五十嵐カノアが2位で世界ランク3位に浮上!ベティルー・サクラとヤゴ・ドラが優勝 CT第8戦トラッスルズプロ

ライター: WAVAL

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五十嵐カノアが2位!世界ランク3位に浮上!ベティルー・サクラとヤゴ・ドラが優勝 -CT第8戦トラッスルズプロ

・サクラ・ジョンソンが2025年2勝目でファイナル5争いに正式参戦
・ドラが空中技で魅せ、CT通算3勝目を達成
・モリー・ピクラムがワールドタイトル争いに大きな一歩
・五十嵐カノアが準優勝でランキング3位に浮上

【米国カリフォルニア州サンクレメンテ|2025年6月14日(土)】
本日、ベティルー・サクラ・ジョンソン(ハワイ)とヤゴ・ドラ(ブラジル)が、2025年WSLチャンピオンシップツアー(CT)第8戦「レクサス・トラッスルズ・プロ Presented by Outerknown」で優勝を飾った。ファイナルデーにはうねりが入り、トラッスルズでは5〜7フィートの波が炸裂。世界最高峰のサーファーたちがその波を最大限に生かしたパフォーマンスを見せた。

南カリフォルニア出身の五十嵐カノア(日本)と、2023・2024年のタイトル争い常連モリー・ピクラム(オーストラリア)が準優勝。共にランキング3位となり、ファイナル5進出に向けて前進した。

All the Highlights: Lexus Trestles Pro presented by Outerknown 2025

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■ 五十嵐カノア、準優勝でランキング3位に
カリフォルニア州ハンティントンビーチ育ちの日本の五十嵐カノア(27歳)は、アマチュア時代からトラッスルズで戦ってきた経験を活かし、今季2度目のファイナル進出(前回はベルズビーチで準優勝)。今回の結果で世界ランキング3位に浮上した!

「トラッスルズでマンオンマンで戦えること自体が特別。最高の波に恵まれて、サーフィンの神様に感謝。サポートしてくれるファンやチームに本当に感謝してる。ここで育って、全米選手権の表彰台に立った日がつい昨日のよう。時が経っても、トラッスルズの波はやっぱり最高だし、自分はひとりで戦っているわけじゃないと感じた。今季は本当にいい流れ。このまま突き進むよ。」

準決勝では2023年タイトル争い常連のジャック・ロビンソン(豪)を破り、17.10を記録。準々決勝では同じ日本代表のコナー・オレアリーも下した。次戦は「リオ・プロ」。過去の最高成績は5位タイとなる。

■ ヤゴ・ドラ、空中戦で魅了しCT3勝目
ヤゴ・ドラ(29歳、ブラジル)は今季絶好調で、今回が2025年シーズン2勝目。空中技を武器に世界中の観客を魅了し、通算3度目のCT勝利。ランキング2位に浮上し、次戦は母国ブラジルでの「リオ・プロ」へ向かう。

「このイベントで初めて出場して、勝てたなんて信じられない。特にクォーターファイナルで、最後の波が来たのは神の恵みだと思う。今はただ信じられない気持ち。次は大好きなブラジル戦だし、本当にうれしい」と語る。

決勝の開始直後、対戦相手の五十嵐カノア(日本)がまず7.77をマーク。しかし、ドラは9.53という今大会屈指の高得点で応戦。さらに8.00を重ね、カノアもエア技「カラプトフリップ」で8.30を返したが、必要な9.51には届かず。終盤には再びエアリバースを決めて8.37をマークし、勝利を確実なものとした。

ファイナルデーではイーサン・ユーイング(豪)、グリフィン・コラピント(米)、そして五十嵐カノアという強豪を次々と破った。

■ コラピント&リンドブラッド、地元勢が奮闘
地元サンクレメンテ勢、グリフィン・コラピント(米)とソーヤー・リンドブラッド(米)がともに準決勝進出。コラピントはファイナル5進出3年連続を目指して現在ランキング9位。

イエロージャージ(ランキングリーダー)は、男子がジョーディ・スミス(南ア)、女子がガブリエラ・ブライアン(ハワイ)と、僅差ながら維持している。

■ サクラ・ジョンソン、2025年2勝目でファイナル5レースへ
ハワイ・オアフ島ノースショア出身のベティルー・サクラ・ジョンソン(20歳)は、ファイナルデーを通して力強さと革新性を示し、2025年シーズン2勝目を獲得。前回は第6戦「ボンソイ・ゴールドコースト・プロ」で初優勝しており、今回で通算2勝目。ランキング4位に浮上し、ファイナル5争いに正式参戦。

「すべてのヒートを乗り越えられて本当にうれしい。今回は特に、リズムを見つけ、波を選び、全力を出すことを意識した」とジョンソン。「でも一番大事なのは、ハッピーでいること。愛する人たちに囲まれて、ただ一つ一つの波に集中すること。12歳のときのトラッスルズの記憶が蘇ってくる。今はギアを2速で走って、後半に向けて4速に上げるだけ。目標はファイナル5だけど、楽しみながら波ごとに全力でいく。」

決勝は、日中にサイズアップした最高のコンディションで行われ、対戦相手はピクラム。ジョンソンは開始早々8.00を記録し、続いて9.00を叩き出し、ヒートスコア17.00(20点満点)で圧倒。ピクラムは反撃を試みたが、時間切れとなった。

ジョンソンはこの大会で8本の「Excellent」スコア(8.00以上)を出し、決勝でも9.00を記録。ファイナルデー最初のヒートでは、2023年世界王者キャロライン・マークス(米)を相手に17.83という女子最高得点をマークした。

■ モリー・ピクラムがタイトル争いに名乗り
モリー・ピクラム(22歳、オーストラリア)は2025年シーズン2度目の準優勝で、ランキング3位をキープ。CT参戦4年目にして3度目のファイナル5入りを目指す。

「2位でもすごく満足。これまで以上に試されている年。サーフィンの内外で自分が試されているのを感じている。カイティ(シマーズ)にも勝ててよかったし、ベティルーには昔は勝ってたけど、最近は向こうが強い。でも彼女と戦うのはいつも楽しいし、モチベーションになる」

準決勝では、地元カリフォルニアの世界王者カイティ・シマーズ(米)を破り、9.60という女子今季最高のシングルスコアを記録。

https://www.worldsurfleague.com/

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