波の力だけでなく、サーファーの体の使い方で加速する為の基本知識

ライター: ドジ井坂

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サーフィン上達-1

 

ドジ井坂です(私については…『ドジ井坂』ドジと呼ばれて50数年、この名前の由来とは)。今回は鴨川の文理開成高校の4月で2年生になった多和くんのトレーニングレポートをご紹介します。

前回はテイクオフからカットバックのシークエンスを解説しましたが(前回の記事▶︎動作の一つ一つに高度な基礎技術が詰まっているテイクオフ)、どうも踏ん張る癖があるようです。中学で「サッカーで踏ん張ってシュートしていたのが原因かな」それに「アイススケートも上手いんだぜ!」と本人は言っています。(笑)

陸上のスポーツは、地面を支点にして足で蹴って身体を移動します。その地面を蹴る動作で太股が鍛えられて太めの方が多いですが、サーフィンであの柔らかい水面を地面と同じように蹴ったらどうなるでしょうか?ボードを蹴ればボードは水面から沈みます。失速しますね。
しかし、多くの素人解説で「ボードを蹴る?」「蹴り込む?」といった、ボードをボトムから蹴り上げる?ような説明もありこれでは世界に通用しません。

多和くんも、そんな解説を鵜呑みにして、サッカーやアイススケートのダッシュの様に踏ん張ってターンしていました。日本人のプロもアマもサーフボードが上下にパタパタして見えるのもそれが原因です。

小波のトレーニングの初めの頃のシークエンスを観て下さい。

・力を使って踏ん張ってしまうサーフィン
サーフィンのコツ

サーフィンのコツ-2

サーフィンのコツ-3

サーフィンのコツ-4

サーフィンのコツ-5

サーフィンのコツ-6

サーフィンのコツ-7

これは踏ん張ってターンしてボトムで失速して、無理矢理に波のトップへボードを向けようとしているサーフィンです。小1時間、踏ん張りターンをやらないように陸トレしたのですが、無意識にやってしまうのでしょう。トレーニングした動作の感覚を一つ一つ確認しながら、何度かライディングしていると、意識して修正した部分が少しずつ成果となって出てきました。それがこのシークエンスです。

・小1時間、踏ん張りターンをやらない陸トレを実施した後
サーフィン上達-1

サーフィン上達-2

サーフィン上達-3

サーフィン上達-4

サーフィン上達-5JPG

サーフィン上達-6

サーフィン上達-7

サーフィン上達-8

サーフィン上達-9

踏ん張ってサーフボードを蹴る動作は少なくなりました。蹴るのではなく腰を後方に屈曲して身体を浮かしている動作感覚が必要なのです。ターンのライン取りも違いますね。これはジャパンメソッドの理論を理解できれば、練習することで少しずつ修正できます。

踏ん張らない動作で、ボードを加速するトレーニングは、バランススティックで行います。最低10種類のトレーニングがあるのですが、その1つの例を紹介しましょう。

両手を前に出しているポーズと、両手を腰の後に置いているポーズの太股や膝に感じる負担の違いを身体で感じられるようになるのがトレーニングの課題です。

サーフィン上達 手が前

サーフィン上達 手が腰

何度もトレーニングしていると、どちらが加速しやすいか身体で感じるられるようになります。

正しいのは、手を腰の後に置いているポーズが加速しやすい動作だとわかります。
それが身体の使い方のトレーニングです。様々なフィジカルセンス・トレーニングをやってくと、なぜこんなシンプルな基礎トレーニングをやる必要があるのかわかってきます。

日本人も波が良い日のフリーサーフィンを写真で観ると、なんとか出来てる感じに見えるのですが、外国勢と動画を比較してみると、そのスピードはまったく違います。波の力でスピードが出ているだけで、サーファーの身体のコントロールで、加速していないということです。

この続きは、オージープロの踏ん張らないターンのシークエンスと比較して解説しています。続きはこちら▶︎『サーフィンにとても大切なスピードをつける方法』体の使い方解説 テクニック編

半信半疑でよくわからない方は、是非ドジ井坂が開講している夜のトレーニング講座やクリニックで体験してみて下さい。※トレーニングスケジュールと参加はこちら▶︎ beachschool.com から。初めての方もお気軽にお問い合わせ下さいね!

ドジ井坂

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この記事を書いたライター

ドジ井坂

ドジ井坂

ドジ井坂です。 全日本プロサーフィン選手権初代チャンピオン。日本人初の世界選手権出場、シェイパーとしても活躍し、1968年から世界のサーフィンを実体験し、40年以上にわたる指導経験から、入門書など多数。そのサーフィン基礎理論は、身体の動作研究にも及び、海のスポーツ特有の理論研究とそのトレーニング用具開発に進化している。

東京オリンピックに向け、サーフィンのトレーニングにスケートボードも導入し、日本人に適した動作感覚とバランスのシュミレーショントレーニング「ドジ井坂ジャパンメソッド」の普及活動を始めた。

もっと気軽にビーチを通年活用していくためのコミュニティ活動「ビーチクラブ構想」を国土交通省支援の下に立ち上げ全国13箇所で展開、一般社団法人ビーチクラブ全国ネットワーク理事長。海岸の様々な利活用に関する神奈川県や千葉県、地方自治体の委員を歴任。海や海岸のジャンルをも飛び出してしまう超マルチな活動を今も精力的に展開。1948年神奈川県茅ケ崎市生まれ。の今は「海オヤジ」。 ドジ井坂が開講するトレーニング講座はこちら!お気軽にお問い合わせ下さい→beachschool