【海の水質汚染問題】WCT&オリンピック開催地のリオ@ブラジル

ライター: WAVAL

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ブラジル 水質汚染
記事参考元:world-surf-movies


サーフィン世界大会(WCT)&オリンピックが開催されるリオデジャネイロ@ブラジルの海の水質汚染問題

先日、2016年度のWCTスケジュールが発表されました。イベント会場は2015年度と変更はありませんでしたが、シャークアタックが発生したJベイ(南アフリカ)が含まれていたことが話題となっていました。(前代未聞!WCT決勝でミック・ファニングがシャークアタックに遭遇

【メンズ】WCTスケジュール2016

・Quiksilver Pro Gold Coast–March 10-21, 2016
・Rip Curl Pro Bells Beach–March 24-April 5, 2016
・Drug Aware Margaret River Pro–April 8-19, 2016
・Rio Pro–May 10-21, 2016
・Fiji Pro–June 5-17, 2016
・J-Bay Open–July 6-17, 2016
・Billabong Pro Teahupo’o–August 19-30, 2016
・Hurley Pro at Trestles–September 7-18, 2016
・Quiksilver Pro France**–October 4-15, 2016
・Moche Rip Curl Pro Portugal–October 18-29, 2016
・Billabong Pipe Masters–December 8-20, 2016

【ウイメンズ】WCTスケジュール2016

・Roxy Pro Gold Coast–March 10-21, 2016
・Rip Curl Women’s Pro Bells Beach–March 24-April 5, 2016
・Drug Aware Margaret River Pro–April 8-19, 2016
・Rio Women’s Pro–May 10-21, 2016
・Fiji Women’s Pro–May 29-June 3, 2016
・Vans US Open of Surfing–July 25 – 31, 2016
・Trestles Women’s Pro–September 7-18, 2016
・Cascais Women’s Pro–September 24-Oct 2, 2016
・Roxy Pro France–October 4-15, 2016
・Maui Women’s Pro–November 22-December 6, 2016

そしてJベイ以外の会場で、物議を醸している会場があります。それは、水質問題に揺れるブラジルのリオデジャネイロです。リオでのWCTイベントにおいては、波のクオリティの低さが問題になっていました。ワールドクラスのサーフスポットでイベントを開催するはずのワールドツアーには、あまりに相応しくないということです。

しかし、最近では水質汚染の問題についても取り沙汰されています。2014年のリオでのWCTイベント前には、会場であるバーハ・ダ・チジュカ(Barra da Tijuca)の水質が、数週間に渡り安全基準を下回っていたのです。

海の水質汚染の原因と現状

リオで海の水質汚染の原因は下水です。下水の53%が適切な処理を行わずに垂れ流され、川やラグーンを通じて、海へと流れ着いているのです。以下の写真で、左側が通常の海の色。右側が汚染水が混じった海水となっており一目瞭然ですね。

ブラジル 水質汚染

水質汚染問題の啓蒙運動にブラジルのビッグウェイブサーファー、カルロス・ブールが参加

リオではオリンピックも2016年に開催されます。この汚染水のエリアを会場とする海の競技はセーリングなのです。

そこでオリンピックのセーリング開催時までには海がクリーンナップされているのかについて、Daily Mail誌が2015年3月に記事を掲載していますが、リオ市長によると「努力はしているが、間に合わないだろう」とコメント。

また、豪スタブ誌によると、今年のリオでのWCTイベント後には、多くのサーファーが体調不良を訴えていたとの情報もあるので、安全面を考えると、リオでの開催は再考すべきかもしれません。

水質問題は、下水といったインフラ事業を整備する余裕のない発展途上国であればどの国にも共通する問題。そこで、まずは母国ブラジルの水質問題への意識を高めようと、ブラジルのビッグウェイブサーファーのカルロス・ブールが啓発運動の動画製作に参加。

ちなみに同じような問題はカリフォルニアでもおきており、こちらもサーファーをモチーフにした動画が制作され、啓蒙活動が行われています。▶【海洋汚染】将来生身でサーフィンできなくなる?防護服での啓発活動

環境問題において、サーファーだからこそ気付ける、発信できることはたくさんありますね。ブラジル水質汚染問題の啓蒙動画は以下よりどうぞ▶


記事参考元:world-surf-movies

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