ベストセラーサーフボード2017 Top10『スレーターデザインSci Fi』が1位に

ライター: SurfingKids

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サーフボード

2017年のベストセラーサーフボードはFIREWIRE『Slater Designs/Sci Fi(サイファイ)』

STAB magazineからリリースされている2017年のサーフボードモデル ベストセラートップ10。世界で最も売れたサーフボード第1位はシェイパーTomoことダニエルトムソン(Daniel”Tomo”Thomson)によるファイヤーワイヤー『スレーターデザイン/サイファイ』となった。ダニエルトムソンはオーストラリア レノックスヘッド出身のプロサーファー&プロシェイパー。何年も前から流体力学をサーフボードに取り入れ、革命的なデザインボードを世に送り出しているシェイパーだ。2015年もダニエルトムソンの『ファイヤーワイヤーEvo』が1位となっている。Sci Fiは幅広い波に対応可能なオールラウンダーで使い易いボードということもあり評判も高く人気であった。(関連記事:2015ベストセラーサーフボード『ファイヤーワイヤーEvo』

2015年頃から引き続き人気のファイヤーワイヤー

2015年にケリースレーターがファイヤーワイヤーの筆頭株主になっておりテストライドも頻繁に行っている。そして同年にファイヤーワイヤーはロブマチャドと契約を行い話題となった。そして2017年は1位にスレーターモデルのSci Fi、5位にはマチャドモデルのGo Fishとファイヤーワイヤー人気は引き続き継続中だ。

サーフボード業界の課題や売れ行き傾向

STABによるとサーフボードがここ数年で大きな進化を遂げEPSが主流になることに伴いアジアの工場で生産されるボードの品質が向上し、消費者には魅力的な状態になっているという。しかしその分、アメリカやオーストラリアのサーフボード素材メーカー(ガラスクロスメーカー)やゴーストシェイパーは最も大きな打撃を受けているようだ。

また今までと比べ最近は、WSLのコンテスト結果が売れ行きに大きく影響しなくなったという。2016年のワールドチャンピオンであるジョンジョン・フローレンスをスポンサードするパイゼル(Pyzel)は今回6位。これはコンテストサーフィンからフリーサーフィンへ、サーフィンスタイルの多様化によるものだろう。ケリー&マチャド×ファイヤーワイヤーコラボの話題性はなかなか大きなものであったし市場ニーズをしっかり掴んでいた。

THE 10 BEST-SELLING SURFBOARD MODELS OF 2017

THE 10 BEST-SELLING SURFBOARD MODELS OF 2017の結果は以下。新たな素材やフォームが絶え間なく出続けた近年のサーフボード業界の潮流が反映されたような結果となっている。テイクオフ早めの進化系オールラウンドボードの割合が徐々に増えていますね。

1位.Slater Designs: Sci Fi
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2位.Lost: Quiver Killer
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3位.Channel Islands: Fever
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4位.JS Industries: Monsta 6
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5位.Firewire: Go Fish
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6位.Pyzel: Ghost
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7位.HaydenShapes: Hypto Krypto
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8位.SuperBrand: PigDog
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9位.DHD: XRS
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10位.Chilli Surfboards: Rare Bird
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EPS素材のフィッシュテール小波用ボードが5位に入る時代になりました。それだけサーフィンオンリーのコンテストサーフィンから、自由に様々なスタイルでフリーサーフィンを楽しみたいとニーズも多様化しているということ。このボード持っている人はミッドレングスやスポンジボードも合わせもってそうな気がします。詳細は▶︎ロブ・マチャドがケリー・スレーターウェイブプール『サーフ・ランチ』でGO FISH!

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この記事を書いたライター

SurfingKids

AD Agentを経て独立。紆余曲折ありつつも、現在は会社経営をしながら投資家として活動。コンテストサーフィン観戦が趣味の1つです。