善家尚史が涙の初優勝！15歳の川合美乃里が逆転優勝！JPSA2016@茨城大洗

JPSA2016も遂に後半戦へ突入し、9/1日(木)〜9/4日(日)の4日間、茨城県大洗町にて開催されたJPSA2016ショートボード第5戦『第21回 I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯』。

メンズの優勝は善家尚史選手。JPSA初代チャンピオンのレジェンド善家誠氏の息子で、湘南出身の善家尚史選手。プロ10年目にして今回、悲願のJPSA初優勝となった！

ファイナルラウンドは今年JPSAバリクラマス戦でトライアルから勝ち上がり優勝したカリフォルニア育ちの日本人サーファー小林桂選手と善家尚史選手の対戦。

善家選手が序盤からリードするも、後半に小林選手が怒涛の追い上げをみせる。試合終了間際の数秒前にまさかのセットが入り、小林選手がバリエーションのあるスタイリッシュなターンを連発し、岸まで乗り継ぐも4.67Pと僅かに及ばず。最後の最後までどちらが優勝する分からない試合は善家選手が制し、悲願のJPSA初優勝。会場が歓声に包まれた。

出典元：http://www.namiaru.tv

小林選手の最後ライディングの点数を聞いて、優勝が確定した瞬間の善家選手。『点数を聞くまでの時間はとても長かった。心臓に悪いですよ。笑』と後にコメント。

大会序盤の絶好調を最後までキープし、終わってみれば全ての試合を1位で通過して優勝。良い波が彼のところに引き寄せられて来るようだった。

善家選手は『湘南で修行してますから。途中から再びホレ上がってくるような波は得意です。』とコメント。湘南サーファーのスキルの高さを改めて感じた大会であった。写真：R5のライディング

ファイナルヒート。小波でもパワーゾーンをうまく見つけ、途中から再びホレる上がってくるタイミングを逃さずにスタイリッシュなターンを次々に決める善家選手。

善家選手はこの大会、乗る波の数も多く、終始果敢に攻めていた。

涙の初優勝。

仲間に祝福され優勝の喜びを噛み締める善家選手と、田中英義選手。

『プロに転向して10年経つがなかなか結果がでず、引退も考えていた…なので今回の初優勝は自分にとって特別なもの。支えてくれたみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。』とコメント。

顔からシャンパンシャワーを浴びて祝杯を受ける善家選手。おめでとうございます！！

レディースは15歳の川合美乃里選手が今年初優勝！QFでは本大会唯一のパーフェクト10を叩き出した。パーフェクト10自体、本人も初めてとのことだ。

決勝は西本エミリ選手と対戦し、逆転勝利で優勝を飾った。

2度のグランドチャンピオン田中英義選手と優勝の喜びを分かち合う。

本大会チャンピオンの2人。

この地元での試合を最後に引退表明していた、茨城のローカルヒーロー小野嘉夫選手。Round2を勝ち上るもRound3で敗退。華麗なライディングや新技ダブルスピンプルアウトで会場を大いに盛り上げる。感動のラストラウンドでした。

・メンズ
優勝：善家尚史
準優勝：小林桂
3位：田中樹、西 修司

・大会結果詳細：JPSAサイトヒート表

JPSA2016 ショートボード年間スケジュール/試合結果

・初戦:4月バリ島クラマス 優勝:仲村拓久未 / 大村奈央
・第2戦:6月伊豆白浜 優勝:村上 舜 / 大村 奈央
・第3戦:7月愛知県田原市 優勝:ジャクソン・ベイカー (AUS)/ カレール・ポプキ(THC)
・第4戦:8月東京新島 優勝:村上舜/西元梨乃ジュリ
・第5戦:9月茨城大洗 優勝:善家尚史/川合美乃里
・第6戦:9月神奈川藤沢
・第7戦:9月千葉鴨川
・最終戦:10月宮城仙台

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