全て手放してアメリカ移住した
「家の外ではアメリカ人で、家に帰ると日本人だった。両親は僕に一番のサーフィン環境を与える為に日本での事を全て手放して、アメリカに移住したんだ。両親は英語もほとんど話せなかったし、経済的に裕福でもなかった。それでもアメリカンドリームを叶えるために必死だったんだ。」
僕が日本代表になったら家族も日本を代表する事になると思った
「僕にとっては日本を代表する事が、家族に感謝する究極の方法だと思った。父はプロサーファーを目指していたけど、残念ながらなれずに終わってしまった。だから僕が日本代表になったら僕の家族みんなも日本を代表する事になると思ったんだ。」
「自分がサムライの血を引いている事を知って『サムライ魂は本物なんだ。僕の身体に染み付いているんだ。だからただ勝つだけじゃなくて、自分の方法で、自分らしく勝つことが大切なんだ。』と思った。」
「日本に帰ってくると友達に会ったり、馴染みのある場所を訪れたりする。そんな小さな事が自分にエネルギーを与えてくれる。」と語っている。
父の五十嵐勉氏 コメント
カノアはプレッシャーを取り込んで、それを中から力として出す能力がある
「カリフォルニアでカリフォルニア人になっちゃうくらいに育て、そのままコンテストでいい成績を収めた。カノアが俺を信じてと言ってきたから、国籍をどうするかはカノアに任せようと思った。」
「幼いときからカノアを見てると、プレッシャーを取り込んで、それを中から力として出す能力がある。」
「自分も志田下のローカルの人達とサーフィンしていて、今はカノアが日本代表のオリンピックアスリートとなって志田下でサーフィンするって夢みたい。凄いと思う。」と語る。
確実に日本プロサーフィン界の実力と知名度を世界レベルに押し上げたカノア。そして世界中にいる多くのサーファーが、オリンピック競技としての新たな ”サーフィン” に期待を高めている。
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この記事を書いたライター
Miki
元外資系客室乗務員、中東に住みながら世界50カ国以上飛び回る生活を送る中、バリでサーフィンに出会い人生激変。海の近くに住み毎日サーフィンが出来る環境を求めて現在はオーストラリアに住んでいます。
・Instagram→ @eatmore.gelato
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