サーフィンDJ nicoが間近で見たJPSA第2戦!加藤嵐選手の変貌とは!?

ライター: nico

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サーフィンDJ nico

先日、2017年6月23日(金)から3日間、静岡県伊豆下田で行われました、JPSAジャパンプロサーフィンツアー 2017 ショートボード第2戦「伊豆下田CHAMPION PRO Presented by LesPros entertainment」

第1戦のインドネシアから舞台を日本に移し開催されたこの大会。波のコンディションもあり、会場は白浜から多々戸浜に。また、この大会の模様は、Abema TV ヨコノリチャンネルで放送されました。おかげさまで僕、nicoは今年もこの番組のMCを担当させて頂いています。解説には昨年、同様、神田愛子選手をお迎えしてお届けしました。(第3戦以降の試合もMCをしていきますので、よろしくお願いします!)

さて、難しいコンディションの中、この第2戦を制したのは男女共に10代!!そして、JPSAツアー初優勝となる、西優司選手(17歳)、野中美波選手(16歳)でした。
西選手はオリンピックA指定強化選手、野中選手はB指定の強化選手ですね。まだまだ、始まったばかりのJPSAツアーですが、残り7戦、新戦力の活躍を期待しつつも、日本のプロサーフィン界を牽引する選手達の成長と活躍に期待しています。

・西優司選手サーフィンDJ nico

・野中美波選手
サーフィンDJ nico

さて、そんな、大会を放送している、このヨコノリチャンネなんですが、一番の特徴はレジェンドと呼ばれるサーファーが放送席に来たり、時には日本のサーフィン界を支えている方が、じっくりとお話をしてくれたり、また、現役サーファーも遊びに来てくれます。ホントに豪華な顔ぶれが放送席を盛り上げてくれるんですが、そんな中、今回、僕が特に印象に残ったのが、昨年のJPSA男子グランドチャンピオンである加藤嵐選手。

・加藤嵐選手サーフィンDJ nico

解説を頂きながら、長時間に渡って、色々と話をしてくれました。僕が彼に初めて会ったのは、昨年、千葉県志田下でのグランドチャンピオンの座を懸けた最終戦。第一印象は少しシャイで、グランドチャンピオンへのプレッシャーもあったのか、少し緊張気味。多くは語らず、寡黙なサーファーという感じ。しかし、今年は僕が話し出すと、目を見て大きくうなずき、肩の力を抜いて解説に没頭、沢山の笑顔を見せてくれました。また、彼が、他のサーファーのライディングを見ていると、その精悍な顔はより引き締まり、自分が出場する試合への高揚感が溢れているようにも感じられました。

この、昨年との変貌はなぜなのか…?

加藤選手は、昨年のグランドチャンピオン獲得後、スポンサーとの契約が終了してしまいました。契約期間など、様々な理由があったと思われますが、その胸に去来する想いは、複雑なものだったのでしょう。しかし、臆する事なく前向きに捉えたのが、今回の変貌に繋がったようでした。「プロになってから、一度も経験した事が無い、貴重な機会だった」と、本人が語ってくれたんですが、このオフの期間中にスポンサーを気にせず、好き放題に、そして、沢山の種類のサーフボードに乗ることができたんだそうです。これは、純粋にサーフィンを楽しみ、自分のスタイルを見直し、今後について、じっくりと考える良い時間になったのではないでしょうか。そして、そんな事を印象付ける事を、彼は僕に言ってくれたんです。

「ノースポンサーの中、本当に多くの人に助けてもらいました」

サーフボードに乗れたという喜びだけでなく、人の支えを改めて実感できた。そこには、グランドチャンピオンという肩書きにおごれる事無く、真摯にサーフィンに向き合う1人の男がいました。これが、僕が、昨年とは違うと感じた、大きな点です。

・中央:加藤嵐選手 右:神田愛子選手
サーフィンDJ nico

今回の大会では、惜しくも準々決勝で敗退してしまいましたが、ツアーは、まだまだ、序盤戦。(現在の順位は5位)精神的にも大きく、強くなった加藤選手の今後から目が離せません!

ちなみに、伊豆の朝焼けは言葉が出ないほど綺麗!空好きの僕も、朝パチリとカメラに収めました(笑)

サーフィンDJ nico

<nicoのサーフィンについてのお問い合わせ>
・surf@321lab.com

・nicoのinstagram:@nicostagramtokyo

・nicoのTwitter:@2010nico

●JPSA2017ショートボード年間スケジュールは以下となります。要チェック!
初戦:4月バリ島クラマス (優勝:佐藤 魁 /川合 美乃里)
第2戦:6月伊豆白浜(優勝:西優司/野中美波)
第3戦:7月愛知県田原市
第4戦:8月東京新島
第5戦:8-9月茨城大洗
第6戦:9月オールジャパン鵠沼
第7戦:9月種子島
第8戦:10月釣ヶ崎海岸(志田下)
最終戦:10月宮城仙台
*JPSA2017はAbemaTV ヨコノリチャンネルにて試合を生中継!

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この記事を書いたライター

nico

サーフィンの技術向上と語学習得のために アメリカ・オーストラリアに滞在。J-WAVEナビゲーターをはじめアワードの司会やTVのナレーションで活躍。現在はABEMAで JPSA TOURや ISAWSG2019 そして2020 TOKYO Olympicでも実況やMCを担当。サーフカルチャーはもちろん 音楽/ファッション/旅行/フードなどの情報を発信しながら日本のサーフィンを盛り上げて行く。NSA B級公認ジャッジ取得。
お問い合わせ ⇨ https://25surfrecords.themedia.jp