トリッキーな波にトップシードが苦戦し、地元ブラジリアンが活躍！CT第8戦オイリオプロ 初日

バレルとエアーで8.00ptをスコアした五十嵐カノア Photo by Thiago Diz/WSL

サクアレマ、リオデジャネイロ、ブラジル – WSL 2022CT 第8戦「Oi Rio Pro Presented by Corona」は本日、サクアレマのプライア・デ・イタウナで4～6フィートの波でキックオフ。今回、ケリー・スレーター(USA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、セス・モニーツ(HAW)、バロン・マミヤ(HAW)、ウィメンズはタイラー・ライト(AUS)などの主要所が怪我などで欠場となっている。本日はウィメンズとメンズのオープニング・ラウンドが終了。ブラジル特有のトリッキーコンディションに苦戦し、多くのトップシードが次のエリミネーション・ラウンド（敗者復活ラウンド）行きを迫られた。

ホームグラウンドの利を生かしたブラジルチーム

ミッドシーズン後の後半戦は初戦の3名中、1位のみがラウンドアップとなり、後の2名は敗者復活戦ラウンド行きとなる。タティアナ・ウェストン・ウェッブ、イタロ・フェレイラ、フィリペ・トレド、ヤゴ・ドラのブラジル勢は、オープニング・ラウンドを勝ち上がりラウンドオブ16に進出。リオデジャネイロで4つ目のタイトルを狙う現在 世界ランキング1位のトレドは、地元の観客の前でサーフィンができて、とても嬉しそうにコメントした。

フィリペ・トレド「ワイルドな波で、楽しいよ。今、沢山の様々な感情があるけど、それをコントロールするのは本当に難しいことなんだ。でも、僕のチームが困難をとてもイージーな事にしてくれるんだ。家族とリラックスしながら楽しみながら過ごしているよ！」

Filipe Toledo © WSL / Smorigo

ガブリエル・メディーナが敗者復活行きへ

ガブリエル・メディーナ（BRA）はこのトリッキーなコンディションに苦しみ波に乗りまくったが、1位通過のコナー・オレアリー（AUS）に追いつくことができなかった。メディーナは3位となり、2位となったイーサン・ユーイング（AUS）と共にエリミネーション・ラウンド行きとなってしまった。

また昨年あたりから遂に頭角を現したマーガレッドリバーの神童。現在世界ランキング2位のジャック・ロビンソン(AUS)は、特大エアーで8.17ptを決めて2人のブラジリアンを破りネクストラウンド進出を決めた。この勢いは本物、もう止まりそうにありません。

 

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ワイルドカードのマイケル・ロドリゲスがグリフィン・コラピントを破る

初日の大きなサプライズは、マイケル・ロドリゲス（BRA）がヒート終了間際、前回のエルサルバドルで今季2勝目を決めたグリフィン・コラピント（USA）を逆転で破ったことだ。コラピントはロドリゲスとジェイク・マーシャル（USA）をリードしていたが、ブラジルのワイルドカードが2本のスコアリング・ライドを決め、わずか0.06ポイント差でコラピントを上回った。

「このヒートについて話すのは難しくて、今何が起こったのかわからないんだ。国内大会には何度か出場しているけど、この大会のワイルドカードを手にしたときは本当に嬉しかった。サーフィンのこと、心のこと、すべてに一生懸命取り組んできた。そして、この最初のヒートに参加できたことは、自分にとって本当に素晴らしいことだよ。」

五十嵐カノアは8.00ptを出したものの敗者復活ラウンドへ

Photo by Thiago Diz/WSL

現在世界ランキング5位の日本の五十嵐カノアは、ヤゴ・ドラとコロへ・アンディーノ(USA)と対戦。前半リードした状態で、ライトのバレルを抜けエアーでフィニッシュして8.00ptをスコア。リードを広げたもののその後バックアップを伸ばせず、後半にヤゴドラ（BRA）に逆転され惜しくも敗者復活ラウンドへ回った。

五十嵐カノア 8.00ptは3分〜

メンズ・オープニングラウンド全結果

ウィメンズはトリッキーコンディションにトップ5が大苦戦

このトリッキーなコンディションにウィメンズのトップ5は大苦戦。カリッサ・ムーア(HAW)、ジョアン・ディファイ(FRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)、レイキー・ピーターソン(USA)とトップ5全員が敗者復活ラウンド行きとなった。

ウィメンズ・オープニングラウンド全結果

初日ハイライト

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