ブラジルのルーカス・チアンカとマヤ・ガベイラが優勝！ナザレ・ビッグウェイブ・チャレンジ

100% Brazilian podium at this year’s TUDOR Nazaré Big Wave Challenge. Credit: © WSL / Poullenot

30〜40フィートのビッグウェイブで開催

ポルトガル、ナザレ（2024年1月22日月曜日）-TUDOR Nazaré Big Wave Challengeは、ポルトガルのナザレにある世界的に有名なPraia do Norteで、30〜40フィートの壮大な波で繰り広げられた。午前中、試合は数時間中断されたが正午過ぎには岬や象徴的な灯台周辺に大勢の観客も集まる中で再開。熱狂的な観衆が世界最高のビッグウェーブ・サーファーに声援を送る中、大波の中での素晴らしいコンペティションが幕を閉じた。

ルーカス・チアンカが連続優勝

CTのトップサーファーであるジョアオ・チアンカの兄で、ディフェンディング・ウィナーのルーカス・チアンカ（ブラジル）は、終日素晴らしい演技を披露し、ナザレで2度目となる男子ベスト・パフォーマンス賞を獲得した。カイ・レニーが『DaHui Backdoor Shootout』でヘルメットを割るほどの大怪我をして負傷欠場したことで、土壇場でパートナーを変更したにもかかわらず、チアンカは同じブラジリアンのペドロ・スクービー（BRA）と素晴らしいコンビネーションで優勝を飾った。

2人は常に動くラインナップのベストウェーブを見極め、チアンカは本イベントのベストウェーブ2本をスコアした。このグーフィーフッターは、巨大な波を地元のビーチブレイクのようにサーフし、リスクを取って波のパワーゾーンでパワフルなビッグターンを披露した。

「ここで何度も優勝できるとは思ってもみなかった。ナザレは私の人生にすべてを与えてくれた。全てブラジル人でのチームだったし、この勝利は特別なものになった。彼は僕がビッグウェーブでサーフィンを始めたとき、背中を押してくれたり、助けてくれたり、インスピレーションを与えてくれた仲間の1人だ。今日のパフォーマンスで彼に少しでも恩返しができて本当に嬉しい。”

チアンカは現在、ナザレで5度の優勝経験があり、4度はトーイングで、数年前にはパドリングでも優勝している。何千人ものファンが彼の名前を叫ぶ中で、ブラジリアンが表彰台に堂々と立つと、客の熱狂は更に高まった。

ルーカス・チアンカのパートナーのペドロ・スクービー「2日前、リオデジャネイロの自宅のソファで、体調を崩して寝込んでいたなんて信じられないよ。母が看病してくれて、ルーカスが励ましてくれた。迷ったけど試合に出ることに決めたんだ。全精力を注いだし、チームも優勝のために本当に頑張った。ルーカスはとても才能があるサーファーだ。彼とはこれまでずっとサーフィンをしてきたし、何でも話せる。僕らは素晴らしい絆で結ばれているんだ。」

マヤ・ガベイラがナザレで2度目のタイトルを獲得

Maya Gabeira remains undefeated in Nazaré. Credit: © WSL / Poullenot

ブラジルのマヤ・ガベイラ（ブラジル）は、人生の大半を捧げてきた、ここナザレでのタイトル防衛に成功。ガベイラ選は、地元の新星アントニオ・ロウレアノ（POR）と組み作戦を練った。「サイズがそれほど大きくないので、ジャッジがターンを評価していることに気づいた。」コメント。

第2セッションではエネルギーとうねりが強まる中、ロレアノの仕事は1つで、ガベイラを最高の波に乗せることだった。スタートはやや不安定で、ガベイラも最初のライディングで大きくワイプアウト。一度気持ちをリセットし、次のセットでまずまずのスコアが出す。その後。我慢を続け、遂に見つけた波で、ベストスコアと女子ベストパフォーマンス賞を獲得した。

「ずっと怪我をしていたから、また出場できてとても嬉しい。最年少のトニーとのコンビは特別だった。集中して必要な波を探せるよう、追い込んでくれた。今日はサーフィン、特にレールサーフィンをするのがとても難しい日だったわ。時間制限のあるプレッシャーの中ではとても大変なこと。普段のフリーサーフィンでは、疲れている時は休むけど、ここでは行かなければならないから、大きなリスクを冒すことになる。とても難しいけれど、終わってみればとてもやりがいがあることだと思えるの」。

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