サーフィン東京五輪代表 大原洋人・前田マヒナ・都筑有夢路の帰国後会見コメント

ライター: WAVAL

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Photo:ISA/Pablo Franco

「五十嵐カノア選手が最後まで戦ってくれたのはチームにとって、とてもプラスに働きました」

2020東京五輪のサーフィン代表選手を決定する最終予選『2021 ISAワールド・サーフィン・ゲームス』で、代表権を獲得した大原洋人・前田マヒナ・都筑有夢路・理事長・副理事長の帰国後 記者会見が本日開催された。その概要をお伝えします。

大原洋人 選手

出場権を獲得できた感想
「地元で開催されるオリンピック代表権を獲得できて素直に嬉しいです。今回の世界戦では優勝するのを目標にしていました。開催地の志田下は、サーフィンを始めて、今もし続けている場所です。波質はもう一度見直して、良い結果をだせるように頑張りたいです。」

メインで負けた時
「メンタルコーチとは毎日、試合前などに話していました。メインで負けてリパ(敗者復活)に回った時は落ち込んで上を向けない状態でした。メンタルコーチと話したことで、また気持ちを上げて試合に臨めました。」

村上選手と同じヒートでの試合前、2人で話していた事
「村上舜選手とは、まず2人で決勝にいこうと話していました。自分が勝ち上がり、村上選手が負けた時は複雑な気持ちでした。五十嵐カノアと3人で決勝へ行って日本チームでゴールドメダルを獲ろうと話していました。彼の分までオリンピックで結果を出したいです。」

勝ちに繋がった要因
「今回はチーム男女一丸となって応援して、チームでゴールドメダルを取りたいという気持ちが結果に繋がりました。」

前田マヒナ 選手

出場権獲得できた感想
「決勝に行けなくて悲しかったですが、代表になれて嬉しい。自分の夢を叶えられました。でもまだまだ仕事(オリンピック)が残っているので日本に残ってゴールドメダルを目指します。」

メンタルの大切さ
「エルサルバドルの前にハワイでトレーニングをしてました。エルサルバドルのラボカナは、私のホームのハワイの波と似ているので自信がありました。私は女子No1になりたい気持ちが強いから、ポジティブな気持ちでいけば絶対に上手く行くと思っていました。」

「ジュニアの頃など、メンタルが弱かったけど今は強くなりました。今のコーチのロス・ウィリアムスの前の、バートン・リンチはメンタルが一番大切で、その為に自分の強みと弱みを知っていればクリアできると言われて来ました。バートンのおかげで強くなれました。」

「試合ではミスもあったので、東京オリンピックまでにそこを克服します。」

都筑有夢路 選手


アメリカより会見に参加

出場権獲得できた感想
「代表になれて良かった。試合の前にCTに出ていた事がモチベーションになって今回に生かされた。またオリンピックにもこの経験を生かしたいです。」

オリンピックについて
「オリンピックはとても注目されるし、プレシャーもあって緊張もすると思うので、メンタル面をオリンピックまでに上手く持って行けるようにしたい。鵠沼で波の小さい所で育ちましたが、千葉は鵠沼より波があっていい練習のできる。今まで練習してきたところだし、自信はとてもあります。」

CTについて
「CTではサーフィン技術でスコアもらえている。パワー、フローなど、点数をもらえたのでこれで平気なんだなと思った。また、CTでより上に行くには、試合の経験をもっと学びたいです。まだCTの試合経験が無く、トップ選手が集まっている場も全然雰囲気が違うので、その雰囲気にもなれたい。経験を積むのが大切だと思いました。」

「今まで全部ギリギリだから気持ちの面で苦しい部分がずっとあった。でもギリギリでも何とかしがみついて行って、オリンピックの切符も獲れた嬉しい気持ちの方が勝つから、ギリギリだったけど頑張って来れて良かったと思います。」

酒井厚志 理事長

「今回の試合では、日本サーフィンチームは世界のトップクラスになったと実感しました。また目標だった、最大の男女2枠という出場枠を獲れました。次の目標はメダルをとることです。」

井本公文 副理事長

「世界選手権で自身の力で代表枠を獲れました。しかしここからが本番。オリンピックでメダルと獲ることが目標です。代表権を残念ながら獲れなかった人もいましたが、次に繋がる強さになる。日本サーフィン会にとってこれは通り道であり、オリンピック・サーフィンの良い経験値になったと思います。」

宗像富次郎 副理事長

五輪出場権 決定済みCT選手の棄権について
「CT選手が試合を棄権する可能性が高いということは事前に予想していました。その中で実際に棄権するCT選手も出て来ました。しかしCT枠で出場が決まっていた五十嵐カノア選手は、「自分は最後まで戦う」と力強く言ってくれました。カノア選手が最後まで戦ってくれたのは、日本チームにとってはとてもプラスに働きました!」

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