サーフィン初心者必見!ワイプアウト&プルアウトの重要性と方法

ライター: Mg

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サーフィンをしていれば大なり小なり危機回避しなければならない場面があります。板が折れた、怪我をした、など自分自身の問題で済めばまだ不幸中の幸いで、故意でないとしても他の人を傷付けてしまったのでは大変です。その際に危機回避の方法を知ってさえいれば避けられる、あるいは不幸にしてそうした事故が起こってしまっても被害を最小限に留められるでしょう。

出来る人は良いですがそういった意味でも、海に入る上でワイプアウトとプルアウト方法は必ず身に付けておくべきテクニックと言えます。


転び方(ワイプアウト)にもコツがありその時の海の状況、水深の浅い場所にいるだとか沖にいるだとか、風がオンだったりオフだったり強かったり弱かったりと毎回違う状況で、とっさの判断が結果を分けもします。

せめて上手にコケたい『ワイプアウト』

大きい波の時のワイプアウトでも「怖い」と思って板に掴まってまかれるのは逆効果。波の力でまかれた勢いで頭や身体にノーズが刺さってしまったりフィンで切れてしまったりする可能性のほか、波の力による思いがけない動きでリーシュが指などに絡んでしまうなど予想外の事態もあり得ます。

ワイプアウト

このようなワイプアウトは、インサイド側に人がいる場合は危険です。しかも地形がリーフであったり浅かった場合は自分も怪我をするでしょう。

ワイプアウトの方法

まずは波のサイズ、人の有無や地形をわきまえておきましょう。そしてワイプアウトしそうになってもまずは落ち着き、近くに人がいないかを瞬間に判断して息を吸い、基本的には岸側に板を蹴りだして腕で頭を覆って身体をダンゴムシのように丸めて海中にいるようにします。そして上がる時も自分のサーフボードがぶつからないよう、手で頭を覆いながら出るようにします。

近くに人がいる場合は板を飛ばしてぶつけないよう注意です。特にロングボードのような大きなものだったら凶器になりかねません。ただコケるのと被害を小さくしようとする気持ちがあるかというのではその後違ってきます。まわりに人がいる場合は板を飛ばさないよう最善を尽くしましょう。

ジョンジョン・フローレンス ワイプアウト記事▶︎ジョンジョン直伝!『サーフィン上達』13のコツ 05.ワイプアウトの仕方を覚えること

ライディングを途中でやめる『プルアウト』

・前乗りしてしまった
・ライン上に他のサーファーがいた
・ダンパーで続けられない
・岩などの障害物があった
・テトラに突っ込みそう
など急きょライディングをやめなければならなくなった場合プルアウトは必須です。

たとえばこちら有名な動画です。見ているだけでも痛々しいこの状況、この事故は避ける事は出来なかったでしょうか?

【GoProが事故の一部始終を撮影】女性サーファーの顔面にボードが直撃(動画)

プルアウトはサーフィンの超重要テクニック

プルアウトがうまいということは、ボードコントロールがうまいということ。ボードコントロールというサーフィンの本質を抑えることが必要になります。そしてプルアウトの延長上に角度のついたリッピングがあります。プルアウトがクールな人はサーフィンもクールですね。

基本のプルアウト

波の裏側に出る際はフロントサイドでもバックサイドでも基本ボトムターンの要領です。目線を波の裏側に、テールに重心をおきノーズを上げ板に角度を出します。板とは一切離れずに波の裏側に抜けましょう。一番オーソドックスなプルアウトです。

プルアウト2

アイランドプルアウト

大きな波などではレールを持って、ノーズから波の壁を突き破るようなイメージで板と自分と共に波の中に潜ります。まかれてしまう時は板と体は離すように板を蹴りだし、板を掴んだまま波にまかれる状況がないようにします。

本来のプルアウトではなくても、タイミングや波によっては板にまたがって止まるのもやむを得ないでしょう。方法はどうあれ大切なのは格好より危険を回避すること。


 

きちんと出来ればかっこいいのもありますが、出来ればはるかに安全になり、また、板のコントロールの動作を身に付けることによって次のステップへ進める、ライディングの幅が広がっていく楽しみもあります。

プルアウトをしっかりマスターすれば危険も回避できる上、サーフィン上達にも繋がってきますね!

サーフィンアクシデント・事故防止記事▶︎

サーフィン事故防止の為に癖付けたい7つの心構え・動作

"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

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この記事を書いたライター

Mg

海の街に暮らしています。 海をベースに、人と自然の交わるところで日常がより良くなるような情報を発信していきます。