ハートのあるロガー達のスタイル、文化とバイブスがシェアされるイベント『Mexi Log Fest 2018』

ライター: 高貫佑麻

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メキシコ サーフィン

メキシコ時間の5月7日、7日間に渡ってメキシコ ゲレロ州 プラヤ・ラ・サラディータにて行われていたクラシックロングボードの祭典「Mexi Log Fest 2018」が最終日を迎えました。最終日にも胸~肩サイズにオフショア 400m以上のロングレフトを舞台に、世界のトップロガー男女8名ずつが彼ら彼女らのもつスタイルを存分に発揮して観るものを魅了しました。

ウィメンズディビジョンのトップ8には日本から、”ぴろたん”こと吉川広夏が勝ち上がっており、彼女の活躍に期待がかかりました(前回の記事:メキシコ開催『Mexi Log Fest 2018』続報!吉川広夏が準決勝進出!)。そしてセミファイナルの相手は元世界チャンピオンのTory Gilkerson、KASSIAという自身の名前を冠したブランドを展開するKassia Meador、レジェンダリーなKristy Murphyというまるでファイナルかのようなヒートとなりました。

メキシコ サーフィン

潮のいい時間を待ってスタートされたヒートは、期待以上のグッドウェーブと彼女らのスタイルの表現がありました。

Hiroka Yoshikawa
メキシコ サーフィン

Kassia Meador
メキシコ サーフィン

「セミファイナルは今までのこういったイベントの中でもダントツにいい波の中でのヒートでした。素晴らしい波がたくさん来たこともあり、私たち全員がそれぞれのスタイルを出し切ることができたように思えました。ヒートが終わった後もビーチでお互いを称え合い、観客からも拍手で迎えられ夢のような時間でした。ファイナルを目標にレベルアップしてまた来年ここに戻って来るのが楽しみです。」とは、ぴろたん談。

メキシコ サーフィン

試合中にも自分が成長しているのを感じられる程だったそうで、彼女がライディングしている最中にもビーチのギャラリーからの歓声が聞こえたそうです。最終日ということもありビーチにはメディア、選手、多くのギャラリーが集まっていました 。

メキシコ サーフィン

結果は惜しくもファイナル進出ならずでしたが、大変メンツの濃い今回のイベントのなかで大健闘したぴろたんには脱帽です。
このイベントのあとはJPSA第二戦の『太東ロングボードプロ』そして5月末からバリ島のチャングーにて行われる『DEUS 9ft & single』、更に6月中旬からカリフォルニアのマリブで行われる『Surf Relik』に招待されているというぴろたん。ますます今後の活躍が楽しみです。

メキシコ サーフィン

イベントはいよいよファイナルへ。男女4名ずつのスタイルマスターたちがヒート時間の30分を存分に堪能しながらスタイルを出しまくっていました。

メキシコ サーフィン

メキシコ サーフィン

拍手と歓声に包まれながら戻ってきた選手たちの顔は満足の一文字。

メンズの優勝はブラジル出身のAugusto Olinto(写真左)

メキシコ サーフィン

ウィメンズ優勝はハワイ出身のKelis Kaleopa

メキシコ サーフィン

各ファイナルの後にはキッズのためのサーフスクール、ジャッジのヒートが行われ、より多くのサーファーでここプラヤ・ラ・サラディータの完璧な波をシェアしたのが素晴らしく印象的でした。

それぞれ優勝者には$5000の賞金が送られ、夜は(朝まで)パーティー!(ほぼ毎日でしたが笑)

メキシコ サーフィン

主催者の1人であるIsrael Preciadoは「今回で4回目を迎えるこのイベントに世界中から約120名ものトップロガーたちが集まってきてくれてとても嬉しいです。どんなにサーフィンが上手くても内面が伴わないサーファーはこのイベントには招待されません。私たちは真にハートのあるロガーたちに彼らのスタイルはもちろん、素晴らしい文化とバイブスをここプラヤ・ラ・サラディータでシェアしてもらいたく、Mexi Log Festを開催しているのです。また来年も素晴らしいサーファーたちに巡り会えると思うと今から楽しみです。」と語ってくれました。

メキシコ サーフィン

1年のうち10ヶ月以上がサーフシーズンというプラヤ・ラ・サラディータ。現地の人もナイスな人ばかりで英語も少しは通じるので意思の疎通も図れました。約6ヶ月づつ雨季と乾季があり、そのどちらでもボードショーツでパーフェクトな波をシュレッドできるという、天国のような場所。今後、日本からのツアー企画もできるであろうこのパラダイス、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

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写真提供:鳥巣佑有子

『Mexi Log Fest 2018』のイベントの雰囲気は以下動画からも感じられます!

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この記事を書いたライター

高貫佑麻

千葉県御宿町出身 一宮町在住 1989年生まれ。様々なボードや波を乗りこなしてサーフィンの本質に迫る、ナチュラルな魅力を持ったプロサーファー。 毎冬ハワイのノースショアに通い、エピックなパイプラインをメイクするビッグウェーバー。旅人であり、モノづくりや写真、環境問題などに取り組んでいる。サーフライダーファウンデーションジャパン・アンバサダー。 目指すはWaterMan。現在は自称WaterBaby。
・Facebook→@yuma.takanuki
・Instagram→@yumatakanuki
・Web Site→yumasurfmag.com
より楽しくサーフィンしてもらえるよう、僕が一緒に海に入り指導させて頂くサーフィン塾も行っております。ご興味のある方は info@yumasurfmag.comにメール下さい。