海の中で挨拶してきたニュージーランド若手プロサーファーとの出会い

ニュージーランド若手プロサーファー『ジョーダン・グリフィン』

ジョーダン・グリフィンはニュージーランドの北島マウント・マウンガヌイ出身の若手プロサーファーで自身のサーフボードブランド（softcarpet surfboard ソフトカーペットサーフボード）のシェーパーでもある。そしてショートボードにロングボードまで多才に乗りこなす彼は、マウントマウンガヌイで一番ローカルに愛されているLuca coffee shop（ルカ・コーヒーショップ）のバリスタでもあるのだ。

・ルカコーヒーについては▶︎サーフィンの街マウント・マウンガヌイで1番愛されているコーヒーショップ

彼との出会いはちょうど2年前の夏、ここマウントマウンガヌイにあるメインビーチというサーフポイントでサーフィンをしている最中のことで、波はかなり良かったのを鮮明に覚えている。メインビーチは右側にレジャーアイランドという小さな島があり、その岩沿いから割れるライトハンダ―が現れるとほぼポイントブレイクとなる。そこのピークは大混雑でいつもローカルサーファーで波の取り合いが激しい。

私はヨソモノですのでいつも少しピークから外れたところか、ピークの少しインサイド寄りにいた。というのはやはり外人の私がピークでガツガツ波に乗っては嫌われるのが明らかだからだ。そんな中、波に乗っていたらジョーダン・グリフィンが挨拶をしてきた。「何のサーフボードに乗ってるの？」と。

その時はオーストラリアのゴールド・コーストでとてもお世話になったサーフボードシェーパーのAdam Milne （アダム・ミルン）のサーフボードを使用していた。オーストラリアに住んでたんだとか、日本の波はどんな感じとか他愛のない会話で徐々に友達になっていった。

彼は海の中では誰よりもスタイリッシュで長身から繰り出さられるサーフィンはとても迫力がある。ある時はエアーリバースをし、ある時はロングボードでハングテンやとてもきれいなラインでターンをしている。

第一印象はとてもフレンドリーでお喋り大好きなうるさい若者だなと思っていたが、やはり第一印象そのままではないかと今思います。笑

お喋りだけではない、サーフィン技術と人間味。メインスポンサーはRVCA！

シェイプしている時はいつもと違う、真剣そのものである。この写真の部屋の奥にあるレトロツインフィンは私に削ってくれた一本。名付けて梅干しツインフィッシュ。サイズは５’１で幅と厚みは不明。とても早くてダウンザラインが楽しい板です。

彼はオーストラリア、クイーンズランド州のヌーサヘッドで行われたヌーサフェスティバルオブサーフィン2014のパシフィック・ロングボーダー・マガジン ジュニアメンクラス”アンダー18”で2位という輝かしい成績を残している。そして過去に3回ワールドジュニアサーフィンコンテストへニュージーランド代表として選ばれている。（ヌーサフェスティバル関連記事▶︎オーストラリア ヌーサ『ヌーサーフェスティバル』4つの良いところ）

そんな彼は現在あの大手サーフブランドのRVCA(New Zealand) がメインスンポンサーなのだ。チームRVCAには世界中に数多くのスタイリッシュなサーファーがいる。ニュージーランドでは2015年WSL入りを果たしたリカルド・クリスティー。日本では金尾玲生プロにジェットボーイこと（中浦章プロ）、オーストラリアではアレックス・ノスト、ビュー・フォスター、エリス・エリクソンやカリフォルニアのカレン・ケープルス、ハワイアンのカラニ・デヴィッドにハワイアンのブルース・アイアンもチームの一員に加わっているほど乗りに乗っているブランドだと言えるだろう。

コンテストよりも旅をして・・

そんな彼はあまりコンテストに興味は無いらしい。彼の今後の目標はノア・ディーンやクレッグ・アンダーソン等の様なフリーサーファーになること。彼らの様にサーフィンで世界中を旅して、サーフフィルムを作り、そして自身のブランドであるSoftcarpet Surfboard（ソフトカーペットサーフボード）のシェイプもこなすこと。

そして彼が去年オーストラリアのニューサウスウェールズ州にあるウーロンゴンという街へサーフトリップに行った時の彼のフリップブックが、マウントマウンガヌイのサーフィンマガジン ダメージドグッジン(Damaged goods zine)で紹介されているので是非チェックを！▶

http://damagedgoodszine.com/2015/10/jordan-griffin-wollongong-flipbook/

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