バリ島に通い慣れた人必見!魅惑のサーフスポット スリランカ

ライター: 清宮佑美

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スリランカ サーフィンヴィラ前のカバラナポイント

日本からも行きやすく数多くのサーフスポットがありサーファーに絶大なる人気のトリップ先のインドネシア バリ島。この島の魅力に取り憑かれて年間何度も足を運ぶサーファーをよく見かけます。私も何度通ったことか数え切れません。そんなバリ島好きなサーファーに次に旅して欲しいのがインド洋に浮かぶ島国「スリランカ」です。

・赤道近くに位置する スリランカ

スリランカのサーフィン事情

スリランカは年間通して安定したスウェルが届く為コンスタントにサーフィンを楽しむことが出来ます。スリランカへは成田から直行便で9時間前後。スリランカ航空は週4便(月・木・土・日)就航しています。サーフボードも規定内であれば無料で預け入れ出来ます。

スリランカ サーフィン
カバラナポイント

・スリランカの雨季と乾季

雨季と乾季ではサーフィンを楽しむエリアが変わってきます。首都コロンボへ到着したら乾季のシーズン(10月~4月)にベストなヒッカドゥアエリアへは陸路での車移動がおよそ2時間ほど。雨季のシーズン(5月~9月)にベストなアルガンベイエリアへはおよそ10時間ほど掛かります。10時間のロングドライブはかなりハードなので、まずはヒッカドゥアエリアに旅してみることをオススメします。4月に私は今回初めてスリランカを訪れましたが事前に情報収集してヒッカドゥアより更に1時間ほど南下したウェリガマというエリア(ヒッカドゥアより空いていてサイズも安定してあるとのことで)にステイすることにしました。

スリランカ サーフィンカバラナポイント

スリランカトリップとインドネシア バリ島トリップの違い

・日本人サーファー率の低さ

実は3月に初めてスリランカを訪れて1ヶ月も経たないうちに、もう1度極上の波を求めて戻ってしまったほど気に入ってしまったスリランカ。この2回の渡航経験から私が感じたこと。

まずは、スリランカの何がいいって日本人にほぼ会わないこと。日本人のサーファーで混雑するバリと違い日本人のサーファーはほとんどいません。出会うのはイスラエルやドイツ、南アフリカなど普段なかなか出会うことのない国からトリップしに来るサーファー達。自分の知らない文化や想像も出来ないサーフィン事情を教えてくれたり、まだまだ自分の知らない世界に触れるチャンスがたくさんあります。わずか10年程前にはまだ内戦があったとは思えない程で今は治安もとっても良いです。

スリランカ人は優しくてみんな挨拶してくれたり話し掛けてくれます。毎朝朝食に出てくるフルーツはどれもジューシーで美味しいし、スリランカスタイルのカレーやお土産にもピッタリなセイロンティーも最高。物価も安く移動はトゥクトゥクで。もちろんサーフボードも積んでポイントに行けます。

スリランカ サーフィンメリッサポイント

・スリランカのサーフガイド

初めてのスリランカではサーフガイドをお願いしました。ここでバリとの大きな違いを感じました。サーフガイドはポイントを知り尽くしているので今日はどこが良いとかもちろん教えてくれますが一緒に入ってくれません。エントリーの方法やインサイドにウニがいるから注意してとか情報はしっかり教えてくれますが、初めて入るポイントにビジターの私達だけで入るのは少し不安でした。

私は2回訪れてどちらも波が当たり、常に頭~頭オーバーの波でサーフィンしていました。私がステイしたのはウェリガマのエリアの中でも特にサイズもあって波も良いリーフブレイクのカバラナポイント前。オンザビーチにヴィラが建っていて 夜明けと共にバルコニーから波チェック出来て、水着に裸足でサーフボードを持って極上の波にエントリー出来る環境は最高。カバラナはどちらも乗れますが特にレフトがしっかりと張ってきて何アクションも入れたロングライド可能。サイズが大きくてもテイクオフはイージーなイメージです。タイドもそんなに気にせずサーフィン出来るので風が弱い時間帯を狙って朝や夕方に入れます。

スリランカはバリと違ってガイドが一緒に入らない不安があって、サイズもあるポイントが多いので私は中級者以上のサーファーにお勧めしたいです。現に私の友達はダブルくらいのセットを食らってサーフボードが真っ二つに折れるのを目の前で見ました。初めての経験でしたが海外の波のパワーを思い知らされる出来事でした。中級者以上のサーファーであれば問題なく楽しめるでしょう。

結論、バリ島もスリランカもどちらも好きなのですが、それぞれ違った良さがたくさんあるんです。

スリランカ サーフィンメリッサポイント

南国感たっぷりなパームツリーに囲まれてローカルな雰囲気の魅力溢れるスリランカ

とにかくスリランカの魅力はロケーションの良さだと思います。パームツリーに囲まれたビーチでは牛がのんびりお散歩してたり 喉が渇いたらビーチでココナッツを割ってもらって飲んだり。海では朝早くから漁師さんが海に立てた木によじ登って魚を釣るスリランカ伝統的な「ストルトフィッシング」をしています。こんな景色を毎日見ているととても愛おしくなります。程良く田舎なのが丁度いいのです。例えて言うならバリのスミニャックほどオシャレなお店がたくさんあるわけではないけれど ロンボク島程サーフィンしかないわけではない。

上2つの写真のメリッサというポイントはロケーションが特に最高でビーチ沿いに海の家のようなレストランが並んでいて海水浴や日焼けを楽しんでいる人たちもいたりビーチリゾートの雰囲気が漂っています。ここではアイランド感たっぷりの美しい湾でコンパクトなレギュラーブレイクを楽しめます。インサイドには大量のウニがいるので要注意です。

スリランカ サーフィンココナッツビーチ

私が2回目に訪れたのは4月の中旬でちょうどヒッカドゥアのシーズンからアルガンベイに変わる直前だったので人も少なく貸切タイムが多々ありました。季節ごとにどんどん波も変化していくので自分好みのシーズンに訪れるのもいいかもしれません。

サーフィン以外にも足を延ばせば世界遺産を見ることやサファリを体験できたりもします。きっとスリランカのサーフトリップを経験してしまったら必ずまた来年も戻りたくなることでしょう。それくらいの魅力がスリランカにはたくさん詰まっています。この記事を読んであなたの「行ってみたいサーフトリップリスト」に追加してもらえたら嬉しいです。



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この記事を書いたライター

清宮佑美

10代の頃より波乗りを始め、同時にサーファー向けファッション雑誌『fine』の専属モデルを8年間務める。芸能プロダクション ホリプロでTVやラジオ、映画など幅広く活動し 2017年3月をもって10年間所属したホリプロを辞めフリーになり再スタート。
今後は海が好きな女の子の為のプロジェクト TOKYO SELSEA PROJECT(トウキョウ セルシー プロジェクト)の代表として メディアだけに限らず サーフシーンのキーパーソンになれるよう活動を続ける。
・チバテレビ 毎週土曜18:05〜生放送「熱血BO-SO TV」レギュラー、GoProアンバサダー
・清宮佑美 instagram: instagram/yuumi_seimiya
・TOKYO SELSEA PROJECT instagram: instagram/tokyo_selsea_project
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