事故による車椅子生活から再出発。アダプティブサーフィン日本代表 小林征郁インタビュー

ライター: WAVAL(ウェイバル)

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事故によりアダプティブサーファーとして再出発した日本代表 小林征郁インタビュー

「サーフィンが出来ないってなったとき、親への謝罪でしかなかったっというか。今まで謝ったことがなかったのに謝った自分というのがいました。」

2019年12月開催予定が延期となり、サンディエゴのラ・ホーヤで2020年3月11日〜15日(現地時間)での開催となった『2020 ISA世界パラサーフィン選手権(AmpSurf ISA World Para Surfing Championship)』。(3月より「アダプティブサーフィン」から「パラサーフィン」に競技名が変更)

大会HP https://www.isasurf.org

大会は2015年からスタートし、毎年カリフォルニア州サンディエゴのラ・ホーヤで開催され、今回で5回目を迎える。日本が初参戦したのは2016年。その初参戦から、毎年大会に参加している日本代表の小林征郁(こばやし まさふみ)が、事故で車椅子生活となってから海に戻ってくるまで、また障害を抱え日本代表として世界で戦う選手となっていくまでの道のりを語った。

コロナの影響で多くのスポーツが、無観客や延期になる中で開催にこぎつけた本大会。時差もあり真夜中になりますが、身体に障がいをかかえながらも、限られた身体能力をフルに使い、かつ笑顔を絶やさず楽しく試合に臨む選手たちを日本、世界問わず応援していきましょう!

動画内 小林征郁インタビュー書き起こし

「サーフィンが出来ないってなったとき、親への謝罪でしかなかったっというか。病院のベッドで手術後、(親に)謝った自分というのは本当に今でも覚えていて、「ほんと、ごめん」って言って。今まで謝ったことがなかったのに謝った自分というのがいました。」

・車椅子生活の中でどのように気持ちを切り替えた?

「生まれつきの障がいでもなく自分で起こしてしまった事故で、ネガティブな感じになっていても、それこそ周りに迷惑かける、支えてくれた人に迷惑かけるって言うところから、意外に切り替えって早くて。『もうちょっとやらなきゃ。もうやるしかないっしょ。』みたいな感じに切り替えていけたのは結構早かったです。それが後にサーフィンに繋がっていくんですけど。」

・サーフィンを再び始めたきっかけ

「その当時お世話になっていたサーフショップのボスにサンディエゴに連れていってもらい、行った先で知り合った先輩に「ニーボードっていうのがあるんだよ。正座はできる?」とか聞かれて、自分の中でニーボードというのは全然知らなかったから、そこからスイッチが入ったというか、乗れるか分からない板をサンディエゴで買って日本に持って帰って、そこが(サーフィンの再出発の)始まりでした。そこから仲間に連れて行ってもらったりして、海に帰れてよかったなっていう感動は本当にありました。」

・大会にはいつから出場するようになった?

「本当に大会っていう感じで参加したのは2016年の世界戦。2015年から世界大会はカリフォルニアのサンディエゴで行われていて、2016年に「日本にもアダプティブサーファーいるよ!」っていうことで、国旗を立てに行かないとというのと、仲間に会いにいく感覚で行ったのは覚えていますね。」

「年々ちょっと変わっていって、初年度は日本の国旗立てに行きます、仲間に会いに行きますっていう、コンペよりも楽しさ半分みたいな感じで。2017年からだんだん日本代表っていう、日本を背負って行かせてもらっているという自覚は持てたっていうのはあります。そこで自分はどれだけベストを尽くせるのっていうところだったり、2018年なんですけど、初のファイナルの舞台に立たせてもらって、自分に足りないものだったりが見えたりとかして。コンペに対して今、結構ハマっていて(笑)。ハマってるっていうのが1番分かりやすく言うとそういった感じなのかなってあるんですけどね。」

・アダプティブサーファーとして再出発して改めて感じること

「車椅子になってアダプティブサーフィンという形で海に戻れて、本当によかったなって、今でも仲間に感謝です。今後、生まれ持っての障がいだったり、障がいを持った子どもたちにどんどん知ってもらって、バスケットだったりラグビーといろんなパラスポーツがある中でアダプティブサーフィンも選択肢の一つに入れてもらえれば。そういう形で、未来の日本代表が出てきてくれたら嬉しいし、そういう子はどんどんサポートもしていきたです。」



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