サーフィン映画『THE WAVE I RIDE』 ビッグウェイブに挑む女性の物語

ライター: megumi

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ザ・ウェーブ・アイ・ライド

マウイ島で生まれ育った生粋の女性ビッグウェイバーの物語

2014年ビラボンXXLウィメンズ・パフォーマンスアワード賞ほか、2016年に行われたPe’ahi Women’s challengeにてファイナルを制してチャンピオンとなったペイジ・アームズのライフスタイルをドキュメンタリー化したこの作品『THE WAVE I RIDE(ザ・ウェーブ・アイ・ライ)』

エキスパートのみが挑戦することのできるポイントであるハワイマウイ島のジョーズで際立つ彼女の存在と女性サーファーの限界を塗り替え続ける栄光の裏には様々な物語があった。女性プロサーファーとしてはアラナやケリア、ベサニーなどはルックス・ファッション共に多くのサーファーから認知されている。しかし多くの世界ツアーへ出場し観客をも魅了している彼女達とは少し違った視点を持つペイジ。彼女がこだわり続けるのは「勝負よりも波にこだわること」そして「自分の意思を貫く」ということ。そんな彼女は作品の中で、こう語っている。

ザ・ウェーブ・アイ・ライド

引用:https://www.redbull.com/int-en/paige-alms-big-wave-dame

人生の浮き沈みは波乗りにも例えられる。波に乗ったら最後まで乗り続けること。そして自分が選んだ道と成し遂げたことを振り返り、それが誇りに思えたら何よりの喜び。コンテストの勝敗よりも、自分に勝つこと。サーファーは波に対して常にハングリーで波を求めてやまないと思う。だから“もう充分”とは絶対に言わない。お金が無くても、波じゃなくても、私は嵐を追う。そして完璧な波を追求していきたい。
by Paige Alms

数少ない女性ビックウェーバー、賞金の出ないビッグウェーブの大会に出場し活動しつづけてきた彼女達。様々な感情を抱きつつも「自分らしさ」を表現し続け、女性の限界を覆し続けるペイジ。彼女はこの作品を通して自然は誰にでも平等であるという事を教えてくれた。

▼作品内の響くフレーズを幾つかご紹介▼

「振り返るな、後ろ向きには進んでいない。」

「波を測る基準は大きさではなく恐怖度だ。」

「波は彼女を癒し本質に立ち返らせる、どんな時も変わりなく、日々の苦労を癒してくれる。」

この作品の映し出す自然の美しさと様々な波や海の表情、なによりその美しさにマッチする音楽。彼女が私たちに与えてくれるのは忘れてはいけない意思。サーファー必見です。

CAST:ペイジ・アームズ / グレッグ・ロング / カリッサ・ムーア / キアラ・ケネリー



"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

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この記事を書いたライター

megumi

自然と海をこよなく愛し、yoga講師としてニュージーランド最南端の街に移住。サーフィンとヨガ、どこか似ている感覚の両視点から感じたことを発信していきます。
・Instagram→@aug.meg