ケリー・スレータートレッスルズでプロ初優勝を飾った時の1990年記念映像

1990年9月9日 – サーフィンの歴史において最も重要な日の1つ。ここからキャリアが始まった…。

11度の世界チャンピオンに輝いたケリー・スレーターが1990年にトレッスルズでプロ初優勝を飾った時の映像。

イベント当日、ビーチでクイックシルバーと初のプロ契約を結んだケリーには大きなプレッシャーがかかった。ASP(WSL)フランス大会で3位入賞を果たしたばかりのケリーは、自分にとって最大のインスピレーションの源であるトム・カレンと対決した。スレーターは「自分のサーフィンへは自信は最高潮だったから、その力をみんなに見せる機会が欲しかったんだ。」語っていた。そして高校生最後の週にプロ初優勝と3万ドルの賞金を手にし、サーフィン界の話題をさらったのだ。ケリーはこの年、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、プロとしてのキャリアをスタートさせた。

ケリー・スレーターはこの日をこう振り返った。
「そこには自分の過去の歴史に影響されない自分がいたんだ。少しシャイだったしカメラを向けられて緊張したよ。私は何かメッセージを送ろうとしたわけではなく、何かを宣伝しようとしたわけでも、トランクスを売ろうとしたわけでもない。あの頃の無邪気さは、本当に素敵で清々しくて純粋なものだったね。今すぐにでもあの時代、あの瞬間に戻りたいよ。」