海を近くに感じる4人のサーフアーティスト -アートを始めたキッカケやストーリー
ライター: Miki
サーフィン、海、美しい自然。これらを写真に残したり、思い思いのアートを作ったり見ているだけでも癒される作品を創る写真家やアーティスト。その作品が生まれるまでの過程や環境には様々なストーリーがあり、海と密接に関わっている彼らだからこそ創り出せる世界観は多くの人の目を惹きつけます。今回は最近注目され、私のお気に入りでもある4人のアーティストと、彼らがアートを始めたキッカケやストーリーと共にご紹介します。
1. Bree Brooks
鮮やかな色彩に写真と間違えそうなくらい繊細なタッチ、常に海を身近に感じてきたからこそ描けるアートがBree Brooksの作品です。毎日波乗りをしてどんなボードも乗りこなすサーフィン好きな彼女は、これまでスリランカ、ポリネシア、インドネシア、オーストラリアなど多くの国を旅する過程で生まれたもの。
・前歯を失う怪我をキッカケにアートを開始
そんな彼女、実はスリランカでサーフインストラクターとして働いていた時、他のサーファーと衝突し前歯を失う怪我を負いました。十分な処置を施すことのできる医者がその地域にはいないため金属の金具を叩きつけるような治療の結果、サーフィンも一時困難に。落ち込んでいた彼女は、唯一心を平穏にしてくれる波や、水平線、彼女を囲む自然をペイントし始めました。次第にその絵に心惹かれる人が増え人生で一番辛かった出来事がチャンスを呼び込んでくれたと言います。(Instagram@breebrookz)
2.Saxon Kent
オーストラリアのバイロンベイ在住の彼は、なんと17歳の空撮フォトグラファー。彼が写真に目覚めたのは3年前、14歳の時。自分自身が生まれ育ったバイロンベイの美しく雄大な自然や海の写真をインスタグラムへ投稿し始めるとそのダイナミックで色鮮やかな写真が人々の目に留まり、瞬く間にその写真に魅了される人は増え、現在ではフォロワー26万人以上を抱えるバイロンベイを代表するフォトグラファーに。
・iPhone購入をキッカケにカメラを開始
彼が初めてカメラに収めたのはSaxonが初めてiPhoneを買った時でした。今では人々が普段目にすることのできない角度から取ることが可能な空撮に力を入れており、その写真は彼ホームページ上でプリント版として購入することも可能です。(Instagram@saxonkent)
3.Kris Goto
物心ついた頃から漫画が大好きだったKrisは宮崎駿、手塚治、渡瀬悠宇、矢沢あいなど日本の有名漫画家に憧れ、高校を卒業したら漫画家になると心に決めていた。田園畑が広がる日本の田舎で生まれ育ち、9歳の時に香港に引っ越し。
・日本の漫画、ニュージーランド マオリ族のタトゥーに影響を受ける
高校生の時に2年間過ごしたニュージーランドで初めて漫画以外のアートに興味を持つ。それがニュージーランドの先住民マオリ族のタトゥーでした。比べてみると彼女のアートがそれに大きく影響を受けていることが分かります。2006年にはハワイへ移住。そんな彼女の大好物はベトナムのフォーと明太子おにぎり。最近は日本でも展示会や新宿駅の壁画に絵を描くなど活躍の場を広げています。(Instagram@kgotoart)
4.Juliette Bechu
バリを訪れたことがある人なら馴染み深い風景に紛れ込むような可愛らしい絵をかくフランス人のJuliette。インド洋、マダガスカルの横にある小さなフランス領の島レユニオン出身の彼女の描く作品は、海やヤシの木、ゆったりとした時間の流れを上手く表現し故郷を思い出させるイラストが特徴的です。(Instagram@juliette_illustration)
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この記事を書いたライター
Miki
元外資系客室乗務員、中東に住みながら世界50カ国以上飛び回る生活を送る中、バリでサーフィンに出会い人生激変。海の近くに住み毎日サーフィンが出来る環境を求めて現在はオーストラリアに住んでいます。
・Instagram→ @eatmore.gelato