「新井洋人」の快進撃が続く!『アゾレス・エアラインプロ2016』

ライター: Tsuyoshi Nakajima

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ソリッドなバックハンド・コンビネーション・アタックを魅せて快進撃を続ける「新井洋人(日本)」。WSL/Laurent Masurel

—–「新井洋人(日本)」が快進撃を続ける!WSL Men’s QS 6,000、Women’s QS 1,500『アゾレス・エアラインプロ2016』

ポルトガルのアゾレス諸島において開幕した『Azores Airline Pro 2016(アゾレス・エアラインプロ)』。この権威の高い世界アスリート・サーフィンのイベントは、WSL(ワールド・サーフ・リーグ)主催によるMen’s Qualifying Series(QS) 6,000、そしてWomen’s QS 1,500イベントとして開催。

日本国籍のアスリートは8名が参戦したが、Round 1を勝ち上がったMen’sアスリートは「新井洋人(日本)」、「仲村拓久未(日本)、そしてトップシードとしてRound 2から出場となる「大原洋人(日本)、Women’sアスリートでは「田代凪沙(日本)」となった。

イベント2日目は、Men’s 6,000イベントのRound 1 Heat 21~24、そしてRound 2のすべてのヒートを終え、Men’s QS 6,000イベントRound 3に勝ち上がった世界ベスト48のアスリート・サーファーが出そろった。

この日、初日よりもさらに強い風とカレントが混じり、頭前後サイズのパワフルで難しいタフなコンディションとなった。速く掘れ上がる高速のシャットダウン・ダンパー・ブレイクかと思えば、切れたショルダーからは平らで短くて続かないマッシー・ショートブレイク。高いスコアをメイクするためには、浅い棚で掘れ上がる危険でハイリスクなパワー・ゾーンへアプローチし、難易度の高い技とランディング(着地)をコンプリート(成功)させなければならない。世界各国から集うワールド・アスリート・サーファーたちはみな苦戦を強いられた。

そんな中、Men’s 6,000イベントのRound 1を素晴らしい演技と気迫を魅せて勝ち上がった「新井洋人(日本)」は、Round 2においてもその勢いを絶やすことはなかった。日本で7月に開催されたWSL QS 1,500イベント「ムラサキ湘南オープン」の覇者である新井は、よりいっそう研ぎ澄まされた日本刀のような速く鋭いソリッドなバックハンド・コンビネーション・アタックを披露。掘れ上がるハイリスクなパワー・ゾーンへ何度もボードをヒットさせると、その後も素晴らしいリカバリーの演技を魅せてランディングをコンプリート。ヒート・ベスト・スコアを記録して見事トップでRound 3へと進み、日本国籍のアスリート・サーファーとして唯一QS 6,000イベントのベスト48入りを果たした。

・ソリッドなバックハンド・コンビネーション・アタックを魅せて快進撃を続ける「新井洋人(日本)」。WSL/Laurent Masurel
ソリッドなバックハンド・コンビネーション・アタックを魅せて快進撃を続ける「新井洋人(日本)」。WSL/Laurent Masurel

・序盤から得意のバックハンドでガンガン攻めまくる「新井洋人(日本)」。
序盤から得意のバックハンドでガンガン攻めまくる「新井洋人(日本)」。

・流暢な英語での受け答えでウィナーズ・インタビューに答える「新井洋人(日本)。世界を舞台に戦うアスリートとしての気質を感じられる。
流暢な英語での受け答えでウィナーズ・インタビューに答える「新井洋人(日本)。世界を舞台に戦うアスリートとしての気質を感じられる。

・日本人サムライの血が流れる「コナー・オレアリー(オーストラリア)」は、日本の新井とともにRound 3へと勝ち上がる。WSL/Laurent Masurel
日本人サムライの血が流れる「コナー・オレアリー(オーストラリア)」は、日本の新井とともにRound 3へと勝ち上がる。WSL/Laurent Masurel

イベント3日目は、現地時間の午前8時30分(日本時間の午後5時30分)にファースト・コールされる。新井は、Round 3のオープニングとなるHeat 1にクレジットされ、元WSL CTエリート・サーファーである「ヤディン・二コル(オーストラリア)」、「ディオン・アトキンソン(オーストラリア)」、今大会ブラジリアン・ストームの筆頭「ヤゴ・ドラ(ブラジル)」とのタフなマッチアップを迎える。そして、開幕初日にWomen’s QS 1,500イベントのRound 1を勝ち上がった「田代凪沙(日本)」は、Round 2 Heat 4にクレジットされている。

・終盤までラウンドアップ圏内にいた「大原洋人(日本)」だったが、終盤に逆転されて敗退となった。終盤までラウンドアップ圏内にいた「大原洋人(日本)」だったが、終盤に逆転されて敗退となった。

・Round 1を素晴らしい勢いと演技を魅せて勝ち上がった「仲村拓久未(日本)」。Round 2では終了間際の見事な逆転劇を演じたかと思った直後、まさかのラスト5秒で再逆転されてしまった
Round 1を素晴らしい勢いと演技を魅せて勝ち上がった「仲村拓久未(日本)」。Round 2では終了間際の見事な逆転劇を演じたかと思った直後、まさかのラスト5秒で再逆転されてしまった

・バレルへチャージし、激しいリップへ果敢に攻めた「村上瞬(日本)」だったが、Round 2では波運に見放されて敗退となった。
バレルへチャージし、激しいリップへ果敢に攻めた「村上瞬(日本)」だったが、Round 2では波運に見放されて敗退となった。

世界の舞台で戦う日本のサムライ・アスリート・サーファーたちを応援しよう!

Japan Go to the World!

WSL Men’s QS 6,000、Women’s QS 1,500『Azores Airline Pro 2016』イベントサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2016

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この記事を書いたライター

Tsuyoshi Nakajima

「WSL(World Surf League) Japan Regional」ツアーにおいて、2015シーズンまでイベントの「アナウンサー/キャスター/インタビュアー/コメンテーター」などを担当。数々のワールド・アスリート・コンペティションを目の当たりにし、イベントサイトのインターネット・ライヴ中継を通してワールドツアー・アスリート・サーファーたちのヒート(試合)を解説。伊豆をホームに持つサーフィン歴は30年を超え、地元の海において「子どもたちのためのサーフィンレクリエーション」なども主催。
サーフィンのディープな本質や、ワールドツアー・イベントから国内のアマチュア・イベント、How Toなど、サーファーだけではなく、すべての方々にサーフィンを楽しんでいただけるようなニュースをお届けします。