2005年J-Bay ケリー・スレーター対アンディ・アイアンズの壮絶なマンオンマンファイナルを再現

地球上で最高のライトハンダーと言われる南アフリカJベイ。CT コロナ・オープンJベイも目前となり7月13日にホーンが鳴る。最近少し欠けているのは古き良き時代のライバル関係というファンもいる。一時期、権力者たちはジョン・ジョン・フローレンスとガブリエル・メディーナの間にライバル関係を作ろうとしていたようだが、最近のプロサーフィンはみんないい人すぎる。あるいは、現在の風潮を意識しすぎているのかもしれない。その昔、サーフィンのライバルといえば、ケリー・スレーター対アンディ・アイアンズだった。

ASP/WSL歴代チャンピオン(2000-2009)

2000年からアンディーが亡くなる前の年、2009年まで10年間の歴代ワールドチャンピオンは以下の通り。アンディー、ケリー共に3回づつと2人がほぼ独占。ちなみにケリーは1998年に5年連続6度目のワールドチャンピオンになったあと3年の休憩期間を経て2002年にツアーに復帰している。

2000：Sunny Garcia (HAW)
2001：C. J. Hobgood (USA)
2002：Andy Irons (HAW)
2003：Andy Irons (HAW)
2004：Andy Irons (HAW)
2005：Kelly Slater (USA)
2006：Kelly Slater (USA)
2007：Mick Fanning (AUS)
2008：Kelly Slater (USA)
2009：Mick Fanning (AUS)

BATTLE FOR THE AGES. Andy Irons vs Kelly Slater at J-Bay 2005

見る者にとっては、素晴らしいものだった。地球上で最高の2人。一人は怒りを抑えながらサーフィンをする複雑で苦悩に満ちた心の持ち主で、もう一人はミスを犯さないような機械的なサーファーだった。アンディ・アイアンズの悲劇的な死後、ケリー・スレーターは追悼文の中で「私は彼を愛し、そして憎んだ。しかし私が彼を憎んだのは、彼の能力を認め、うらやましく思ったからに他ならない。」と述べた。

2005年、2人はほぼパーフェクトなJベイで対戦。マンツーマンのファイナルで対戦するのは初めてで、素晴らしいショーとなった。

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