『アグン山 噴火によるデンパサール国際空港の閉鎖』帰国方法や今後の見通し

ライター: 有本圭(KEI ARIMOTO)

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バリ島 アグン山

バリ島にお越しになる予定の方へ 。帰国方法や今後の見通し

言わずと知れたサーフアイランドであるインドネシアのバリ島。とうとうバリ島の最高峰、アグン山(標高3142メートル)が本格的に火山活動に入った模様だ。アグン山が噴火の兆候を見せ始めたのが9月中旬ごろ。すぐに噴火警戒レベルを3、そして最高の4へと引き上げて火山口付近の住民の避難を促し警戒を強めていたが、2ヶ月の時を経て噴火に至ってしまった。

*詳しくは:アグン山が噴火の兆候の記事:祈りましょう。噴火の兆候高まるバリ島最高峰3031mの山『アグン山』

・インドネシア バリ島の成層火山 アグン山

54年前の噴火時に起きた大きな被害

前回この山が火を噴いたのが1963年のこと。実に54年ぶりの噴火となる。この時は約1年間噴火が続き、多大なる被害をもたらした。現在のように噴火を予測することのできなかったため火山口付近で暮らしていた人たちの多くが命を落とした。被害者が1,000人とも2,000人とも言われ、未曾有の大災害となったのだ。また長期間にわたって噴煙が立ち込めたことで日照不足になり農作物に被害が及んだ。粉塵による健康被害も出たということだ。

『空港閉鎖』火山灰や降灰による今回の噴火被害

先日11月25日に2度目の噴火を起こしたアグン山。1度目の噴火は水蒸気爆発とのことで被害は少なかったが、今回の噴火はマグマ噴火となり、火山灰や降灰の被害が各地で確認されている。アグン山から約60km離れている観光の中心地であるクタやレギアンでも降灰が確認されており被害は拡がっている。この火山灰の影響で11月27日より空港が閉鎖され、バリへの発着ができない状況となっている。では、現時点でのアグン山噴火における近況レポートしよう。

・山名は”最高”を意味しており、聖なる山として崇拝の対象となっているアグン山

〜空港閉鎖はいつまで続く?〜

現在、火山灰の影響で飛行機の発着ができなくなっている。火山灰に含まれる鉱物やガラス状の物質がジェットエンジンや計器などに異常をきたすらしいのだ。実はインドネシアには苦い記憶がある。

1982年、インドネシア上空を飛行中の機体が火山灰の雲の中を抜けようとしたところ、4機あるすべてのエンジンが停止してしまった。幸い、この時は高度を下げたことでエンジンが再始動して事なきを得たが、ひとつ間違えたら大事故につながっていただろう。

近年もロンボク島やジャワ島の火山が噴火するたびに、度々空港閉鎖となっているデンパサール空港。今回はお膝元のアグン山の噴火なのでさらに被害の拡大が懸念されている。現在、6時間ごとにミーティングを行い、噴火の状況や風向きなどを確認して今後の判断をしているとのことだ。見通しはついていないというのが今の状況となっている。

・デンパサール国際空港

〜 バリ島から帰国する方法は? 〜

空港がいつ開くのか見通しがつかない中、バリ島に取り残されている人たちがいる。より長くバリに滞在できるので内心喜んでいる人たちもいるようだが、仕事などで帰国しなくてはならない人たちにとっては気が気ではない。そこでどうしても帰らなくてはならない人たちの帰国方法をご紹介しよう。

1. バリ島からお隣のジャワ島のスラバヤ空港まで車で移動。移動時間は12〜15時間。今後渋滞が予想されるのでさらに時間がかかることもある。

2. スラバヤからジャカルタまで国内線で移動。スラバヤ、ジャカルタ間は1日にかなりの本数が飛んでいる。

3. ジャカルタより日本へ帰国ガルーダ、ジャルが直行便で就航している。

〜 空港閉鎖、今後の見通し 〜

11月28日時点で、空港がいつの時点で開くのかは見通しが立っていない。2度目の噴火から噴煙は続いており、さらに近々大噴火を起こす可能性が日に日に高まってきているという情報も流れている。大噴火を起こし、風向きによっては空港閉鎖が長期化する可能性も出てきている。11月28日現在、翌29日朝7時までの空港閉鎖を決定したとのことだ。

〜 バリ島にお越しになる予定の方たちへ 〜

今後、バリ島で過ごす予定となっている方たちにつきましては状況が刻一刻と変化していくので情報収集につとめてください。また、お越しの際に噴火が止まっていないようでしたらマスクの持参とコンタクトレンズの使用は控えた方がいいようです。

 


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この記事を書いたライター

有本圭

有本圭(KEI ARIMOTO)

有本圭(ありもと けい)
バリ島在住のフリーライター。2000年よりプロロングボーダーとしてコンテストで活躍する傍ら、旅行会社からのサポートを受けながらサーフボードと抱えて世界中を旅してまわる。プロツアーを引退した後、経営者としてのキャリアを経て、2012年に家族とともにバリ島へ移住。現在、ライターとしてサーフィンの魅力を伝えていくことに加え、ライフスタイル、バリのカルチャー、環境問題、家族、仕事などをテーマに幅広く執筆活動に励んでいる。
・Instagram→@keiarimoto
・Blog→sw-players.com/