田岡なつみが2位！ソレイユ・エリコとテイラー・ジェンセンが優勝！ロングボードツアー初戦 ベルズビーチ

John Michael Van Hohenstein, Taylor Jensen, Natsumi Taoka, Soleil Errico
Photo by Cait Miers/WSL

ソレイユ・エリコ（USA）とテイラー・ジェンセン（USA）は、2024年ワールド・サーフ・リーグ（WSL）ロングボード・ツアー（LT）の第1戦、バイオグラン・ベルズ・ビーチ・ロングボード・クラシックで優勝した。ベルズ・ビーチは、3～4フィートのスーパークリーンなパンピング・ウェーブで最高のコンディションとなった。

ソレイユ・エリコ、ベルズ・ビーチで連覇達成

WSLワールド・ロングボード・チャンピオンに3度輝いたソレイユ・エリコ（USA）は、昨年のこのイベントで優勝を果たし、優勝候補の一人としてBioglan Bells Beach Longboard Classicに乗り込んだ。このスタイリッシュなカリフォルニアのヤングサーファーは、セミファイナルでパーフェクトに近い9.50のシングルライディングを披露し、トータル17.40をスコア。本イベント最も高いウェーブスコアと2ウェーブトータルを記録した。

「また優勝できて本当に気分が良い。今日は一生忘れられない日になった。今日は一日中とても落ち着いた気分だった。風が穏やかで潮が満ちている時のマリブってこんな感じなんだ。すべてがうまくいって本当にうれしい。」

ファイナルでエリコは、ロングボードツアーファイナル初出場となる日本の田岡なつみと対戦。一進一退の攻防が繰り広げられ、ミドルレンジのスコアが交錯する中、エリコが8.00ポイントのライディングで優位に立つ。残り数分となったところで、エリコはセットを見つけて仕事に取り掛かり、ポケットでカーヴィングを決め、複数セクションでノーズライディングと長いハングテンを決めた。エリコはこのイベントで2番目に高い9.33をマークし、田岡をコンビネーションに追い込んだ。田岡の逆転は難しく、エリコがベルズビーチで2度目の優勝を飾った。

「周りのサポートクルーに恵まれて本当にラッキーです」とエリコは続けた。「CJ・ネルソンは最高だし、父も母も素晴らしい。この旅に一緒に来てくれたすべての人に感謝したい。クレイジーな旅だけど、このような日を過ごすことですべての価値が生まれるわ。」

田岡なつみとジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタインが準優勝

Natsumi Taoka Photo by Nic Stephens

Natsumi Taoka Photo by Cait Miers/WSL

優勝こそ逃したものの、田岡なつみにとっては大成功のイベントとなった。田岡はファイナルデーでもこのイベント最高のヒートトータルを記録し、キャリア最大の結果を残した。田岡は世界ランキング2位で、初の世界タイトルを目指してカリフォルニアに向かう。

「ファイナルに進出することは、私にとって常に夢でした。ファイナルではベストパフォーマンスではなかったけど、ここ数日の自分のサーフィンには満足している。ベルズ・ビーチに来て10日間、たくさんのいい波に恵まれた。素晴らしい場所で、素晴らしい時間を過ごすことができたわ。」

Natsumi Taoka Photo by Nic Stephens

テイラー・ジェンセン、記憶に残る勝利

3度のWSLワールド・ロングボード・チャンピオンに輝いたテイラー・ジェンセン（USA）が、キャリアの中で最も記憶に残るイベント優勝を飾った。初のベルズビーチ優勝となり、彼の義父で同じく世界チャンピオンのナット・ヤングと共に、この象徴的な場所での優勝者リストに加わった。

「ここ数週間、家にあるベルズのトロフィーを見ては、自分もベルズボウルを手に入れられるのではないかと思っていた。本当にうれしい。歴史ある素晴らしい場所だから、ここに来て試合をすることは本当に特別なことだし、優勝も特別。昨年は準決勝で敗れ、それ以来肩に力が入っていた。ここで勝てたことはとてもクールだよ」。

その他、日本の井上鷹と楓、浜瀬海は9位となっている。詳細は以下WSL公式HPよりどうぞ

https://www.worldsurfleague.com/events/