サーフパラダイス バリアンビーチのたった1つの不安『サメ問題』

ライター: 有本圭(KEI ARIMOTO)

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サメ
Pterantula (Terry Goss)

 

インドネシア バリ島のサーフパラダイス『バリアン』

バリ島北西部にバリアンというサーフスポットがある。雨季、乾季に関わらず、年間を通してコンスタントに波がブレイクするこのビーチには世界中からサーファーが集まってくる。波のバリエーションも豊富で、狭い範囲の中にリバーマウス、玉石、ビーチブレイクがひしめき合っている。

特に玉石のグーフィーのポイントはメロウな波質でゆったりとロングライドができ、ゆうに200m以上は乗り継いでくることができる。またリバーマウスのレギュラーの波は高速ショルダーで、時にはバレルがぱっくりと口を開けることがある。

いずれのポイントも波のクオリティが高く、あらゆるレベルのサーファーを楽しませてくれる。またポイントのスケールが大きく縦にも横にも広いため、30人程度のサーファーが同時にポイントに入っていてもストレスを感じることはない。ローカルサーファーもウェルカムマインドなのでルールとマナーさえ守っていればさほどナーバスになることもない。ある意味、バリ島に残された数少ないサーフパラダイスなのかもしれない。

・バリの繁華街であるクタから北西50キロ弱、車で1時間半ほどの場所。波質はイージーで、ライト、レフロともにいけるオールマイティなポイントだ。

10年以上バリアンで暮らすアメリカ人サーファーが『サメ』について語る

そんなサーファーにとって理想的なバリアンには1つだけ不安要素がある。それはサメの存在だ。これまでの何度となくサメの姿が目撃され、年に1度のペースでシャークアタックの事故が発生している。バリアン在住のアメリカ人サーファーの話によると、特にリバーマウスのポイントでシャークアタックが発生しているとのこと。2017年1月にオーストラリア人のサーファーがサメの被害に遭った事故は記憶に新しい。そして事故発生時にはいつも同じ条件が重なっているのでお伝えしておこうと思う。

1. 雨が降った後
2. 海水が茶色く濁っている
3. 早朝もしくは夕方

雨が降った後で水が茶色く濁った早朝もしくは夕方に事故が起きているのだ。サメは夜行性の種が多く、特に大人になったサメは夕方から早朝にかけて活発に捕獲活動を行うといわれている。川からの濁流によって海水が茶色く濁った時分、サーファーをカメや魚と見誤って攻撃してくるのだという。結論から申し上げるとバリアンでサーフィンをするのであれば雨季と朝夕は避けた方がいいということになるだろう。

バリアンで目撃されているサメは小型のものがほとんどで、今のところ死亡事故には至っていない。しかし油断は禁物であることは確かだ。バリアンでサーフィンを楽しむのであれば、雨の降らない乾季の時期に、朝はゆっくり、夕方は早めに、日中をサーフタイムとするのが良さそうだ。

ちなみにバリアン在住アメリカ人サーファーの彼は余裕の表情を浮かべながら「海が濁っていなかったらダイジョウブよ。あんまり気にしないでサーフィンしてるよ」と語ってくれた。10年以上そこで暮らしながらサーフィンをしている彼の感覚は一応参考になるかもしれない。

 


 

・サメ関連記事▶︎【シャークアタック】サメに遭遇したら心がけたい5つのこと

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この記事を書いたライター

有本圭

有本圭(KEI ARIMOTO)

有本圭(ありもと けい)
バリ島在住のフリーライター。2000年よりプロロングボーダーとしてコンテストで活躍する傍ら、旅行会社からのサポートを受けながらサーフボードと抱えて世界中を旅してまわる。プロツアーを引退した後、経営者としてのキャリアを経て、2012年に家族とともにバリ島へ移住。現在、ライターとしてサーフィンの魅力を伝えていくことに加え、ライフスタイル、バリのカルチャー、環境問題、家族、仕事などをテーマに幅広く執筆活動に励んでいる。
・Instagram→@keiarimoto
・Blog→sw-players.com/