海の様々な表情を捉えた 芝田満之氏の写真集『Calling the Sea』

ライター: WAVAL

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Calling the Sea (コーリングザシー)

写真家 芝田満之氏の『Calling the Sea』がリリース

今、思うのだ。風景を見るということは、
世界の前に自分を立たしめ、手を長く長く伸ばして、
そこにあるものに光の指で触れることだと。—池澤夏樹

海はこの写真家に、より一層繊細でセンセーショナルな表情を見せてくれていた。


Saltwater Skyから7年。写真家の絶対的な海への思い、海との一体感が次々と新しい瞬間を捉えていった。幾重にも連なるグラデーション。それはバージョンアップした海との信頼関係から授かった幻のような本当の世界。

一年のほとんどを海のそばで過ごす写真家、芝田満之。これまで数々の写真集を発表してきたが、ベースとなる湘南の海に対するありがとうの気持ちを込めて7年前に写真集、Saltwater Skyを発表し、多くの人を魅了した。広告の写真や、ムービーの撮影をするかたわらの作品作り。 湘南の海という題材は、芝田満之にとってライフワークであり、繊細でメローな自身の作品スタイルのすべてを投入するにふさわしい題材なのだ。

このたび、2月23日に発売となる新刊写真集、Calling the Sea(コーリングザシー)は、Saltwater Skyからの7年間に撮り下ろしたもので、もう、これ以上はないだろうと思わせた前作を超え、あるときは優しく、あるときは華やかな海の表情と、容易には見ることにできない崇高な色彩と光と影を見事にキャプチャーしている。まさにバージョンアップした海との信頼関係から授かった幻のような本当の世界が一冊にまとまっているのだ。池澤夏樹のエッセーとのコラボレーションも写真集をいっそう心地よいものにしている。

「大事なのは、空気がだいたい透明であることだ。」エッセーはこんな言葉で始まる。

写真集のドラマを一段と盛り上げるエッセーとともに、きっと何度も何度も繰り返し写真集のページをめくってみたくなる一冊がリリースです。

・PROFILE—
芝田 満之 MITSUYUKI SHIBATA
1955年生まれ、葉山在住。
ロマンティックで情緒的な写真はサーフィン界のみならず、様々な分野から支持され、広告を中心に雑誌のエディトリアルや映画・CMなどの映像も多数手掛けている。代表的な作品集に「Daze」 (マリン企画)、「Lei」 (ワールドフォトプレス)、「カイマナヒラの家」 (集英社文庫)、 「SUMMER BOHEMIANS」 (Bueno!Books)、「saltwater sky」 (Bueno!Books)などがある。映画では近年多くの国際映画祭に招待された「コトバのない冬」の撮影を手掛けた。生活のベースはあくまでも海、そしてサーフィンであるという姿勢は変わらない。

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