『サーフィン上達の為のスケートボードトレーニング方法』ターンの基礎動作

ライター: ドジ井坂

Facebook

Add this entry to Hatena Bookmark

サーフスケート5

『ドジ井坂ジャパンサーフィンメソッド』スケボートレーニング

ドジ井坂です。(私について詳しくは…『ドジ井坂』ドジと呼ばれて50数年、この名前の由来とは)多くの日本人サーファーは、サーフィンのためのスケートボードの乗り方が間違っていることも多いです。そしてトレーニング器具やスケートボードなどを使用し、正しいやり方で直に身体で感じることができ、海に行かなくても練習できるトレーニングプログラムがあるのです。まず今回はサーフィン上達を目的をしたスケートボードでの練習方法の一部をご紹介致します!

・シークエンス−1(きれいにターンしている)

こちらは江崎秀映くんのスケートボードのターンです。きれいにターンしています。しかし、このターンの中には外見ではわからない動作感覚が沢山あるのです。

サーフスケート

サーフスケート2

サーフスケート3

サーフスケート4

サーフスケート5

スケートボードは元々サーフィンの練習用に開発されたものなので、サーフィンの正しいターンが理解(体験)できているサーファーなら、その感覚通りにターンできるます。しかし、サーフィンの正しいターンがまだ未経験のサーファーがこのターンを真似ると、本来のサーフィンに必要な動作とは異なる動作でターンしてしまうのです。

つまり、サーフィンの基本ターンが出来ていないと、スケートボードでサーフィンの練習に必要なターンが出来ないのです。そこで無理矢理ターンする練習が始まりました。上手いサーファーがやっているスケートボードのターンを真似したいと、ボードをグニャグニャ動かすスケートボードアクションが生まれたのでしょう。

そしてそれは僕のジャパンメソッドでは、間違ったやり方なのです。事前に実際に陸上でシュミレーショントレーニングしてみないと、外見からはなにをやっているかわからないものなのです。

・シークエンス−2

では、次のシークエンスをみてください。ただ真っ直ぐ滑っているようなスケーティングです。でもこのトレーニングががとても重要な動作感覚を目覚めさせてくれるのです。

サーフスケート2-1

サーフスケート2-2

サーフスケート2-3

サーフィンは、波の力で進むことでターンが出来ます。スケートボードに置き換えてみれば、斜面を滑走するスピードの力でターンするのが正しいスケートボードのサーフィンのためのターンですね。

スピードが出る前に無理矢理ターンをしようとすれば、サーフィンのターンにはならないのです。それでもターンしたいからと基本動作とは違う動きでターンしているのが、チックタックやグニャグニャ動きのスケートボードターンなのです。そしてそれは間違いなく失速しているはずです。(力ずくでやれば加速しますが、それでは筋肉痛になってしまうはず)

ですから、スケートボードをグニャグニャするのではなく、写真の江崎のように上半身を進行方向正面にむけ、腰を左右に小さく移動してスケーティングしてみてください。抵抗なくスピードが出るはずです。そのスピードが出てから、ほんの少しターンしてみてください。この感覚がサーフィンに必要なターンの基礎動作。これはサーフィンの写真の外見をみていてもわからない、あなた自身の身体の中の感覚なのです。

サーフィンのシークエンス写真を使ったテクニック解説には、サーフィン都市伝説的な落とし穴もあることがあります。まず考えなければならないのは、波の動きやボードの動きではなく、身体の正しい動かし方の陸上でのトレーニングが必要となります。

続く

半信半疑でよくわからない方は、是非ドジ井坂が開講している夜のトレーニング講座やクリニックで体験してみて下さい。※トレーニングスケジュールはこちら→︎ beachschool.com から!Youtubeやブログはできる限り、最新のものをご覧ください。ドジ井坂のジャパンメソッドは、日々進化し続けています。

ドジ井坂 サーフィン修理工場 テイクオフトレーニングキット

サーフスケート関連記事

【陸トレ動画】狭いスペースでも『サーフスケート』はここまでできる


"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

「いいね!」してSNSでサーフィン情報をチェック >>

Facebook

Add this entry to Hatena Bookmark

この記事を書いたライター

ドジ井坂

ドジ井坂です。 全日本プロサーフィン選手権初代チャンピオン。日本人初の世界選手権出場、シェイパーとしても活躍し、1968年から世界のサーフィンを実体験し、40年以上にわたる指導経験から、入門書など多数。そのサーフィン基礎理論は、身体の動作研究にも及び、海のスポーツ特有の理論研究とそのトレーニング用具開発に進化している。

東京オリンピックに向け、サーフィンのトレーニングにスケートボードも導入し、日本人に適した動作感覚とバランスのシュミレーショントレーニング「ドジ井坂ジャパンメソッド」の普及活動を始めた。

もっと気軽にビーチを通年活用していくためのコミュニティ活動「ビーチクラブ構想」を国土交通省支援の下に立ち上げ全国13箇所で展開、一般社団法人ビーチクラブ全国ネットワーク理事長。海岸の様々な利活用に関する神奈川県や千葉県、地方自治体の委員を歴任。海や海岸のジャンルをも飛び出してしまう超マルチな活動を今も精力的に展開。1948年神奈川県茅ケ崎市生まれ。の今は「海オヤジ」。 ドジ井坂が開講するトレーニング講座はこちら!お気軽にお問い合わせ下さい→beachschool