軽キャンピングカーから豪華モーターホームまで『キャンピングカー最新事情』

ライター: masaaki

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JAPAN CAMPING CAR SHOW2018

いい波を求めて車で旅をする!宿泊施設を気にせず、寄り道しながら自由な旅を楽しめるキャンピングカーの冒険は、大人の贅沢な遊び。働き方に変化が生まれ余暇を楽しむ時間が増えてきた近年、キャンピングカーへの憧れはより高まり、2017年度の国内登録台数は10万台を突破しています。2018年2月には毎年恒例の「JAPAN CAMPING CAR SHOW」が幕張メッセイベントホールで開催されました。イベントの様子も交えて今どきのキャンピングカー事情をご案内します。

<Index>
1.街乗りもできるコンパクト型『軽キャンピングカー』
2.ニーズの多様化に応えた様々な車種
3.全国に増える車中泊専用施設「RVパーク」
4.本場の豪華なモーターホーム

一般社団法人日本RV協会

 

1.街乗りもできるコンパクト型『軽キャンピングカー』

軽トラックベース

キャンピングカーというとトレーラーハウスキャブコンと呼ばれるトラックを改造したスタイルが思い浮かべると思いますが、最近は軽キャンパーに代表されるコンパクトカーのキャンピングカーが多くみられます。

*キャンピングカーの種類、メリット・デミリットについては▶︎『プライスレスな時間と空間』サーフキャンプを楽しむ為のキャンピングカー事情

コンパクトカーのキャンピングカーは、キャンプというよりも車中泊を主なテーマに1~2人用のコンパクトな設計。軽トラックや軽ミニバンなどをベースにしたものや、ルーフだけがアップすることで就寝スペースを作るものなど様々。通常走行の時は一般の車と変わりなく、街乗りも可能ですし、立駐に停めることさえできます。

・コンパクトカー型 軽キャンピングカー
車中泊

価格100~200万円程度の比較的買いやすい価格帯のものが多く、週末サーファーの車中泊には最適ではないでしょうか。車中で快適に睡眠がとれるのであれば、早起きすることも渋滞に巻き込まれることもなく、前日、夜に前乗りして駐車スペースで朝日が昇るのをのんびり待つことができます。

サーフィン

 

2.ニーズの多様化に応えた様々な車種

けん引免許不要

キャンピングカーは一昔前まで、一部の富裕層の贅沢な趣味の車として認識されていましたが、娯楽としてのオートキャンプの普及や、災害時の車中泊が注目されたことから、一般的な車の購入選択肢に含まれるほどになってきています。

セカンドカーや遊び専門の車から、ファーストカーとしても使える車種もたくさんあります。ファミリーカーとして家族で楽しめるもの。1~2人で気楽に旅や自然を楽しむもの。ペットと一緒に旅することに特化したもの。ハンディキャップのある方用の車。バストイレ、エンジン停止中でも使える冷暖房完備の車など、オーナーのライフスタイルに合わせて様々な車種、オプションが揃っています。

街乗り

車両登録では一般的なトレーラーハウスは8ナンバーですが、最近は5ナンバー、4ナンバー、3ナンバーなど多様化しており、ユーザーの諸条件に対応することができます。また車両総重量750Kg以下はけん引免許が必要なく、普通免許で乗ることができますので、より手軽にキャンピングカーオーナーになることができます。

普段は買い物や通勤、仕事で使用して、週末はキャンピングカー仕様にチェンジして家族で旅行。そんな現代社会の多様なライフスタイルに合わせて楽しめる車が増えているのです。

普通車

 

3.全国に増える車中泊専用施設「RVパーク」

車中泊

キャンピングカーで車中泊といっても、どこでも泊まれるわけではありません。水も必要ですし防犯上でも心配ですね。「JAPAN CAMPING CAR SHOW」の主催者でもある一般社団法人日本RV協会では、全国の道の駅をはじめ、日帰り温泉施設、オートキャンプ場、湯YOUパークなどと連携し、車中泊ができる駐車場「RVパーク」を展開しています。「RVパーク」は「より安全・安心・快適なくるま旅」をコンセプトに、駐車場などの一画を車中泊専用の有料宿泊エリアを確保しています。

参照:くるま旅

「RVパーク」はキャンプ場ではありませんので調理やBBQなどは出来ませんが、24時間利用可能トイレ、入浴施設、100V電源、ゴミ処理場などを完備しています。現在は全国で100か所ほどですが、将来的には利用者のマナー向上を担保に全国1,000か所を目標としているそう。また「RVパーク」はキャンピングカーでなくても利用可能ですので、車中泊の際はお近くに「RVパーク」がないか、調べてみてはいかがでしょうか。

 

4.本場の豪華なモーターホーム

キャンピングカーという呼称は日本独特のもので、英語ではモーターホーム(Motorhome)といい特に北米などでは、まさに動く家と言われる大型のキャンピングカーが主流。「JAPAN CAMPING CAR SHOW」でも、本格的なモーターホーム輸入車が何台も展示されていました。中には3,000万円超え、5,000万円超えの豪華なものも。もはや車というより家を展示しているようでした。

 

 

現実的な金額ではありませんが、本場の豪華でカッコいいキャンピングカーを、目の当たりにできることはイベントの醍醐味です。映画やPVなどの映像で見かけるようなラグジュアリーなモーターホームに興奮してしまいます。近未来的なフォルムの最新トレーラーの内装は、高級ホテル並みの設備が整っています。またコンテナ式の家をけん引しているタイプなどもあり、本場のモーターホームと日本のキャンピングカーとは、全く違うライフスタイルが垣間見れます。

 

 

大自然に車を乗り入れる際のマナーやモラル

マナー

サーフィンでも山登りでも、自然界に人間が多く集まるようになると、とかく気になるのがマナーやモラルの問題です。キャンピングカーの普及が進むことで、多くの人が海や山に車で乗り入れることが多くなります。またそこで宿泊するとなると、給水や排水、ゴミの処理、騒音や自然破壊など多くの懸念が生じることになります。快適さを追求した人類のツールが便利になればなるほどに、自然へのリスペクトは忘れないように気をつけましょう。



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この記事を書いたライター

masaaki

サーフィンの魅力にとりつかれ海の目の前に移住し、スローライフな日々を過ごしています。海辺での生活の楽しさや、初心者にもわかりやすくサーフィンの魅力を伝えます。