「13歳の時、シャークアタックが人生を変えた」ベサニー・ハミルトンから学ぶ人生で大切な3つの教訓
ライター: Miki
義足のサーファー マイク・クーツとの出会い
1990年ハワイのカウアイ島に生まれたBethany Hamilton(ベサニー ハミルトン)。幼い頃からサーフィンを始めすぐにサーフィンの虜になり、世界で活躍するサーフィンキャリアへの第一歩を歩んでいた。
そんな彼女を悲劇が襲ったのは2003年10月31日、ベサニーが13歳の時。友達とサーフィン中に、4.3mのイタチザメが彼女を襲い片腕を失うという、悲しい出来事が彼女の人生を変えました。その出来事が世界中から注目を集め映画Soul surfer(ソウルサーファー )で彼女の事を知った人も多いのではないでしょうか。
|
今では二児の母となり、ビッグウェイブにも挑戦。今回は海外メディアSkysportsでベサニーが語った、サーフィンを通じて学んだ人生の教訓をダイジェストでご紹介します。
ベサニーハミルトン:サーフィンを通じて学んだ、人生で大切な3つの教訓
1.当たり前の事に感謝する
シャークアタックの後は小さな事にもイライラして全ての事に落ち込んでいた。片腕を失う前はサーフィンも好調で私の人生は最高だったけどそれが全部ひっくり返ったの。片腕だけじゃなく、私の人生から全てを奪われた気がした。
でもたまに落ち着いて考えると、生きてる事に感謝しなきゃって思ったの。人生の中で困難な事が起こった時、物事が上手くいかずどん底に落ちてしまった時。そんな時、私達は日常生活の中でも感謝すべき事が沢山ある事を思い出すべき。家族と一緒にいれる事、健康でいられる事。当たり前すぎて忘れがちだけど、そういう小さな事に感謝することは一番大事。
義足のサーファー マイク・クーツとの出会い
18歳の時にサメに襲われて右足を失うも、事故の1ヶ月後には義足を付けて海にカムバックしたカウアイ島出身のサーファー、マイク・クーツ(MikeCoots)。マイク・クーツに会い、ベサニーは片腕でサーフィンが可能だと感じた最初の「希望のヒント」を学びました。彼から義足でサーフィンする方法を学んだのです。
2.信念を持って好きな事を貫く
シャークアタックの後も海に入る私を見て人々は『なぜサメがいる海にまた戻るの?』って聞かれた。サメに遭遇する恐怖よりも海、サーフィンへの愛の方が圧倒的に大きいから。
だってシャークアタックって稀で、毎日運転する車で事故に遭う確率の方が高いのよ。それに海は私を癒してくれる。日常で起こっている事を忘れて海で遊んで、リフレッシュして家に帰ると子供と遊ぶ元気でみなぎってるの。
だから私には信念があった。サメに対する恐怖で海から離れる事は絶対ないってね。海、サーフィンに対する愛と情熱はそれくらい大きい。シャークアタック後、初めて波に乗ってからはもう後戻りはない。ただ自分の大好きなサーフィンを一生し続ける、それだけだった。
3.何があっても信頼できる人を持つ事
私は何かに挑戦する時1人ではやらない。いつも頼れる人をそばに置いてる、家族だったり友達だったり。なんでも1人でやろうとすると人生は難しいの。時には寂しくなるし怖くもなる。サポートしてくれる人がいる事で、1人じゃ出来ない事も出来るようになる。シャークアタックの時もそうだった。もし友達とサーフィンしていなかったら私はここにはいないかもしれない。家族のサポートがなかったらサーフィンへ復帰できたかもわからない。
ベサニーは彼女が経験した事を活かし、シャークアタックによる被害者や体の一部を切断した人、精神的にもトラウマになるような障害を持つ人をサポートする為に、非営利団体のFriends of Bethanyというサポートグループを立ち上げるなど社会貢献活動も行っています。
また2018年に公開された『Unstoppable(アンストッパブル)』では、シャークアタックから15年経った彼女をフィーチャー。二児の母として日々育児に追われる彼女とその家族への密着取材や、ビックウェイブに挑戦し続ける彼女の現在を映し出しています。
記事参考元:https://www.skysports.com/
"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)
「いいね!」してSNSでサーフィン情報をチェック >>
この記事を書いたライター
Miki
元外資系客室乗務員、中東に住みながら世界50カ国以上飛び回る生活を送る中、バリでサーフィンに出会い人生激変。海の近くに住み毎日サーフィンが出来る環境を求めて現在はオーストラリアに住んでいます。
・Instagram→ @eatmore.gelato
- 関連するタグ:
- ベサニー・ハミルトン